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1 新天地は食事が美味い
神への依存は時に人を不幸にする
しおりを挟む「エルデル、先程よりのアウディー様に対する姿勢、見過ごせるモノではありませんよ?」
「申し訳ございません。我が身の未熟を恥じ、寛大な心を持てるよう精進致します」
どの口が。ファルナーの言葉に息を吐くように垂れ流される言葉には全く以て誠意が感じられない。ファルナーも分かっているようで、ふぅ、と短く息を吐いた。
「仕方ありません…。服をお脱ぎなさい」
「はいっ。……え?男のいる前で、ですか?」
「早く」
エルデルが驚くのも無理はない。アウディーも目算が外れて事が進んだ事に動揺した。予め【恩恵】を使い、好意を増やしてからと思っていたアウディーは、ファルナーの命令で顔を顰めながら服を脱ぐエルデルを見て思わず込み上げるモノを感じてしまった。
「貴方様の好みに添えますでしょうか」
「そうだな。まずは服を」
「はい、貴方様」
ファルナーは俺の言葉に従うと服を脱ぐ。エルデルはファルナーの裸体に嬉声を上げたが、嬉声はすぐに収まる事になる。自身の脱衣を終えたファルナーが俺の装備を外しだし、肌を晒され天を衝く硬く込み上げられたモノを愛撫し始めたからだ。
「司祭様っ、ファルナー様っ!?そんな事をしたら穢れてしまいますっ!」
「…ん、んっちゅ、これは貴女への罰です。貴女が心から悔い改めるまで、私はアウディー様にあぃ基、穢されます。貴方様、私をエルデルだと思って、厳しく躾てくださいませ。ハム…」
「エルデルの純潔を守ろうとする司祭様のお気持ち、しかと承った」
「やっ、止めて!止めろ!」
─言うならファルナーに言え─
アウディーに言っても止まる事はない。なぜなら動いているのはファルナーの方で、彼はただ身を硬くして立っているだけなのだ。
「貴方様、どうか受け止めてくださいまし」
アウディーの肩に腕を回し、硬いモノに跨ろうとするファルナーが甘い声を吐く。今までの関係なら躊躇う事なく突き入れているだろう。彼自身、早く快楽を得たいと感じていた。
「エルデル、お前の罪だ。どうする?」
ファルナーは彼だけに見えるよう頬を膨らませる。それがとても可愛く見えて、質問の返事を待たず唇を重ねた。絡み合う舌と、硬いモノに擦られる股がネチネチと聖なる場に相応しくない音を鳴らす。
「私に、私に罪を!お願いしますっ、私に罪をお与えくださいっ!」
エルデルは背を向けると上半身を倒して尻を突き出し、両手で尻肉を広げて罪を迎える支度を整えた。まだ濡れてもない股間の中心が、彼に穢される事を喜んでいるかのようにヒクヒクと蠢いて、彼は我慢の限界を超えた。彼はエルデルが見えてないのを好機と見るや、ファルナーの中へ捩じ込んだのだ。
「貴方様、罪を受ける決心に至ったエルデルに、慈悲を与えてあげてくださいませ」
─良い女だ…、抜くのは惜しい─
その時アウディーはとんでもない事を思い付いた。そしてそれを【恩恵】で叶えてしまった。
「あっ、あぐっ」「んっどうして…」
─俺の性器を1つ増やせ─
『アウディーの性器を、1つ増やしました。生殖能力はありません』
生殖能力のない性器が生えたアウディーがエルデルの中に捩じ込まれ、正面に抱き抱えたファルナーはエルデルの尻の上に座らされる。3人が連結され、最初に動き出したのは我慢出来なくなったファルナーだった。アウディーから子種を搾り取ろうと腰を振り、衝撃が尻を伝ったエルデルも否応なしに腰を動かされた。
「あっ、司祭様っ動いてはっ、いけませんっ、んっ!」
「貴女への罰なのですっ、しっかり果たしなさいっ、あんっ!」
腰砕けになりそうなエルデルの腕を取り、無理矢理姿勢を保たせるが、市井程度の肉体では然程も持たず、2人を抱えてベッドへ運んだ。
「ア、アウディ…ひゃまに、ちゅ~せ~と、ひんこうを…」
「私を…お見捨てになさらないで…」
それからは、エルデルが達する度に【恩恵】を与えてやった。
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