24 / 65
第24話 ダブルベッドとフェンの覚醒
しおりを挟む
静寂が、暖炉の火が爆ぜる音を際立たせる。
エリナの「二人で一緒に使う」という爆弾発言は、俺の思考回路を完全に焼き切っていた。俺の目の前で、彼女は頬を真っ赤に染め、潤んだ翠の瞳で俺の返事を待っている。その姿は、庇護欲をそそる小動物のようでもあり、こちらの理性を試す小悪魔のようでもあった。
どうする、俺。
普通の男なら、ここで彼女の真意を汲み取り、何かしらのアクションを起こすべきなのかもしれない。だが、生憎と俺は、恋愛経験など皆無に等しい、朴念仁の元荷物持ちだ。
俺は数秒間、真剣に考えた。
そして、至って合理的な結論に達した。
「……なるほどな」
俺は、ぽんと膝を打った。
「確かに、その方が合理的だ。ベッドを二つも作るのは単純に手間だし、黒鉄木だって無限じゃない。一つのベッドを共有すれば、スペースも有効活用できる。よし、エリナ、君の案を採用しよう!」
「え……あ、は、はい! 採用、ありがとうございます!」
俺の満面の笑みでの快諾に、エリナは一瞬、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたが、すぐにぱあっと表情を輝かせた。彼女が少しだけ、がっくりと肩を落としたように見えたのは、きっと気のせいだろう。
「よし、決まれば善は急げだ! 明日、早速、史上最高のダブルベッド作りに取り掛かるぞ!」
「ふふ、はい、主様! わたくしも、全力でお手伝いいたしますわ!」
こうして、俺たちの寝床問題は、実に合理的かつ平和的に解決された。俺は、自分の名采配に満足しながら、その夜はエリナにベッドを譲り、久しぶりに暖炉の前の床で眠った。不思議と、石の床の硬さは、もう気にならなかった。
翌日。
俺とエリナは、二人掛かりで、新しいベッドの製作に取り掛かった。設計思想は「二人で寝ても、お互いの存在が気にならないくらい、無駄に広く、快適なベッド」。
俺が『黒鉄木』を切り出し、エリナが魔法でそれを精密に加工していく。もはや、阿吽の呼吸だ。出来上がったのは、もはやダブルベッドというより、キングサイズを遥かに超えた、四人家族でも余裕で川の字になれそうな、巨大なベッドフレームだった。
「これだけ広ければ、寝相が悪くても安心だな!」
「はい、主様! これなら、わたくしが寝返りをうっても、主様の安眠を妨げることはございませんわね!」
次に、マットレスだ。俺たちは森へ向かい、『永眠の綿』を、それこそ山のように集めてきた。そのふわふわの綿を、エリナが魔法で織り上げた、絹のように滑らかな布袋に、これでもかと詰め込んでいく。完成したマットレスは、もはや雲の塊だった。
ベッドが完成に近づいた、その昼下がりのことだった。
暖炉の前で、ずっと眠り続けていたフェンが、もぞもぞと身じろぎした。そして、ゆっくりと、その瑠璃色の瞳を開けたのだ。
「あ、フェンが起きたぞ!」
俺とエリナは、作業の手を止め、急いで彼のそばに駆け寄った。
フェンは、ぱちくりと数回まばたきをすると、きょろきょろと周囲を見回した。そして、俺の顔を見つけると、その瞳を嬉しそうに細め、「きゃうん!」と元気な声を上げた。
次の瞬間、フェンは生まれたての子鹿のように、おぼつかない足取りで立ち上がると、一直線に俺の足元へと駆け寄ってきた。そして、俺のズボンの裾を、甘噛みするように、じゃれつき始めたのだ。
「お、おいおい、くすぐったいって!」
俺が笑いながらフェンを抱き上げると、彼は俺の顔をぺろぺろと舐め始めた。その仕草は、感謝と、全幅の信頼を伝えているかのようだった。
「よかった……すっかり元気になったようですわね」
エリナが、安堵の微笑みを浮かべる。
「神獣は、自らを死の淵から救いし者を、『魂の主』と認識し、生涯その忠誠を捧げると言われております。フェンはもう、完全にルイン様のことを、親であり、主であると認識しているのですわ」
「親、か……」
なんだか、くすぐったい気分だ。だが、腕の中で無邪気にじゃれてくるこの小さな命が、たまらなく愛おしい。
フェンは、俺にじゃれついた後、今度はエリナの方へと駆け寄った。そして、彼女の足元にすり寄ると、そのふさふさの尻尾を、ぶんぶんと振っている。エリナも、すっかりメロメロになった様子で、その白銀の毛皮を優しく撫でていた。
「いい子、いい子ですわ。あなたも、今日から大切な家族ですものね」
新しい家族が増え、俺たちの『安らぎの庭』は、さらに温かい光に満ちた気がした。
フェンはまだ幼く、やんちゃだった。興味津々に部屋の中を駆け回り、俺が作った黒鉄の椅子に頭をぶつけて「きゃいん!」と鳴いたり、幻光石の窓が放つ虹色の光を、前足で捕まえようとしたりしている。その一つ一つの仕草が、俺たちの心を和ませた。
夕方になる頃には、ついに、俺たちの新しいベッドが完成した。
巨大な黒鉄のフレームに、雲のようなマットレス。そして、ベッドの脇には、フェン専用の、小さな『永眠の綿』のベッドも設置した。
その夜。
俺とエリナは、少しだけ、ぎこちない雰囲気で、その巨大なベッドに並んで腰掛けた。フェンは、すでに自分のベッドで、安心しきったように丸くなっている。
「……広いな」
「……そうですわね」
当たり障りのない会話が、静かな部屋に響く。
これだけ広ければ、お互いに干渉することはない。そう頭ではわかっていても、隣にエリナがいるというだけで、どうにも落ち着かなかった。
「じゃ、じゃあ、俺はもう寝るからな。おやすみ、エリナ」
「は、はい! おやすみなさいませ、主様」
俺はそそくさと毛布代わりの『永眠の綿』にくるまり、壁側を向いて目を閉じた。背後から、エリナがベッドに横になる、衣擦れの音が聞こえてくる。
俺の心臓は、なぜか、さっきからずっとうるさく脈打っていた。
『永眠の綿』の、悪魔的な寝心地をもってしても、すぐには眠れそうにない。
だが、やがて、隣から聞こえてくる、エリナの穏やかな寝息と、足元で眠るフェンの、すー、すー、という小さな寝息が、不思議と俺の心を落ち着かせていった。
それは、今まで感じたことのない、温かくて、心地よい子守唄のようだった。
一人きりの完璧な楽園は、もうどこにもない。
その代わりに、俺は、かけがえのないものを手に入れたのかもしれない。
そんなことを考えながら、俺の意識は、いつの間にか、穏やかで深い眠りの海へと沈んでいった。三人で迎える、最初の夜。その静かな温もりだけが、俺の夢を優しく包んでいた。
エリナの「二人で一緒に使う」という爆弾発言は、俺の思考回路を完全に焼き切っていた。俺の目の前で、彼女は頬を真っ赤に染め、潤んだ翠の瞳で俺の返事を待っている。その姿は、庇護欲をそそる小動物のようでもあり、こちらの理性を試す小悪魔のようでもあった。
どうする、俺。
普通の男なら、ここで彼女の真意を汲み取り、何かしらのアクションを起こすべきなのかもしれない。だが、生憎と俺は、恋愛経験など皆無に等しい、朴念仁の元荷物持ちだ。
俺は数秒間、真剣に考えた。
そして、至って合理的な結論に達した。
「……なるほどな」
俺は、ぽんと膝を打った。
「確かに、その方が合理的だ。ベッドを二つも作るのは単純に手間だし、黒鉄木だって無限じゃない。一つのベッドを共有すれば、スペースも有効活用できる。よし、エリナ、君の案を採用しよう!」
「え……あ、は、はい! 採用、ありがとうございます!」
俺の満面の笑みでの快諾に、エリナは一瞬、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたが、すぐにぱあっと表情を輝かせた。彼女が少しだけ、がっくりと肩を落としたように見えたのは、きっと気のせいだろう。
「よし、決まれば善は急げだ! 明日、早速、史上最高のダブルベッド作りに取り掛かるぞ!」
「ふふ、はい、主様! わたくしも、全力でお手伝いいたしますわ!」
こうして、俺たちの寝床問題は、実に合理的かつ平和的に解決された。俺は、自分の名采配に満足しながら、その夜はエリナにベッドを譲り、久しぶりに暖炉の前の床で眠った。不思議と、石の床の硬さは、もう気にならなかった。
翌日。
俺とエリナは、二人掛かりで、新しいベッドの製作に取り掛かった。設計思想は「二人で寝ても、お互いの存在が気にならないくらい、無駄に広く、快適なベッド」。
俺が『黒鉄木』を切り出し、エリナが魔法でそれを精密に加工していく。もはや、阿吽の呼吸だ。出来上がったのは、もはやダブルベッドというより、キングサイズを遥かに超えた、四人家族でも余裕で川の字になれそうな、巨大なベッドフレームだった。
「これだけ広ければ、寝相が悪くても安心だな!」
「はい、主様! これなら、わたくしが寝返りをうっても、主様の安眠を妨げることはございませんわね!」
次に、マットレスだ。俺たちは森へ向かい、『永眠の綿』を、それこそ山のように集めてきた。そのふわふわの綿を、エリナが魔法で織り上げた、絹のように滑らかな布袋に、これでもかと詰め込んでいく。完成したマットレスは、もはや雲の塊だった。
ベッドが完成に近づいた、その昼下がりのことだった。
暖炉の前で、ずっと眠り続けていたフェンが、もぞもぞと身じろぎした。そして、ゆっくりと、その瑠璃色の瞳を開けたのだ。
「あ、フェンが起きたぞ!」
俺とエリナは、作業の手を止め、急いで彼のそばに駆け寄った。
フェンは、ぱちくりと数回まばたきをすると、きょろきょろと周囲を見回した。そして、俺の顔を見つけると、その瞳を嬉しそうに細め、「きゃうん!」と元気な声を上げた。
次の瞬間、フェンは生まれたての子鹿のように、おぼつかない足取りで立ち上がると、一直線に俺の足元へと駆け寄ってきた。そして、俺のズボンの裾を、甘噛みするように、じゃれつき始めたのだ。
「お、おいおい、くすぐったいって!」
俺が笑いながらフェンを抱き上げると、彼は俺の顔をぺろぺろと舐め始めた。その仕草は、感謝と、全幅の信頼を伝えているかのようだった。
「よかった……すっかり元気になったようですわね」
エリナが、安堵の微笑みを浮かべる。
「神獣は、自らを死の淵から救いし者を、『魂の主』と認識し、生涯その忠誠を捧げると言われております。フェンはもう、完全にルイン様のことを、親であり、主であると認識しているのですわ」
「親、か……」
なんだか、くすぐったい気分だ。だが、腕の中で無邪気にじゃれてくるこの小さな命が、たまらなく愛おしい。
フェンは、俺にじゃれついた後、今度はエリナの方へと駆け寄った。そして、彼女の足元にすり寄ると、そのふさふさの尻尾を、ぶんぶんと振っている。エリナも、すっかりメロメロになった様子で、その白銀の毛皮を優しく撫でていた。
「いい子、いい子ですわ。あなたも、今日から大切な家族ですものね」
新しい家族が増え、俺たちの『安らぎの庭』は、さらに温かい光に満ちた気がした。
フェンはまだ幼く、やんちゃだった。興味津々に部屋の中を駆け回り、俺が作った黒鉄の椅子に頭をぶつけて「きゃいん!」と鳴いたり、幻光石の窓が放つ虹色の光を、前足で捕まえようとしたりしている。その一つ一つの仕草が、俺たちの心を和ませた。
夕方になる頃には、ついに、俺たちの新しいベッドが完成した。
巨大な黒鉄のフレームに、雲のようなマットレス。そして、ベッドの脇には、フェン専用の、小さな『永眠の綿』のベッドも設置した。
その夜。
俺とエリナは、少しだけ、ぎこちない雰囲気で、その巨大なベッドに並んで腰掛けた。フェンは、すでに自分のベッドで、安心しきったように丸くなっている。
「……広いな」
「……そうですわね」
当たり障りのない会話が、静かな部屋に響く。
これだけ広ければ、お互いに干渉することはない。そう頭ではわかっていても、隣にエリナがいるというだけで、どうにも落ち着かなかった。
「じゃ、じゃあ、俺はもう寝るからな。おやすみ、エリナ」
「は、はい! おやすみなさいませ、主様」
俺はそそくさと毛布代わりの『永眠の綿』にくるまり、壁側を向いて目を閉じた。背後から、エリナがベッドに横になる、衣擦れの音が聞こえてくる。
俺の心臓は、なぜか、さっきからずっとうるさく脈打っていた。
『永眠の綿』の、悪魔的な寝心地をもってしても、すぐには眠れそうにない。
だが、やがて、隣から聞こえてくる、エリナの穏やかな寝息と、足元で眠るフェンの、すー、すー、という小さな寝息が、不思議と俺の心を落ち着かせていった。
それは、今まで感じたことのない、温かくて、心地よい子守唄のようだった。
一人きりの完璧な楽園は、もうどこにもない。
その代わりに、俺は、かけがえのないものを手に入れたのかもしれない。
そんなことを考えながら、俺の意識は、いつの間にか、穏やかで深い眠りの海へと沈んでいった。三人で迎える、最初の夜。その静かな温もりだけが、俺の夢を優しく包んでいた。
245
あなたにおすすめの小説
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
ゴミ鑑定だと追放された元研究者、神眼と植物知識で異世界最高の商会を立ち上げます
黒崎隼人
ファンタジー
元植物学の研究者、相川慧(あいかわ けい)が転生して得たのは【素材鑑定】スキル。――しかし、その効果は素材の名前しか分からず「ゴミ鑑定」と蔑まれる日々。所属ギルド「紅蓮の牙」では、ギルドマスターの息子・ダリオに無能と罵られ、ついには濡れ衣を着せられて追放されてしまう。
だが、それは全ての始まりだった! 誰にも理解されなかったゴミスキルは、慧の知識と経験によって【神眼鑑定】へと進化! それは、素材に隠された真の効果や、奇跡の組み合わせ(レシピ)すら見抜く超チートスキルだったのだ!
捨てられていたガラクタ素材から伝説級ポーションを錬金し、瞬く間に大金持ちに! 慕ってくれる仲間と大商会を立ち上げ、追放された男が、今、圧倒的な知識と生産力で成り上がる! 一方、慧を追い出した元ギルドは、偽物の薬草のせいで自滅の道をたどり……?
無能と蔑まれた生産職の、痛快無比なざまぁ&成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる