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第31話 塩と香辛料と世界の知識
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『安らぎの庭』での日々は、相変わらず穏やかに過ぎていた。
俺は、新しく作った燻製器で、『紫怨イモ』のベーコンならぬ「イモコン」作りに挑戦したり、エリナは、フェンのために、魔法で動く『黒鉄木』のおもちゃを作ってやったりと、それぞれの創造的な活動に勤しんでいた。
「わふっ! わふ!」
フェンは、自律的に動き回る黒いボールを、夢中で追いかけている。その姿は、もはや神獣の威厳など皆無で、ただの巨大な、愛らしい犬ころだった。
そんな平和な午後を、破る者がいた。
森の入り口の方角から、けたたましく鐘の音が聞こえてきたのだ。チリンチリン、と。それは、迷子にならないように、あるいは熊除けのために、行商人が馬車につける、あの鐘の音だった。
「……来たか」
俺は、燻製器の火加減を調整しながら、ニヤリと笑った。
あの音は、間違いなく、バッカスだ。
俺とエリナ、そしてフェンが家の前で待っていると、やがて、森の小道の向こうから、見覚えのある馬車が姿を現した。以前会った時よりも、馬車は新しく、そして立派になっている。馬も、たくましい駿馬に変わっていた。どうやら、王都での商売は、相当うまくいったらしい。
「ルイン様ーっ! エリナ様ーっ! フェン様ーっ! ただいま、戻りましたぞーっ!」
バッカスは、馬車から飛び降りると、満面の笑みで駆け寄ってきた。その服装も、以前のみすぼらしい旅装束ではなく、上質な生地で仕立てられた、豪奢な商人のものに変わっている。すっかり、羽振りが良くなったようだ。
「おう、バッカスさん。約束通り、来てくれたんだな」
「もちろんでございます! このバッカス、恩人との約束を違えるような、不義理な男ではございません!」
彼はそう言うと、馬車の荷台から、次々と大きな木箱を運び出し始めた。
「こちらが、ルイン様にご依頼いただいた品々でございます! まずは、塩! 西方の岩塩地帯でしか採れない、ミネラル豊富な最高級の岩塩に、南の海の、天日干しの粗塩! どちらも、料理の味を格段に引き立てる逸品でございます!」
彼は、ずっしりと重い塩の袋を、誇らしげに俺に差し出した。
俺は早速、その岩塩を少しだけ指に取り、舐めてみた。
『絶望の涙塩』のような複雑な旨味はないが、キリっとした、純粋な塩味が舌を刺激する。これだ。このストレートな塩味が、俺は欲しかったのだ。
「次に、香辛料! 東の国から取り寄せた、胡椒、ナツメグ、シナモン、クローブ! その他、わしが見繕った珍しいスパイスも、数十種類、お持ちいたしました!」
色とりどりの香辛料が詰められた小瓶が、ずらりと並べられる。それぞれの瓶から漂ってくる、エキゾチックで刺激的な香りが、俺の料理人としての魂を、激しく揺さぶった。
「そして、こちらが、書物でございます! 王都の知識人たちが血眼になって求める、古代史、魔法学、薬草学の専門書から、大陸中を旅した冒険家の手記、果ては、今、王都で流行りの恋愛小説まで! ありったけ、買い占めてまいりました!」
最後に彼が差し出したのは、うず高く積まれた、本の山だった。
俺は、その中の一冊、『アルビオン王国建国史』という、分厚い本を手に取った。革で装丁された表紙をめくると、インクの匂いと、古い紙の匂いが、ふわりと鼻をくすぐる。
そこには、俺が今まで知らなかった、この世界の歴史が、びっしりと書き記されていた。
「……すごいな。よく、これだけ集めてくれた」
俺が感心して言うと、バッカスは、さらに得意げに胸を張った。
「ふっふっふ。今のわしには、これくらい、造作もございません。なにせ、ルイン様からいただいた、あの『奇跡の薬』のおかげで、わしの店は、今や王都で一番の評判でして……」
「薬?」
俺は、彼の言葉に、首を傾げた。
「ああ、あの塗り薬か。あれ、そんなにすごかったのか?」
「すごいのなんの! もはや、奇跡そのものでございますよ! 今では、『神の雫』ならぬ、『賢者の軟膏』と呼ばれ、貴族の方々からも、引く手あまたで……」
どうやら、俺が適当に作ったあの軟膏が、外の世界では、とんでもない価値を持っているらしい。
まあ、俺にとっては、いくらでも作れるものだ。どうでもいい。それよりも、目の前の宝の山の方が、よっぽど重要だ。
「それで、代金はいくらだ? こないだ渡した『紫怨イモ』じゃ、足りないだろ」
「滅相もございません! こんなもの、すべて、あなた様への感謝の気持ちでございます! どうか、お納めください!」
バッカスは、頑として代金を受け取ろうとしない。
だが、それでは、こちらの気が済まない。
「……わかった。じゃあ、物々交換だ」
俺はそう言うと、地下の貯蔵庫から、新しい酒樽を一つ、運び出してきた。
「これは、俺が最近作った、新しい酒だ。芋の蒸留酒。かなり、美味いぞ。これと、その荷物を交換、ということでどうだ?」
俺が樽の栓を少しだけ開けると、中から、『紫怨の魂』の、甘く香ばしい、悪魔的な香りが漂い出した。
その香りを嗅いだ瞬間、バッカスの目の色が変わった。商人の、本能的な勘が、目の前の液体が、とんでもない価値を持つ『商品』であることを、告げていた。
「こ、この香りは……!? 『神の雫』とは、また違う……なんと、力強く、芳醇な……!」
「飲むか?」
「い、いいのでございますか!?」
俺は、バッカスに、ほんの少しだけ、『紫怨の魂』を振る舞ってやった。
彼は、震える手で杯を受け取り、それを、ごくりと飲み干した。
そして、次の瞬間。
「うまーーーーーいっ!!」
彼の絶叫が、魔瘴の森にこだました。
「な、なんなんですかい、この酒は!? 喉が焼けるような熱さの後に、天上の甘みが、脳髄を直接揺さぶるような……! こ、これは……売れる! 絶対に売れますぞ、ルイン様!」
バッカスは、完全に、商人の顔に戻っていた。
こうして、俺たちの二度目の取引は、無事に成立した。
バッカスは、新しい宝の山(紫怨の魂の樽)を、大切そうに馬車に積み込むと、後ろ髪を引かれるようにして、再び王都へと帰っていった。
「必ずや、このお酒の価値に見合う、最高のお宝を持って、また伺いますぞーっ!」
遠ざかっていく彼の声を聞きながら、俺は、手に入れたばかりの塩と香辛料、そして、本の山を眺めていた。
「さて、と」
俺は、ニヤリと笑った。
「エリナ、フェン。今日は、パーティーだ。新しいスパイスをふんだんに使った、特製のカレーを作るぞ!」
「かれー、でございますか?」
「わふん!」
新しい知識、新しい味。
俺の楽園での生活は、バッカスという、外の世界とのパイプラインを得たことで、また新しいステージへと進化を遂げようとしていた。
俺は、まだ知らない。
この、何気ない物々交換が、外の世界の経済を、そして、ある者たちの運命を、大きく揺り動かすことになるということを。
ただ、今夜のカレーが、きっととんでもなく美味くなるだろうということだけを、確信していた。
俺は、新しく作った燻製器で、『紫怨イモ』のベーコンならぬ「イモコン」作りに挑戦したり、エリナは、フェンのために、魔法で動く『黒鉄木』のおもちゃを作ってやったりと、それぞれの創造的な活動に勤しんでいた。
「わふっ! わふ!」
フェンは、自律的に動き回る黒いボールを、夢中で追いかけている。その姿は、もはや神獣の威厳など皆無で、ただの巨大な、愛らしい犬ころだった。
そんな平和な午後を、破る者がいた。
森の入り口の方角から、けたたましく鐘の音が聞こえてきたのだ。チリンチリン、と。それは、迷子にならないように、あるいは熊除けのために、行商人が馬車につける、あの鐘の音だった。
「……来たか」
俺は、燻製器の火加減を調整しながら、ニヤリと笑った。
あの音は、間違いなく、バッカスだ。
俺とエリナ、そしてフェンが家の前で待っていると、やがて、森の小道の向こうから、見覚えのある馬車が姿を現した。以前会った時よりも、馬車は新しく、そして立派になっている。馬も、たくましい駿馬に変わっていた。どうやら、王都での商売は、相当うまくいったらしい。
「ルイン様ーっ! エリナ様ーっ! フェン様ーっ! ただいま、戻りましたぞーっ!」
バッカスは、馬車から飛び降りると、満面の笑みで駆け寄ってきた。その服装も、以前のみすぼらしい旅装束ではなく、上質な生地で仕立てられた、豪奢な商人のものに変わっている。すっかり、羽振りが良くなったようだ。
「おう、バッカスさん。約束通り、来てくれたんだな」
「もちろんでございます! このバッカス、恩人との約束を違えるような、不義理な男ではございません!」
彼はそう言うと、馬車の荷台から、次々と大きな木箱を運び出し始めた。
「こちらが、ルイン様にご依頼いただいた品々でございます! まずは、塩! 西方の岩塩地帯でしか採れない、ミネラル豊富な最高級の岩塩に、南の海の、天日干しの粗塩! どちらも、料理の味を格段に引き立てる逸品でございます!」
彼は、ずっしりと重い塩の袋を、誇らしげに俺に差し出した。
俺は早速、その岩塩を少しだけ指に取り、舐めてみた。
『絶望の涙塩』のような複雑な旨味はないが、キリっとした、純粋な塩味が舌を刺激する。これだ。このストレートな塩味が、俺は欲しかったのだ。
「次に、香辛料! 東の国から取り寄せた、胡椒、ナツメグ、シナモン、クローブ! その他、わしが見繕った珍しいスパイスも、数十種類、お持ちいたしました!」
色とりどりの香辛料が詰められた小瓶が、ずらりと並べられる。それぞれの瓶から漂ってくる、エキゾチックで刺激的な香りが、俺の料理人としての魂を、激しく揺さぶった。
「そして、こちらが、書物でございます! 王都の知識人たちが血眼になって求める、古代史、魔法学、薬草学の専門書から、大陸中を旅した冒険家の手記、果ては、今、王都で流行りの恋愛小説まで! ありったけ、買い占めてまいりました!」
最後に彼が差し出したのは、うず高く積まれた、本の山だった。
俺は、その中の一冊、『アルビオン王国建国史』という、分厚い本を手に取った。革で装丁された表紙をめくると、インクの匂いと、古い紙の匂いが、ふわりと鼻をくすぐる。
そこには、俺が今まで知らなかった、この世界の歴史が、びっしりと書き記されていた。
「……すごいな。よく、これだけ集めてくれた」
俺が感心して言うと、バッカスは、さらに得意げに胸を張った。
「ふっふっふ。今のわしには、これくらい、造作もございません。なにせ、ルイン様からいただいた、あの『奇跡の薬』のおかげで、わしの店は、今や王都で一番の評判でして……」
「薬?」
俺は、彼の言葉に、首を傾げた。
「ああ、あの塗り薬か。あれ、そんなにすごかったのか?」
「すごいのなんの! もはや、奇跡そのものでございますよ! 今では、『神の雫』ならぬ、『賢者の軟膏』と呼ばれ、貴族の方々からも、引く手あまたで……」
どうやら、俺が適当に作ったあの軟膏が、外の世界では、とんでもない価値を持っているらしい。
まあ、俺にとっては、いくらでも作れるものだ。どうでもいい。それよりも、目の前の宝の山の方が、よっぽど重要だ。
「それで、代金はいくらだ? こないだ渡した『紫怨イモ』じゃ、足りないだろ」
「滅相もございません! こんなもの、すべて、あなた様への感謝の気持ちでございます! どうか、お納めください!」
バッカスは、頑として代金を受け取ろうとしない。
だが、それでは、こちらの気が済まない。
「……わかった。じゃあ、物々交換だ」
俺はそう言うと、地下の貯蔵庫から、新しい酒樽を一つ、運び出してきた。
「これは、俺が最近作った、新しい酒だ。芋の蒸留酒。かなり、美味いぞ。これと、その荷物を交換、ということでどうだ?」
俺が樽の栓を少しだけ開けると、中から、『紫怨の魂』の、甘く香ばしい、悪魔的な香りが漂い出した。
その香りを嗅いだ瞬間、バッカスの目の色が変わった。商人の、本能的な勘が、目の前の液体が、とんでもない価値を持つ『商品』であることを、告げていた。
「こ、この香りは……!? 『神の雫』とは、また違う……なんと、力強く、芳醇な……!」
「飲むか?」
「い、いいのでございますか!?」
俺は、バッカスに、ほんの少しだけ、『紫怨の魂』を振る舞ってやった。
彼は、震える手で杯を受け取り、それを、ごくりと飲み干した。
そして、次の瞬間。
「うまーーーーーいっ!!」
彼の絶叫が、魔瘴の森にこだました。
「な、なんなんですかい、この酒は!? 喉が焼けるような熱さの後に、天上の甘みが、脳髄を直接揺さぶるような……! こ、これは……売れる! 絶対に売れますぞ、ルイン様!」
バッカスは、完全に、商人の顔に戻っていた。
こうして、俺たちの二度目の取引は、無事に成立した。
バッカスは、新しい宝の山(紫怨の魂の樽)を、大切そうに馬車に積み込むと、後ろ髪を引かれるようにして、再び王都へと帰っていった。
「必ずや、このお酒の価値に見合う、最高のお宝を持って、また伺いますぞーっ!」
遠ざかっていく彼の声を聞きながら、俺は、手に入れたばかりの塩と香辛料、そして、本の山を眺めていた。
「さて、と」
俺は、ニヤリと笑った。
「エリナ、フェン。今日は、パーティーだ。新しいスパイスをふんだんに使った、特製のカレーを作るぞ!」
「かれー、でございますか?」
「わふん!」
新しい知識、新しい味。
俺の楽園での生活は、バッカスという、外の世界とのパイプラインを得たことで、また新しいステージへと進化を遂げようとしていた。
俺は、まだ知らない。
この、何気ない物々交換が、外の世界の経済を、そして、ある者たちの運命を、大きく揺り動かすことになるということを。
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