傍若無人な妹に奪われた婚約者を返されました

「もう私にはいらないからノワールに返すわ。良かったわね、結婚の目処が立って」

 美貌に優れ、聖女の力を持つエメラルダスはノワールにそう告げて肉塊を置いていった。その肉塊はエメラルダスの婚約者である騎士団長のジュドーだった。呪いによって肉塊へと姿を変えられてしまった姿だった。。
 そんなジュドーは元々ノワールの婚約者であったが、エメラルダスが奪い取った、という経緯があった。だからエメラルダスはノワールにジュドーを突き返したのであった。

 家族にも蔑まれ続けていたノワール。彼女には誰にも告げていない秘密があった。それは前世の力を引き継いでいること。その前世では魔女と呼ばれ忌み嫌われていたということ。

 今生ではその力は使うまいとノワールは誓ってはいた。が、肉塊へと姿を変えられて蔑まれるジュドーに前世の姿を重ね、可哀想に思いその力を奮う。
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