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3章
92話 原子番号80
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トラッカーを駆使して強調表示される敵を見ながら安全なルートを選び、たまに戦闘をして水銀の産出地でもある地点へと向かい続ける。
あくまでも目標と言うのは水銀の入手なので別に無理やり戦闘する必要は特にはない。じゃあ何で装備を新調し、スキルを上げて、レベリングしたのかって話になるのだが、単純に安定性を上げる為になる。
っていうか15レベルの時に2-2にいるオークの一撃を貰って46ダメージで一撃死だった。
だからレベルアップと防具の追加で37ダメージに抑えられただけでも十分な効果だ。
「ま、きついのは変わりないんだけどさ」
岩陰に隠れてオークが通り過ぎるのを待つ。目的の地点は中腹、大体4~6合目辺りにあるらしい。
まだ3合目くらいなのでもうちょいと言えばもうちょいではあるんだが、このダンジョンは入った時も言った通り人の気配がない。
プレイヤーがいればモンスターは狩られるうえに、リスポンまでの猶予があるから多少なりと進行がしやすくなる。なんなら他のプレイヤーが戦っているのを横目に通り抜けるって事も出来るし、使い所は多いわけだが、そういうのも出来ないのでとにかくひっそり進んで行くしかない。
「どのMMOもそうだけど、誰も狩ってないとか、用事もないからいかないマップって普通に存在するからなあ……」
レベルの高さ低さ関係無しに、ドロップ品にうま味があったゲームは何なら高レベル帯のプレイヤーが低レベルのモンスターをひたすら狩りまくるとか、レベル問わず乱獲しまくってそのドロップ品で稼ぐとかもあったんだが、そういうのすらないと言う事は本当に何もないんじゃないか、ここ。
だって殆どプレイヤーがいないから。
一応3合目まで来たわけだが、片手で数えれる程度のプレイヤーがいる程度で、他はまったくもってみない。そういえば迷って此処にやってきてオークやら土竜やらの初見コンボを食らって死に戻っていたのは見たな。
「本当に30レベルで来れるダンジョン……ではあるな、案外バランスは悪くないのか」
私みたいなガンナーとか生産職メインなのはきついのは確かだが、30もあれば熊と馬さえ気を付けておけば普通に立ち回れると思う、よっぽど下手なステ振りをしなければだが。
「で、何だかんだで気を付けて時間を掛ければ此処まで来れるのよね」
辿り着いた4合目で一息。
なかなか大変ではある行程だな、十分な水銀が欲しいからしばらく通ったりしそうだが、辰砂だった場合、取りに来る頻度がかなり上がる。
辰砂だが賢者の石と言われる赤石で、こいつは硫黄と水銀で構成されているっていう私にしては神アイテムになる可能性が高い。
もう一つのパターンは自然水銀で、垂れ流し系だ。こう言う時のためにガラス容器がいるんじゃないかな?液体関係はバケツがあるから大丈夫そうだけど。
そういえば昔は水銀を飲んだら不老不死になるとかどうとか言ってたのは有名な話、だから賢者の石とか言われるんだろうね、いろんな媒体で出てくるし。現実の歴史的に見るとマジで試したのは始皇帝だったかな。水銀自体は別に危険性はないんだけど、揮発したやつとか化合するとかそう言う事が起きると一気にやばい。なんなら水銀自体は飲んでもそのまま排出されたって記録もあるくらいだし?
末路がとち狂って不老不死とか騒いで水銀飲んで死ぬって知ってると王の堰堤のかっこよさとか全部吹っ飛ぶよなあ。
「どっちにしろ水銀が取れりゃ、私はいいからなあ」
閑話休題。
で、目的の鉱床を探すわけだが、こればかりはトラッカーでも追跡できないので地道に採掘ポイントのマーカーが出る所を探す事になる。こういう採掘ポイントとか探れるようなスキルとかありそうなんだけどなあ、ピンポイントで狙ったものしか見つけてないからそっち関係のスキルとかもそのうち見つけたい。
「採掘の音でばれたりしないでほしいな……オークの数がそこそこだから聴覚でこっち来るかもしれんし」
4合目でうろうろする事、数十分。やっと1つ目の鉱床を見つけたのでつるはしを振るう。いつものように硬質物同士がぶつかる音を辺りに響かせながらインベントリにアイテムが、ログが更新されていく。
とは言え、一応レア石扱いなので、そうそう簡単に出てくることはなく、鉄鉱石とくず鉄がぽろぽろと零れるくらい。
「まあ運はねえな……っていうかぽろっと出ただけで数発分の雷管は作れるわけだしなあ」
カイーンと軽快な音を響かせながらしばらく4合目1つ目の鉱床を叩きまくるわけだが、鉄鉱石くず鉄鉄鉱石くず鉄……うん、まあ外れだな。
「んー……ここじゃないな」
マップを開いて採掘地点にマーカーを打っておくがメモ帳に追加で採掘物を記載しておく。
「もう少し4合目を回ってなかったら上に行ってまた探すか」
何度か採掘、トラッカー、潜伏を繰り返し、鉱床をめぐりながら5合目の方へと進んで行く。
どこぞの特殊工作員みたいな事はできないので、隠れるだけしかできないわけだが。
一応上に行く程、高レベルモンスターの分布が多くなってはいくが、熊は勝手に同士討ちしてくれるし、馬は飛び跳ねるだけなので問題なし、むしろオークの数が減って進行しやすい気がする。
それでも熊とか見つかるとすごい勢いで爪を振り回してこっちに来るので油断すればやばい。モンスターにモンスターをぶつけて処理する方法とか発見しておかなかったら確実に詰んでた。
クラレベーアの特徴として、有視界に入ったものに対して殴りかかる特性がある特殊アクティブと言うのが大きい。5合目に上がってくるときに一度発見され、必死こいて走り逃げている時にオークの所にわざと突っ込み正面でかちあわせてからすぐに潜伏してみたが、そこで戦闘が起きてオークをボコボコにしてまたふらふらと相手を探すように動き始めた。
やっぱりモンスターそれぞれの特徴とか特性とかまとめて行くってのも楽しいかもしれん。
「地元じゃヒグマ最強だからなあ……熊ってほんとこえーわ」
見つけたらすぐに逃げろって言われるし、車で撥ねたらこっちのほうが被害を被るし、ろくでもないよ。
街中に出没したら夜の外出禁止とか食らうし。
「で、次の鉱床を見つけたわけで」
5合目に辿り着いてからしばらくして、やっと見つけた鉱床につるはしを同じように振るう。それにしても私以外に水銀取ってたやつがいるのかね?それとも攻略組がダンジョン情報を収集するときにぽろっと手に入ったのか?
そもそも水銀って使い所が結構限られるけど、鍛冶とかやってる人にとっちゃ合金をさくっと作れるってメリットがあると思ったのだが、そうでもないのかね……鉄には混和しないってのもあるし。あまりリアル重視にしたら制限とか面倒なのは確かだけど、使い道結構あると思うんだけどなあ。
水銀の剣とか作れたらかっこよくない?流動体の鞭みたいにしなるような奴とかさ。魔法とかゲーム的な処理でそういうの作れそうだし、水魔法とかあるんだから転用とかする人いないのね。
「生産職ってうま味が少ないとずっと貧乏で厳しいからなあ、SLv上げるのだってタダじゃないわけだし」
そんな事を言いながらつるはしを振るい、がんがんと鉱床を掘り進める。
鉱床2つ目、3つ目……何個か地点をじっくり時間を掛けながら歩き回る。
「ああ、もぉ、でねえなあ!」
力一杯つるはしを振るって思いっきり鉱床を砕く。どうせしばらくしたら復活するし、神経使いながら採掘すればいいだけ、と思っていたのだが。
「とか言ったら出るんだな、これが」
物欲センサーなのか諦めたらなのか知らないが、ログとインベントリに1つ収まっている赤い石を確認して思い切りため息。
「あー、やっぱ運ないわ、私」
つるはしを鉱床に立てかけてから煙草に火を付けて一服。一仕事片付いた後のご褒美って大事よね。
あくまでも目標と言うのは水銀の入手なので別に無理やり戦闘する必要は特にはない。じゃあ何で装備を新調し、スキルを上げて、レベリングしたのかって話になるのだが、単純に安定性を上げる為になる。
っていうか15レベルの時に2-2にいるオークの一撃を貰って46ダメージで一撃死だった。
だからレベルアップと防具の追加で37ダメージに抑えられただけでも十分な効果だ。
「ま、きついのは変わりないんだけどさ」
岩陰に隠れてオークが通り過ぎるのを待つ。目的の地点は中腹、大体4~6合目辺りにあるらしい。
まだ3合目くらいなのでもうちょいと言えばもうちょいではあるんだが、このダンジョンは入った時も言った通り人の気配がない。
プレイヤーがいればモンスターは狩られるうえに、リスポンまでの猶予があるから多少なりと進行がしやすくなる。なんなら他のプレイヤーが戦っているのを横目に通り抜けるって事も出来るし、使い所は多いわけだが、そういうのも出来ないのでとにかくひっそり進んで行くしかない。
「どのMMOもそうだけど、誰も狩ってないとか、用事もないからいかないマップって普通に存在するからなあ……」
レベルの高さ低さ関係無しに、ドロップ品にうま味があったゲームは何なら高レベル帯のプレイヤーが低レベルのモンスターをひたすら狩りまくるとか、レベル問わず乱獲しまくってそのドロップ品で稼ぐとかもあったんだが、そういうのすらないと言う事は本当に何もないんじゃないか、ここ。
だって殆どプレイヤーがいないから。
一応3合目まで来たわけだが、片手で数えれる程度のプレイヤーがいる程度で、他はまったくもってみない。そういえば迷って此処にやってきてオークやら土竜やらの初見コンボを食らって死に戻っていたのは見たな。
「本当に30レベルで来れるダンジョン……ではあるな、案外バランスは悪くないのか」
私みたいなガンナーとか生産職メインなのはきついのは確かだが、30もあれば熊と馬さえ気を付けておけば普通に立ち回れると思う、よっぽど下手なステ振りをしなければだが。
「で、何だかんだで気を付けて時間を掛ければ此処まで来れるのよね」
辿り着いた4合目で一息。
なかなか大変ではある行程だな、十分な水銀が欲しいからしばらく通ったりしそうだが、辰砂だった場合、取りに来る頻度がかなり上がる。
辰砂だが賢者の石と言われる赤石で、こいつは硫黄と水銀で構成されているっていう私にしては神アイテムになる可能性が高い。
もう一つのパターンは自然水銀で、垂れ流し系だ。こう言う時のためにガラス容器がいるんじゃないかな?液体関係はバケツがあるから大丈夫そうだけど。
そういえば昔は水銀を飲んだら不老不死になるとかどうとか言ってたのは有名な話、だから賢者の石とか言われるんだろうね、いろんな媒体で出てくるし。現実の歴史的に見るとマジで試したのは始皇帝だったかな。水銀自体は別に危険性はないんだけど、揮発したやつとか化合するとかそう言う事が起きると一気にやばい。なんなら水銀自体は飲んでもそのまま排出されたって記録もあるくらいだし?
末路がとち狂って不老不死とか騒いで水銀飲んで死ぬって知ってると王の堰堤のかっこよさとか全部吹っ飛ぶよなあ。
「どっちにしろ水銀が取れりゃ、私はいいからなあ」
閑話休題。
で、目的の鉱床を探すわけだが、こればかりはトラッカーでも追跡できないので地道に採掘ポイントのマーカーが出る所を探す事になる。こういう採掘ポイントとか探れるようなスキルとかありそうなんだけどなあ、ピンポイントで狙ったものしか見つけてないからそっち関係のスキルとかもそのうち見つけたい。
「採掘の音でばれたりしないでほしいな……オークの数がそこそこだから聴覚でこっち来るかもしれんし」
4合目でうろうろする事、数十分。やっと1つ目の鉱床を見つけたのでつるはしを振るう。いつものように硬質物同士がぶつかる音を辺りに響かせながらインベントリにアイテムが、ログが更新されていく。
とは言え、一応レア石扱いなので、そうそう簡単に出てくることはなく、鉄鉱石とくず鉄がぽろぽろと零れるくらい。
「まあ運はねえな……っていうかぽろっと出ただけで数発分の雷管は作れるわけだしなあ」
カイーンと軽快な音を響かせながらしばらく4合目1つ目の鉱床を叩きまくるわけだが、鉄鉱石くず鉄鉄鉱石くず鉄……うん、まあ外れだな。
「んー……ここじゃないな」
マップを開いて採掘地点にマーカーを打っておくがメモ帳に追加で採掘物を記載しておく。
「もう少し4合目を回ってなかったら上に行ってまた探すか」
何度か採掘、トラッカー、潜伏を繰り返し、鉱床をめぐりながら5合目の方へと進んで行く。
どこぞの特殊工作員みたいな事はできないので、隠れるだけしかできないわけだが。
一応上に行く程、高レベルモンスターの分布が多くなってはいくが、熊は勝手に同士討ちしてくれるし、馬は飛び跳ねるだけなので問題なし、むしろオークの数が減って進行しやすい気がする。
それでも熊とか見つかるとすごい勢いで爪を振り回してこっちに来るので油断すればやばい。モンスターにモンスターをぶつけて処理する方法とか発見しておかなかったら確実に詰んでた。
クラレベーアの特徴として、有視界に入ったものに対して殴りかかる特性がある特殊アクティブと言うのが大きい。5合目に上がってくるときに一度発見され、必死こいて走り逃げている時にオークの所にわざと突っ込み正面でかちあわせてからすぐに潜伏してみたが、そこで戦闘が起きてオークをボコボコにしてまたふらふらと相手を探すように動き始めた。
やっぱりモンスターそれぞれの特徴とか特性とかまとめて行くってのも楽しいかもしれん。
「地元じゃヒグマ最強だからなあ……熊ってほんとこえーわ」
見つけたらすぐに逃げろって言われるし、車で撥ねたらこっちのほうが被害を被るし、ろくでもないよ。
街中に出没したら夜の外出禁止とか食らうし。
「で、次の鉱床を見つけたわけで」
5合目に辿り着いてからしばらくして、やっと見つけた鉱床につるはしを同じように振るう。それにしても私以外に水銀取ってたやつがいるのかね?それとも攻略組がダンジョン情報を収集するときにぽろっと手に入ったのか?
そもそも水銀って使い所が結構限られるけど、鍛冶とかやってる人にとっちゃ合金をさくっと作れるってメリットがあると思ったのだが、そうでもないのかね……鉄には混和しないってのもあるし。あまりリアル重視にしたら制限とか面倒なのは確かだけど、使い道結構あると思うんだけどなあ。
水銀の剣とか作れたらかっこよくない?流動体の鞭みたいにしなるような奴とかさ。魔法とかゲーム的な処理でそういうの作れそうだし、水魔法とかあるんだから転用とかする人いないのね。
「生産職ってうま味が少ないとずっと貧乏で厳しいからなあ、SLv上げるのだってタダじゃないわけだし」
そんな事を言いながらつるはしを振るい、がんがんと鉱床を掘り進める。
鉱床2つ目、3つ目……何個か地点をじっくり時間を掛けながら歩き回る。
「ああ、もぉ、でねえなあ!」
力一杯つるはしを振るって思いっきり鉱床を砕く。どうせしばらくしたら復活するし、神経使いながら採掘すればいいだけ、と思っていたのだが。
「とか言ったら出るんだな、これが」
物欲センサーなのか諦めたらなのか知らないが、ログとインベントリに1つ収まっている赤い石を確認して思い切りため息。
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