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光先生作『押し弱な俺が転生したら、ハーレムで石油王に激愛されました。』序章
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「はーい!ゆうた~ん♡たっだいまぁ♡ゆうたんの旦那さまが帰ってきましたよ~」
「わぁっ!まさと、おかえりぃぃ♡」
マサトが取材旅行から帰ってきた!やった一週間ぶりのマサトだ!
俺は、マサトに抱きつこうと走り出した足を引っ込めた。
何故なら、若干後ろめたいからだっ!
マサトの不在中にやった編集のバイトで、またエッチな事態に巻き込まれてしまったのだ。
あれから光先生のエッチな要求に数日付き合ったところで、先生のインスピレーションが湧きまくったらしく、無事解放されたのだが…
最悪の事態は免れたものの、ちょっと目を合わせずらい。
俺は気まずさを振り払うように、マサトに明るく声をかけた。
「マサト、夕飯できてるよ!お風呂も沸いてるし!ゆっくりしてよ。」
「はわわぁぁぁ♡ゆうたん!!なんて出来た奥さんなんら!もう、だいちゅきぃぃーーー♡」
興奮したマサトが抱きついてきた!
どっす~~~ん!!
勢いに耐えきれず俺はマサト諸共ひっくり返った。
「もう!ましゃとったらぁ!急に抱きついたら危ないぃ~っ。」
「ん~ん♡だって、俺、ゆうたん成分すっからかんなんだもん!飯も風呂も後でいいから、ゆうたん頂戴♡♡」
覆い被さったマサトに、猛烈な勢いでほっぺにチューされる。
ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡
「ああ~ん♡ましゃと、やめてよぉ!」
マサトの顔をぎゅーっと押し戻す。
すると、ようやく顔を離したマサトが、ニッコリ笑う。
「ふふ♡ゆうや、ただいま♡」
「うん♡マサト、おかえり♡」
ちょっと気まずい気持ちも、マサトのイケボで吹っ飛んだ。
二人で夕食を食べ、お風呂に入って、マサトのお土産話をいっぱい聞いて、あっと言う間に寝る時間になった。
先に寝室に入ったマサトがベッドサイドに置いてあった読みかけの本に目を留めた。
「あれ?ゆうたん、漫画以外読むなんて珍しいじゃん。」
「あっ…、ちょ…」
止めようと手を伸ばしたが、間に合わずマサトがバラバラとページを捲る。
「へー、絵がなんか女性向けっぽいね~………
…、、って、これBL本じゃん!しかも、バリバリのR指定ーーーー!!!ゆ、ゆうたんの腐男子ィ~~~!!。゚(゚´Д`゚)゚。」
「うわぁぁぁーー!そ、それ以上ページをめくるなぁぁぁぁ!==( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」
…じ、実は、光先生に押し付けられた著書『押し弱な俺が転生したら、ハーレムで石油王に激愛されました。』(全5巻)を、軽い気持ちで読み始めたらどハマりしてしまったのだ。
タイトルからして説明するまでもないが、転生した冴えない押し弱青年が、イケメン石油王に見初められ、ハーレム内で成り上がっていくというストーリーだ。
通称『押し弱ハーレム』!!
石油王が時と場所を選ばず、初な青年を執着気味に自分のものにしようとする描写がすっごくえっちっちなのだ!
マサトが居ない間の寂しさをこの本を読んで発散していたと言っても過言ではない、光先生の名作!!
先生は変態だが、その変態が良い意味で生かされた良作!!
……
しかし、そんな事をマサトに言えるはずもなく…
「お、お客さんに勧められたからっ…し、仕方なく読んでたのっ…//」
俺は、それだけ言って、その本をマサトの手から奪い取って枕の下に押し込んだのだ。
しかし、まさかそれが俺をアラビアンナイトに導いてくれるおまじないになるなんて、夢にも思わなかったのだ…。
「わぁっ!まさと、おかえりぃぃ♡」
マサトが取材旅行から帰ってきた!やった一週間ぶりのマサトだ!
俺は、マサトに抱きつこうと走り出した足を引っ込めた。
何故なら、若干後ろめたいからだっ!
マサトの不在中にやった編集のバイトで、またエッチな事態に巻き込まれてしまったのだ。
あれから光先生のエッチな要求に数日付き合ったところで、先生のインスピレーションが湧きまくったらしく、無事解放されたのだが…
最悪の事態は免れたものの、ちょっと目を合わせずらい。
俺は気まずさを振り払うように、マサトに明るく声をかけた。
「マサト、夕飯できてるよ!お風呂も沸いてるし!ゆっくりしてよ。」
「はわわぁぁぁ♡ゆうたん!!なんて出来た奥さんなんら!もう、だいちゅきぃぃーーー♡」
興奮したマサトが抱きついてきた!
どっす~~~ん!!
勢いに耐えきれず俺はマサト諸共ひっくり返った。
「もう!ましゃとったらぁ!急に抱きついたら危ないぃ~っ。」
「ん~ん♡だって、俺、ゆうたん成分すっからかんなんだもん!飯も風呂も後でいいから、ゆうたん頂戴♡♡」
覆い被さったマサトに、猛烈な勢いでほっぺにチューされる。
ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡
「ああ~ん♡ましゃと、やめてよぉ!」
マサトの顔をぎゅーっと押し戻す。
すると、ようやく顔を離したマサトが、ニッコリ笑う。
「ふふ♡ゆうや、ただいま♡」
「うん♡マサト、おかえり♡」
ちょっと気まずい気持ちも、マサトのイケボで吹っ飛んだ。
二人で夕食を食べ、お風呂に入って、マサトのお土産話をいっぱい聞いて、あっと言う間に寝る時間になった。
先に寝室に入ったマサトがベッドサイドに置いてあった読みかけの本に目を留めた。
「あれ?ゆうたん、漫画以外読むなんて珍しいじゃん。」
「あっ…、ちょ…」
止めようと手を伸ばしたが、間に合わずマサトがバラバラとページを捲る。
「へー、絵がなんか女性向けっぽいね~………
…、、って、これBL本じゃん!しかも、バリバリのR指定ーーーー!!!ゆ、ゆうたんの腐男子ィ~~~!!。゚(゚´Д`゚)゚。」
「うわぁぁぁーー!そ、それ以上ページをめくるなぁぁぁぁ!==( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」
…じ、実は、光先生に押し付けられた著書『押し弱な俺が転生したら、ハーレムで石油王に激愛されました。』(全5巻)を、軽い気持ちで読み始めたらどハマりしてしまったのだ。
タイトルからして説明するまでもないが、転生した冴えない押し弱青年が、イケメン石油王に見初められ、ハーレム内で成り上がっていくというストーリーだ。
通称『押し弱ハーレム』!!
石油王が時と場所を選ばず、初な青年を執着気味に自分のものにしようとする描写がすっごくえっちっちなのだ!
マサトが居ない間の寂しさをこの本を読んで発散していたと言っても過言ではない、光先生の名作!!
先生は変態だが、その変態が良い意味で生かされた良作!!
……
しかし、そんな事をマサトに言えるはずもなく…
「お、お客さんに勧められたからっ…し、仕方なく読んでたのっ…//」
俺は、それだけ言って、その本をマサトの手から奪い取って枕の下に押し込んだのだ。
しかし、まさかそれが俺をアラビアンナイトに導いてくれるおまじないになるなんて、夢にも思わなかったのだ…。
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