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弟から手紙が届きました
第五十八話
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キスのあと、ローラン様が僕の名を呼んだ。
そしてぎゅっと僕を抱きしめる。
「エディ……。したい……」
「……はい。僕も……」
ローラン様は小さく頷き、部屋に鍵をかけた。
「大丈夫だ。一人でできる」
ドアの前でローランがそう呟いたのが聞こえたけど、僕は聞こえないふりをした。
ベッドに戻ってきたローラン様は、少し緊張している様子だった。ぎくしゃくと僕の服を脱がせ、ローラン様自身も裸になる。……まだちょっとキスしただけなのに、ローラン様のペニスが勃起していた。(僕はおしりが濡れているから人のことを言えないけれど)
「エディ……」
「ん……」
ローラン様は僕の隣に横たわり、優しいキスをしてくれた。そのまま抱きしめられ、僕とローラン様のペニスがつんと当たった。
「~~……」
それがなんだか照れくさくて、僕は俯いた。
面白がったローラン様が僕の腰を抱き寄せる。
「あっ……」
ぴったりと僕たちのペニスがくっついた。
(こうして見ると僕のペニスちっさいなあ……。ローラン様のペニスが大きいのかな……)
「ふっ……!?」
控えめにだが、ローラン様の腰がちょっと動いた。ローラン様のペニスが僕のペニスを擦りあげたせいで、僕の体がぴくんと跳ねる。
……ローラン様のカウパーで僕のペニスが濡れる。ぬるぬるとした感覚が余計に僕を変な気持ちにさせた。
ローラン様が耳元で囁く。
「エディのペニスはかわいいな。擦るたびにピクピクしている」
「だ、だって……なんだかこれ……すごく、気持ちよくて……っ」
「それに、ここも――」
「あっ……!」
ローラン様の指が僕のアナルを撫でる。
「――濡れているな」
「~~……」
ローラン様はふふっと笑い、そっとアナルに指を指し込んだ。
「あぁぁぁ……っ」
「気持ちいいか?」
「はいっ……、んっ、んんっ……」
ペニスをペニスで擦られながら、指を中に入れられて、早くも頭がふわふわしてきた。
「あっ……ローラン様っ……。……んっ?」
「? どうした?」
「……」
強くしがみついた勢いで、僕の指がローラン様の脚の付け根に触れた。
そのとき、ぬるっとしたものが指を濡らしたのだ。
指に付いたものがロジェの精液だと悟るのに、そう時間はかからなかった。
「……」
「エディ? どうしたんだ、急に黙り込んで。痛かったか?」
「……いえ。でも、あの……」
「ふっ……!?」
僕は指でローラン様のアナルをこじ開け、指を根元まで押し込んだ。
「あぁぁ……!? おいっ、エディ……っ、何をしている……!!」
「ローラン様……。ロジェさんと性交したことは怒りませんが……」
「んんんっ……!!」
僕は濡れた指をローラン様に見せつける。
「ロジェさんの精液を体に入れたままなのはいやです」
「あっ……」
ローラン様の顔が青ざめ、僕からさっと目を逸らした。
「す、すまない……」
「……掻き出していいですか?」
「えっ」
「ロジェさんの精液がローラン様の中に入ったままなのいやだから……掻き出したいです……」
「エディがか?」
「はい……」
「指で?」
「はい……」
ローラン様は少しだけためらったあと、小さく頷いた。
「……分かった。だが、あまり僕の顔は見ないでくれ」
それから僕たちは抱き合い、お互いのアナルに指を指し込み合った。
「っ……、ふ……っ、……っ」
ローラン様が必死に声を抑えようとしているのが分かった。
見るなと言われたけれど、おしりを触られているときのローラン様がどんな顔をしているのか気になってしょうがない。僕は欲望に抗えず、こっそりと顔を上げた。
「っ……!」
そこには、僕が見たことのないローラン様の顔があった。
目をきゅっと閉じている。感じたくない快感を得てしまって困っているような、そんな顔だ。頬を染めていて、表情が挿入しているときよりも……少し、女の人のような艶めかしさと儚さがあった。
ローラン様の瞼が微かに上がったかと思えば、先ほどの表情が消え失せた。
「見るなと言っただろう」
「ご、ごめんなさい……」
「まったく……」
「あぁぁっ!?」
ローラン様の手の動きが激しくなった。同時に、僕のペニスももう片方の手で刺激する。
「あっ! あぁっ、あっ、ローラン様っ……! やめっ……!」
「散々僕のアナルを弄んだんだ。もうロジェの精液なんて全部掻き出せたろう?」
ローラン様は僕を仰向けにさせ、アナルとペニスを刺激しつつ僕の乳首に吸い付いた。
「んぁぁっ! やっ……もうっ、それ以上気持ちよくしないでぇっ……!! あっ、あぁっ……!!」
「だからもう、僕のアナルをいじろうなんて思える余裕がなくなるようにしてやる」
「あっ、あっ……! ローラン様っ、もうっ、イッ……イキそうです……っ!」
「どっちでだ」
「どっちもっ……どっちもぉっ……!! あぁぁっ!!」
中が痙攣すると同時に、ペニスから勢いよく精液が噴き出した。
「あ……あ……」
「……」
ローラン様が僕のアナルから抜いた指を一目見て、クスッと笑った。
「エディ。たくさん濡れたようだな。指がふやけている」
「あ……、あぁ……」
「おい、大丈夫か?」
ローラン様が僕の顔を覗き込む。僕はローラン様の首に腕を回し、抱き寄せた。
そのまま僕たちはしばらくキスをした。
そしてぎゅっと僕を抱きしめる。
「エディ……。したい……」
「……はい。僕も……」
ローラン様は小さく頷き、部屋に鍵をかけた。
「大丈夫だ。一人でできる」
ドアの前でローランがそう呟いたのが聞こえたけど、僕は聞こえないふりをした。
ベッドに戻ってきたローラン様は、少し緊張している様子だった。ぎくしゃくと僕の服を脱がせ、ローラン様自身も裸になる。……まだちょっとキスしただけなのに、ローラン様のペニスが勃起していた。(僕はおしりが濡れているから人のことを言えないけれど)
「エディ……」
「ん……」
ローラン様は僕の隣に横たわり、優しいキスをしてくれた。そのまま抱きしめられ、僕とローラン様のペニスがつんと当たった。
「~~……」
それがなんだか照れくさくて、僕は俯いた。
面白がったローラン様が僕の腰を抱き寄せる。
「あっ……」
ぴったりと僕たちのペニスがくっついた。
(こうして見ると僕のペニスちっさいなあ……。ローラン様のペニスが大きいのかな……)
「ふっ……!?」
控えめにだが、ローラン様の腰がちょっと動いた。ローラン様のペニスが僕のペニスを擦りあげたせいで、僕の体がぴくんと跳ねる。
……ローラン様のカウパーで僕のペニスが濡れる。ぬるぬるとした感覚が余計に僕を変な気持ちにさせた。
ローラン様が耳元で囁く。
「エディのペニスはかわいいな。擦るたびにピクピクしている」
「だ、だって……なんだかこれ……すごく、気持ちよくて……っ」
「それに、ここも――」
「あっ……!」
ローラン様の指が僕のアナルを撫でる。
「――濡れているな」
「~~……」
ローラン様はふふっと笑い、そっとアナルに指を指し込んだ。
「あぁぁぁ……っ」
「気持ちいいか?」
「はいっ……、んっ、んんっ……」
ペニスをペニスで擦られながら、指を中に入れられて、早くも頭がふわふわしてきた。
「あっ……ローラン様っ……。……んっ?」
「? どうした?」
「……」
強くしがみついた勢いで、僕の指がローラン様の脚の付け根に触れた。
そのとき、ぬるっとしたものが指を濡らしたのだ。
指に付いたものがロジェの精液だと悟るのに、そう時間はかからなかった。
「……」
「エディ? どうしたんだ、急に黙り込んで。痛かったか?」
「……いえ。でも、あの……」
「ふっ……!?」
僕は指でローラン様のアナルをこじ開け、指を根元まで押し込んだ。
「あぁぁ……!? おいっ、エディ……っ、何をしている……!!」
「ローラン様……。ロジェさんと性交したことは怒りませんが……」
「んんんっ……!!」
僕は濡れた指をローラン様に見せつける。
「ロジェさんの精液を体に入れたままなのはいやです」
「あっ……」
ローラン様の顔が青ざめ、僕からさっと目を逸らした。
「す、すまない……」
「……掻き出していいですか?」
「えっ」
「ロジェさんの精液がローラン様の中に入ったままなのいやだから……掻き出したいです……」
「エディがか?」
「はい……」
「指で?」
「はい……」
ローラン様は少しだけためらったあと、小さく頷いた。
「……分かった。だが、あまり僕の顔は見ないでくれ」
それから僕たちは抱き合い、お互いのアナルに指を指し込み合った。
「っ……、ふ……っ、……っ」
ローラン様が必死に声を抑えようとしているのが分かった。
見るなと言われたけれど、おしりを触られているときのローラン様がどんな顔をしているのか気になってしょうがない。僕は欲望に抗えず、こっそりと顔を上げた。
「っ……!」
そこには、僕が見たことのないローラン様の顔があった。
目をきゅっと閉じている。感じたくない快感を得てしまって困っているような、そんな顔だ。頬を染めていて、表情が挿入しているときよりも……少し、女の人のような艶めかしさと儚さがあった。
ローラン様の瞼が微かに上がったかと思えば、先ほどの表情が消え失せた。
「見るなと言っただろう」
「ご、ごめんなさい……」
「まったく……」
「あぁぁっ!?」
ローラン様の手の動きが激しくなった。同時に、僕のペニスももう片方の手で刺激する。
「あっ! あぁっ、あっ、ローラン様っ……! やめっ……!」
「散々僕のアナルを弄んだんだ。もうロジェの精液なんて全部掻き出せたろう?」
ローラン様は僕を仰向けにさせ、アナルとペニスを刺激しつつ僕の乳首に吸い付いた。
「んぁぁっ! やっ……もうっ、それ以上気持ちよくしないでぇっ……!! あっ、あぁっ……!!」
「だからもう、僕のアナルをいじろうなんて思える余裕がなくなるようにしてやる」
「あっ、あっ……! ローラン様っ、もうっ、イッ……イキそうです……っ!」
「どっちでだ」
「どっちもっ……どっちもぉっ……!! あぁぁっ!!」
中が痙攣すると同時に、ペニスから勢いよく精液が噴き出した。
「あ……あ……」
「……」
ローラン様が僕のアナルから抜いた指を一目見て、クスッと笑った。
「エディ。たくさん濡れたようだな。指がふやけている」
「あ……、あぁ……」
「おい、大丈夫か?」
ローラン様が僕の顔を覗き込む。僕はローラン様の首に腕を回し、抱き寄せた。
そのまま僕たちはしばらくキスをした。
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