エルフな私と勇者様

 私は勇者様のはからいもあって、アルバート伯爵家の養女になった。それが、どうしてこうなったのだろう。ベッドの上で、勇者さまと、なぜか、激しい攻防を繰り広げている。
「どうして、どうして、ここにいるの? なぜ、こんなことするんですか!!」
 迫ってくる唇に抵抗しながら、私は叫んだ。
「なんでとは? 見て分からないのか、夜這いなのだが」
 魅了されてしまいそうな低いお声で、そんなことをおっしゃるのは、私の上に乗りかかっている男性、彼の名前は、エルネスト・アーベル。エルフな私に夜這いをかけようとする勇者さまだった。
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