感染。

4章〜幸か不幸か〜

変化

手を縛られ椅子に座らされていた猫目は今にも泣き出しそうな目でこっちを向き、なにか言いたそうだった
俺だったらここで助けに来た奴の名前を口にするだろうと思い
「竜久…」俺の名前だよ
そう言うと猫目が泣きじゃくりながら
「た…たつ…竜久!」
そんなやり取りをしてると女が言った
「いちゃいちゃ、タイムは終わり、早く取引だ」
俺は取り乱しながら物を渡した
「ふん、まぁいい、取引は守る、私のルール」
俺はホットした、正直取引は成立しないような気がしてて、後ろの腰にハンドガンを隠してた
無事に猫目は解放され、俺に抱きついてきた
「竜久……。ありがとう…ありがとう」ｸﾞｽﾝ
泣きながら抱きついてきた猫目と何故かここで美里と被せてしまった、まだ心に残ってるのか
それよりも思ったことは、そう男ならではの問題、胸が……でかい……。俺は頭を横にブンブン振り、心を落ち着かせた
「おう、無事でよかったよ!、そうだ、キャンプを見つけたんだ、そこに滞在しよう」
猫目はキョトンとした表情を浮かべ
「キャンプ?、安全な場所ならいいわ!」 
猫目の同意の元キャンプに向かった

キャンプの大きな門が開き髭を生やした大男、そうこのキャンプのリーダだ、名前はそう言えば聞いてなかった、後で聞こう
「ほぉ～、戻ったか、お前の目に嘘はなかったからな、信じてたんだよ」
そう言うと笑みを浮かべた
「おう、戻るっていっただろ?」
少しカッコつけてみた
「まぁいい、お前達は今日からうちのキャンプのメンバーだ、よろしく頼むぞ」 
ここに戻って正解だった心からそう思えた何故なら安全だからだ、何もかも揃ってる
「そういえば、名前は?」
「俺は、竜久、こっちは、猫目」
猫目はかるく会釈した
「猫目？まぁいい、宜しくな、俺の名前は、喝正だ(かつまさ)だ」
「あぁ、よろしく!」
それから、俺と猫目の寮それぞれの場所に行こう思い、一旦別れることに、すると猫目が振り返り
「あんた…ｺﾞﾎﾝ、竜久、なんか逞しくなったね」
「そっ、そうか？、ありがと」 
そう言って2人別れた
俺は寮入り、歓迎会かなんかに参加した、俺の歓迎会みたいだ、
酒がある、食べ物も、泣き出しそうだった
女子寮の方も騒がしい、あっちも歓迎会があってるみたいだ
猫目もすごく喜んでるだろうな
酒は飲まないか心配だ、まだ高校生だからな
「よぉ～新入り飲んでるか?!」 
そう言ってきたのは、慎太だった、そう、銃を向けてきた男も今じゃ仲間だ
「あっ、あぁ、飲んでるよ」
そう言うと嬉しそうな顔して去っていった
歓迎会も終わり
自分の部屋に戻った、部屋は一人部屋だ、お風呂や、トイレ最低限のものは部屋にある
朝は6時起きらしい、夕方の6時まで仕事だ
内容は聞かされてない
猫目は何してるだろうか、酒は飲んでないよな
そんな事を考えながら、俺は眠りに入った。