転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~

結笑-yue-

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1.0歳編

115.精霊様との話

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エリアーナSide

状況がとっ散らかっているが、精霊様達も登場してくれたし、後で父様達に話そうと思っていたことの一つを話す。
「リア:父しゃま、リア相談ありましゅ。魔法の訓練、皆んなにして欲しいでしゅ。精霊しゃまたちもお願いしましゅ」

お祖父様たちに促され、全員がようやく席についたのを確認してから話を切り出す。
私が生まれてからカルティール家は、真の魔法の使い方や歴史、魔法の勉強に訓練をしてきた。
そのおかげで、今では家族に使用人皆んなが正しく学び、四六時中魔力を体に巡らせ、魔力操作ができるようになった。

中には、苦手属性を克服した人や、新たに精霊と契約した人までいる。
そのことは、すでに王家や公爵家には伝わっていると聞いている。
なので、実際にカルティール家の誰かが先生となり、他家に教えてもいいのではないかと提案する。
そしてその暁には、レイン達が私みたいに制御の魔道具を付けずに済むようになるのではないかと話す。

「ライル:それは本当かい?リアちゃん。イザベラが苦しい思いを減らせるなら私は勉強も訓練も頑張りたい!」
ベラのお父様のライルおじ様が驚きと感動を滲ませ、やる気を出す。
確かに、ベラはとてもたくさんの制御の魔道具を付けている。
今の時点では外すことはできないだろうし、苦しい思いもたくさんしているのだろう。

「リア:頑張りぇば、ベラは楽ににゃれましゅ。リアも保有魔力多いけど、魔道具いりゃない。だいじぶ」
すると、ベラが泣き出す。
凛としたベラがハラハラと泣いている。

「イザベラ:……頑張りぇば……リアみたいになりぇる?」
私は力強く頷く。

頑張れば、たくさんの魔道具からも解放される。
それにたくさんの魔法が使えて、たくさんの精霊と契約できる。
大事な人を守れる。
拙いながらもそう伝える。
ベラのお母様のエイミーおば様も涙ぐんでいる。

「イザベラ:やる!頑張りゅ。おちえて下しゃい、リア」
「レインハルト:僕にもお願いしましゅ」
「クリスティア:わたちもやる!」
「ディオン:僕も頑張りゅ」
「シェリル:わたちも!」

子供たちはとてもやる気だ。
大人たちも子供たちの様子にやる気満々だ。
私は、父様たちに視線を向ける。
「父:私たちでよければいくらでも教えますよ」

その後精霊様たちに視線を向ける。
『風:姫様の頼み故、我らもしっかり教えよう。その代わりスパルタぞ』
精霊様たちも直々に教えてくれることになり、皆んなさらにやる気だ。

その後はどうやって授業をするかの話し合いと、今後の日程を決めて解散になった。
気づけば夕方になっていた。

次は、3日後ーーー。
カルティール家で全員集合だ。
また会えるのを楽しみにして、帰路に着いた。

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