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もふもふの世界へ
目が覚めて
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何だかふかふかして気持ちいい。
そして、両隣がほどよく暖かく、もふもふしていて気持ちいい。
癒される~~~そんな事をボ~ッと考えながら、眩しい日差しを感じて、ゆっくりと目を覚ます。
ざらりとしたものに頬を舐められた感じがしてた。
何??
ひぇ……
白い毛皮と黒い毛皮のものが、私の両隣に寄り添うようにいる…………毛皮が上下に動いている。
ゆっくりと視線をずらすと、鋭い爪がちらりと見える。
えっえっえっ…
さらに視線をずらす。大型の猫、猫って事にしたい……
黒い毛皮が大欠伸した。鋭い牙が見える。
目を見開き、顔を引きつらせて慄く。
「おはよう」
「ふぇ??」
「体調はどう?何処かに調子悪い所ある?」
両隣にいた毛皮が身体を震わせて、立ち上がる。
豹だ……しかも喋った。
呆然として見つめてしまう
「あぁ、この世界にようこそ。渡り人さん。」
「渡り人?」
「そう、あぁ、この姿だと怖いか。ちょっと待って」
そう言って一瞬伸びをしたかと思うと、人の姿になった。
しかも二頭とも2人の男性……えっ、男性!?服は着てるけど、何処か違う。
Tシャツやトレーナーみたいなものではない。
シャツとズボンスタイルだが、少し古風というか、お洒落というか……
日本の若者が着るものとは違った。
でも、野暮ったいわけでもなく、お洒落で、よく似合っていた。
あぁ、夢をみてるんだ。これは……
「あぁ、これは夢じゃないから、現実逃避しないでね」
ニコニコしながら、声かけてきた。
「そうそう、俺はクロード。さっきの黒豹な。で、こっちがガナード。白豹に変身してた方。俺達は双子なんだ。で、君の名は?」
そう言って覗き込んできた。
クロードと名乗る男性は黒い髪に綺麗な蒼瞳だ。ガナードは白銀で、蒼瞳。顔立ちは2人ともそっくりで、かなりの美丈夫だ。
「早坂 愛梨 20歳です。」
「ハヤサカアイリ?」
「家名がハヤサカで、名前がアイリです。」
「家名持ちなんだ。君の世界では貴族か何か?」
「貴族?いいえ、普通の一般家庭のOLです。」
「OL??それは階級?」
渋面を作られたが、それもかっこいいと思ってしまった。
「えっと……その……」
どう説明したらいいんだろう………いや、それよりも…
「それより、どうして私の側に?変身て?」
思わず逃げ腰で聞いてみる。
「あぁ、君が寒そうにしてたからね。あと、知らない世界、場所でひとりぼっちはどうかと思ったんだ。この世界は君みたいな異世界からの渡り人が時々来るんだ。理由はわからないけどね。君は変身出来ないんだろ?今まで落ちてきたりした渡り人は、そういう人たちばかりだったんだ。ちなみに、ここの世界は人が獣に変身出来たりするよ。そういう世界だと考えて。」
考えてと言われても……
私、どうなるんだろう……
「そんなに不安そうにしないで。君の身の安全は保証するから。」
「そうそう、僕たちの…………だからね」
この世界が夢ではなく現実なら受け止めるしかない……
でも、心配だ……
「君の世話をする者を呼んでくるから、着替えておいで。」
「そうそう、そんな魅力的なままだと、風邪ひいてしまう」
そう言って2人は部屋を出て行った。
魅力的とは?
自身を見てみる。
肌触りの良いネグリジェ!?恥ずかしすぎる……
ベットの上で悶絶する。直ぐにメイド2人がやってきて、色々と世話をされた。
異世界らしいが、言葉が通じて良かった。文字とかは?食文化はどうなんだろう。
後で確認する必要があるな……
そして、両隣がほどよく暖かく、もふもふしていて気持ちいい。
癒される~~~そんな事をボ~ッと考えながら、眩しい日差しを感じて、ゆっくりと目を覚ます。
ざらりとしたものに頬を舐められた感じがしてた。
何??
ひぇ……
白い毛皮と黒い毛皮のものが、私の両隣に寄り添うようにいる…………毛皮が上下に動いている。
ゆっくりと視線をずらすと、鋭い爪がちらりと見える。
えっえっえっ…
さらに視線をずらす。大型の猫、猫って事にしたい……
黒い毛皮が大欠伸した。鋭い牙が見える。
目を見開き、顔を引きつらせて慄く。
「おはよう」
「ふぇ??」
「体調はどう?何処かに調子悪い所ある?」
両隣にいた毛皮が身体を震わせて、立ち上がる。
豹だ……しかも喋った。
呆然として見つめてしまう
「あぁ、この世界にようこそ。渡り人さん。」
「渡り人?」
「そう、あぁ、この姿だと怖いか。ちょっと待って」
そう言って一瞬伸びをしたかと思うと、人の姿になった。
しかも二頭とも2人の男性……えっ、男性!?服は着てるけど、何処か違う。
Tシャツやトレーナーみたいなものではない。
シャツとズボンスタイルだが、少し古風というか、お洒落というか……
日本の若者が着るものとは違った。
でも、野暮ったいわけでもなく、お洒落で、よく似合っていた。
あぁ、夢をみてるんだ。これは……
「あぁ、これは夢じゃないから、現実逃避しないでね」
ニコニコしながら、声かけてきた。
「そうそう、俺はクロード。さっきの黒豹な。で、こっちがガナード。白豹に変身してた方。俺達は双子なんだ。で、君の名は?」
そう言って覗き込んできた。
クロードと名乗る男性は黒い髪に綺麗な蒼瞳だ。ガナードは白銀で、蒼瞳。顔立ちは2人ともそっくりで、かなりの美丈夫だ。
「早坂 愛梨 20歳です。」
「ハヤサカアイリ?」
「家名がハヤサカで、名前がアイリです。」
「家名持ちなんだ。君の世界では貴族か何か?」
「貴族?いいえ、普通の一般家庭のOLです。」
「OL??それは階級?」
渋面を作られたが、それもかっこいいと思ってしまった。
「えっと……その……」
どう説明したらいいんだろう………いや、それよりも…
「それより、どうして私の側に?変身て?」
思わず逃げ腰で聞いてみる。
「あぁ、君が寒そうにしてたからね。あと、知らない世界、場所でひとりぼっちはどうかと思ったんだ。この世界は君みたいな異世界からの渡り人が時々来るんだ。理由はわからないけどね。君は変身出来ないんだろ?今まで落ちてきたりした渡り人は、そういう人たちばかりだったんだ。ちなみに、ここの世界は人が獣に変身出来たりするよ。そういう世界だと考えて。」
考えてと言われても……
私、どうなるんだろう……
「そんなに不安そうにしないで。君の身の安全は保証するから。」
「そうそう、僕たちの…………だからね」
この世界が夢ではなく現実なら受け止めるしかない……
でも、心配だ……
「君の世話をする者を呼んでくるから、着替えておいで。」
「そうそう、そんな魅力的なままだと、風邪ひいてしまう」
そう言って2人は部屋を出て行った。
魅力的とは?
自身を見てみる。
肌触りの良いネグリジェ!?恥ずかしすぎる……
ベットの上で悶絶する。直ぐにメイド2人がやってきて、色々と世話をされた。
異世界らしいが、言葉が通じて良かった。文字とかは?食文化はどうなんだろう。
後で確認する必要があるな……
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