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おじさん♡くつろぎます①
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栄ちゃん♡
「ありがとう、栄ちゃんのお陰で踏ん切りがついたよ」
可愛い元夫が、スッキリした顔で爽やかに笑う。
サイコな旦那の愚痴をグチグチするうちに元気になって、私も一安心だわよ。
それにしても、ちょっとした仕草がもうなんとも可愛い。
見惚れちゃうわね♡
「でも、しばらくはこっちに居るんでしょ?」
「うん、大山田さんが色々ともう手配してくれてる」
しばらく堪能できそうでラッキーだわ。
「せっかく帰ってきたんだし、羽根のばしなよ!私も産休中だから一緒に遊ぼ!」
「うん。…嬉しい」
あん♡可愛い。
「買い物とか付き合おうか?何にも用意してないんでしょ」
まずはマタ友から始めようか。
妊娠なんてタイミングを示し合わせられるモンじゃないし、マタ友なんて貴重だわ。
しかも私達って心底に気心が知れてるしね。
「そうなんだ!何を準備したらいいかもわかんない。栄ちゃんがいて本当に良かった」
…どうしましょう♡
元夫が笑うたび、可愛いすぎて胸がキュンキュンしちゃうじゃないの。
キュン死にしそう♡
そんな感じで妊婦がふたり、大盛り上がりしていたら…
冷や水をぶっかけられました。
スーパーおサイコ旦那ーズ、襲来!
「あ。…あ、、れ?」
みぃくんことリリィちゃんが、急に黙り込んだ。
一緒に見ていたマタニティ雑誌をめくる指もピタリと止まった。
「みぃくん?どうかしたの」
「…来た、かも」
は?何が?
あらやだ、悪阻かしら。
「気持ち悪いの?いいよ!吐きな!遠慮しなくていいよ。そんなもん、掃除したらしまいだからね!」
「いや、違うよ。じゃなくて…」
「あ!胎動?赤ちゃん、動いた?やったじゃん!嬉しいよね!」
「いや、いや、そうでもなくて。…感じるんだ」
でも、胎動じゃないんだよね。
じゃ、何だろな~。
「夫達が、来た」
え。
それって、イケメンだけど超スケベな例の最強サイコ旦那ーズの事かしら?
「…怒って、る。何か、すごい、怖い」
みぃくんが急に震えて怯え始めた。
びっくりしていると、部屋をノックされた。
そして、大山田さんが深妙な顔で入って来て…
「失礼いたします。ご主人方から今井様に面会の要求がありました」
本当だ!
旦那ーズ、来た!
すごい、みぃくん分かるんだ。
Ωだからなのかしら。
気配が分かるのね。
しかも怒ってる事まで分かっちゃうんだ。
なんか、イヤな機能だわね。
「みぃくん。嫌なら会わなくていいんじゃない?」
確かにいきなり実家に帰られたら、焦るし腹も立つだろう。
でも、みぃくんだって辛かった訳じゃない?
せっかく気を取り直して前向きになれた所なんだし、もうちょっと待ってあげなよ。
とにかく、絶対に!
怒り狂って連れ帰ったり、して欲しくない。
…そうだよ。
そんな事はさせないよ。
誰が許しても、この栄子さんが許さん。
私の可愛い元亭主を怒ってもいいのは、私だけだからね♡
\\\٩(๑`^´๑)۶////
「ありがとう、栄ちゃんのお陰で踏ん切りがついたよ」
可愛い元夫が、スッキリした顔で爽やかに笑う。
サイコな旦那の愚痴をグチグチするうちに元気になって、私も一安心だわよ。
それにしても、ちょっとした仕草がもうなんとも可愛い。
見惚れちゃうわね♡
「でも、しばらくはこっちに居るんでしょ?」
「うん、大山田さんが色々ともう手配してくれてる」
しばらく堪能できそうでラッキーだわ。
「せっかく帰ってきたんだし、羽根のばしなよ!私も産休中だから一緒に遊ぼ!」
「うん。…嬉しい」
あん♡可愛い。
「買い物とか付き合おうか?何にも用意してないんでしょ」
まずはマタ友から始めようか。
妊娠なんてタイミングを示し合わせられるモンじゃないし、マタ友なんて貴重だわ。
しかも私達って心底に気心が知れてるしね。
「そうなんだ!何を準備したらいいかもわかんない。栄ちゃんがいて本当に良かった」
…どうしましょう♡
元夫が笑うたび、可愛いすぎて胸がキュンキュンしちゃうじゃないの。
キュン死にしそう♡
そんな感じで妊婦がふたり、大盛り上がりしていたら…
冷や水をぶっかけられました。
スーパーおサイコ旦那ーズ、襲来!
「あ。…あ、、れ?」
みぃくんことリリィちゃんが、急に黙り込んだ。
一緒に見ていたマタニティ雑誌をめくる指もピタリと止まった。
「みぃくん?どうかしたの」
「…来た、かも」
は?何が?
あらやだ、悪阻かしら。
「気持ち悪いの?いいよ!吐きな!遠慮しなくていいよ。そんなもん、掃除したらしまいだからね!」
「いや、違うよ。じゃなくて…」
「あ!胎動?赤ちゃん、動いた?やったじゃん!嬉しいよね!」
「いや、いや、そうでもなくて。…感じるんだ」
でも、胎動じゃないんだよね。
じゃ、何だろな~。
「夫達が、来た」
え。
それって、イケメンだけど超スケベな例の最強サイコ旦那ーズの事かしら?
「…怒って、る。何か、すごい、怖い」
みぃくんが急に震えて怯え始めた。
びっくりしていると、部屋をノックされた。
そして、大山田さんが深妙な顔で入って来て…
「失礼いたします。ご主人方から今井様に面会の要求がありました」
本当だ!
旦那ーズ、来た!
すごい、みぃくん分かるんだ。
Ωだからなのかしら。
気配が分かるのね。
しかも怒ってる事まで分かっちゃうんだ。
なんか、イヤな機能だわね。
「みぃくん。嫌なら会わなくていいんじゃない?」
確かにいきなり実家に帰られたら、焦るし腹も立つだろう。
でも、みぃくんだって辛かった訳じゃない?
せっかく気を取り直して前向きになれた所なんだし、もうちょっと待ってあげなよ。
とにかく、絶対に!
怒り狂って連れ帰ったり、して欲しくない。
…そうだよ。
そんな事はさせないよ。
誰が許しても、この栄子さんが許さん。
私の可愛い元亭主を怒ってもいいのは、私だけだからね♡
\\\٩(๑`^´๑)۶////
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