リリィは可愛い(*´꒳`*)おじさん♡Ωに覚醒〜おサイコでαな旦那サマと結ばれて…からの、闘いの物語です!\\\٩(๑`^´๑)۶////

志村研

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おじさん♡傷つきます

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みぃ♡

お姫様抱っこ♡で僕らの寝室に帰ってきました!

もうすっかり慣れ親しんでいた場所に着いたとたんに…

まぁ、そうなるよね\(//∇//)\

セスはそうっと、僕を寝台に降ろしてくれた。
…何だか、懐かしさすら覚える。

「っあ~!やっぱり、おウチが一番♡」
あんまり嬉しくてフカフカのお布団の上で転がってみた。

僕は今、クラウディアにもらったお気に入りのワンピースを着ています。

…例の我慢プレイの直後に着替えたんだ。

この服は胸の下の切り替えで、きゅっと絞った後は裾までゆったりと大きく広がっている。

それは薄い生地で、僕が寝転がってコロコロと転がるうちにだんだん捲れ上がっていく。

徐々に膝小僧が顔を出し、太ももが露わになりましたよ。

どうだ♡\(//∇//)\

「…ご機嫌だね、リリィ」
マックスが軽く食いついた!

僕のことを見てる。
舐めるみたいに上から下まで、見てる。

もう、どう見てもエロい目で見てるよね。
よし、もう一丁!

「うん。だって、すごい気持ちいいから♡」
思わせぶりにも程があるってくらいに全力で匂わせた。
更にもうひと転がりして、僕はうつ伏せる。

もう、ね。
お尻が半分見えてるよ。
パンツ履いてないしね、半ケツです。

それからクッションに肘をつけて頬杖をつき、膝下を曲げてちょっとぶらぶらさせる。
で、小首を傾げて夫達を見上げた。

可愛くない?

僕的には、もう満点なんだけど!\(//∇//)\

どうかな?
…古い?( ˙-˙ )

「…もっと、気持ち良くなりたい?」
よし、ガッツリ食いついた!(´・Д・)」

「うん。ここで、こんなふうにしてると…」
二人にしてもらったイイコト♡思い出しちゃう…
とか何とか続けようとした。

…のに。
セスがまた、病みな闇を引きずり出してきたのです:(;゛゜'ω゜'):

彼といえば、今日は何だか変です。
自分を見失っている。

…なんちゃって(>_<)
偉そうに。

でも、様子が変だよ。

ラブラブ♡しようよ。
しないの?
どうしたの。

「リリィ、先刻の話しだが」
先刻?
え、どれ?
どのお話しでしょうか?

このところ、話しのネタが多すぎて(°_°)

「何故、帰国を承認したのだ」

えー!
時を、戻しちゃうの?
今、このタイミングで?

…どうしても、今じゃないとダメ?(;´д`)

「リリィ、君は私達と居てそんなにも追い詰められる程に辛い思いをしていたのか?」
冷ややかに、セスが切り出した。

今じゃないと、ダメみたいです(T ^ T)
…了解です(;´д`)

「…いや、そんな事なっ…」

ちょっと待って。
怖気づいちゃダメだ。

「いや、あの。まぁ、少し…ね」
正直に言わないと、また同じ事の繰り返しになる。

「僕はわからないことだらけで不安だったんだ。だからセスとマックスとちゃんと話しがしたかった。でも…」

はぐらかしてたでしょう?

「話しがしたかったのか。それが君の不満だったのなら、いいだろう。さあ、どうぞ」
マックスが片眉を器用に上げて笑顔で促す。

「話したまえ」

え、今?急に?いや、これだと話しが違う∑(゚Д゚)

怒ってください、ってやつだったよね。
こっちが苦情を言う流れになりましたけど。

…まあ、じゃあ、お言葉に甘えて。

「えっと、それなら、まず、今の気持ちを聞かせて。僕はずっと本音を聞きたかったんだ」
なんか、二人ともいつも猫被ってた感じがしてたから。
つかみどころがなくて、遠く感じてた。

もっと君達を知りたいよ。

まずはセスからだ。
彼の方を向いてじっと見つめる。

「全くもって、不愉快だ」
ヒィ:(;゛゜'ω゜'):

「これ程の侮辱を受けたのは初めてだが、二度と御免被る」
ヒィイ:(;゛゜'ω゜'):

「しかし、この様な私の本音を聞きたがる君が理解でない。もしや、これが楽しいのか?」
ヒィイイー:(;゛゜'ω゜'):

怒ってる!
めちゃくちゃ怒られてるよ!

やっぱり僕が怒られる方でした。

「君は事の重大さを解っていないようだ」
そして、左からマックス!

僕、今からスピーカーモードで怒られるみたいです。゜(゜´Д`゜)゜。

怒られる、と思った。
でもそれどころじゃ無かった。

もう…最近、こんなんばっかや~囧rz

「どうやら君は軽率な気持ちで帰国承認を発動したようだな。アレがどの様な物かよくよく考えもしなかったのか?」

はい、ほぼ、いや全く考えず、勢いでポチりました。
今思うと深夜のテレショップの衝動買い位のテンションだったかもしれない。

「君には、権利がある」
セスが酷く苦いものを噛んだ時みたいな顔をして言った。

それは、いつか祖国のお役人が言ったのと同じだ言葉だ。
僕が里帰りとかしたい時にしていいみたいな権利、じゃないのかな。

「私達の元を問答無用で去る、権利だ」
えっ、何それ。

「そうして君が祖国に帰化すれば、君はあの国の国有のΩと成る」
国有のΩ…
国有って、何だよ。
僕は物じゃない。

「君はあの国で、莫大な利益を産む国宝に指定される」
それって…
たまに聞く人間国宝とは絶対に違うノリなんだろう。

「そして、君は見合いをする。各国から選りすぐりのαが集結するだろう」
何、それ。

ねるとんか?バチェラーか?あいのりするのか?
…きっと違う。

「そして、君は気に入った夫を選び、番う。そして…」
「子を成し、夫とその属国と取引し、利益を得るのだ」
ゾッとした。

何なんだよ、それ。
すごい、気持ち悪い。

「君は、選びたかったのか?」
すがめた目に怒りを滲ませてセスが言った。

「あの国で国宝として崇められたかった?」
冷たい微笑を浮かべながらマックスが続く。

「そんなの嫌だ!何それっ、僕、知らなかった」
ひどいよ!

僕はそんな奴じゃないって二人とも信じてくれなかったの?
本当に知らなかったんだよ!

「…本当は、知らせたくなかった」 
え?

「君は傷つくだろう。この、酷い現実に」
…うん、傷ついた。
僕は、宝物であって人間じゃないって、そういう事でしょう?

「Ωの人生は過酷だ」
「君の祖国ではΩはαを獲得するための道具として利用される」

え。
宝物ですらなく、道具なのか。

「君は、可愛い人だ」
「守りたかったのだよ、君を」 

…知らなかった。
僕は君達に守られていたんだ。

だから、僕を閉じ込めていたの。

人としてあんまりな現実を知らずにいられるように。
おっかない事、全てから僕を守ろうとしたんだね。

僕は今、セスとマックスの広げた翼の中で守られている。
そんな安全地帯で僕はぬくぬくと、もがいていただけだったんだ。

それなのにウッカリで飛び出したりしてさ。
もしかしたら、取り返しのつかない事になっていたかもしれない。

「何も心配しなくていい」
「全部、私達に任せなさい」

彼らがいつか、僕にかけたあの言葉はあの時の僕には思いもかけない事柄に掛かっていたんだ。

はぁ~ッ、怖い~:(;゛゜'ω゜'):

。・°°・(>_<)・°°・。

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