リリィは可愛い(*´꒳`*)おじさん♡Ωに覚醒〜おサイコでαな旦那サマと結ばれて…からの、闘いの物語です!\\\٩(๑`^´๑)۶////

志村研

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おじさん♡染みます①*

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セス♡

君は壊れやすいガラスではない。

光り輝くダイヤモンドなのだ。

リリィがここに居る。
この奇跡を噛み締める。

「はぁ、あん、、…セス、好き♡」
最奥を突かれながら、妻は私にしがみつく。

久しぶりの愛の交感に酷く興奮した君は、激しく腰を使う。
ピストンし、掻き回し、思う存分に貪ってくれる。

君に濡れる雄が膣から抜け出てしまわないように、私の背中に回したか細い指に力がこもる。

私の背には君の爪痕が残るだろう。
それが、永遠に消えなければいい。

君の愛欲の証を私は絶えず刻みつけられたい。

「あ、あ。…ひぁ!…また、イクっ」
三度目の絶頂を前に、妻は鼻血を垂らした。

それ程に昂まっているのだ。
私は戦利品を頂くように、厳かにその赤い血を舐めとる。

爽やかな鉄の味がする。
君の味だ。

そして君はひくひくと仰け反って感高い一声を上げ、その時を迎える。

「きゃあぁぁッ、、あーッ、…っ」
妻は愛らしくツンと立ち上がったペニスを震わせながら射精した。

柔らかな腹に胸に太ももに、真白いシーツにピシャピシャと愛液を撒き散らす。

ここまで…
君はあまりにも他愛無く、逐情を続けていた。

だから懸命に我慢したのだろう。
一度にたっぷりとは出し切れずに、酷く後を引くものとなった。

膣からも孔からも私達の男根が吸収しきれない程に分泌された様だ。
妻がビクビクと快感の余韻に痙攣する度に中から飛び出してくる。
そうしてそこいら中を薄桃色に汚していく。

「…お花、着けよ?」
妻は行為に及ぶ直前にあの百合の造花をペニスに飾ることを望んだ。

Ωの愛の恵みを収集する事は、私達に課せられた義務だった。
だが、私は無視した。

今だけは、君の愛の全てを享受したい。
君と私とマクシミリアンだけの愛の交感にしたかった。
誰かの為に君の愛のカケラさえ、渡したくはない。

「あ、ぁ。やだっ、おふとん、ビチャビチャ」
君はそんな事を言いながらそれでもトロトロともらすのを止められない。

そしてどんどんと染みを広げてしまう。

「…ぅ、ッく…恥ずかしい」
君が両手で顔を覆って恥ずかしがる。
この時になって私は漸く妻が花飾りを付けたがった理由を知った。

しかし、それは何故だ。
「リリィ、顔が見たい」
私は君の陶然とした表情を愉しみたい。

私が与えた快感に酔いしれる君の様を観察する事は、良き夫に与えられる正当な報酬だろう。

「…うぅ。どうしよう、こんなの洗濯するの大変…」
洗濯。
君は可笑しな事を言う。

「…皆さん、すいませんっ」
…全く、気に入らない。

私に抱かれている癖に、君ときたら彼女達を気遣っていたのか。

私が今、君の中に居るというのにお構いなしだ。
浮気にも程がある。
私は妻の華奢な両の手首をまとめて掴み、顔から引き剥がす。

あらわれた妻の可愛い困り顔に、私は胸をより一層に妬かせた。
君がまた何か良からぬ言葉を紡ぐ前にその色づいた唇に思い知らせよう。
私は柔らかなそこに乱暴な口づけを施す。

「んぅ!むぐ、む…ん、ング、あむッ、ん~っ」
辛がったのもほんの束の間で君は直ぐに受け入れて、私の唾液を啜ろうと舌を絡ませてきた。

だが、そんな可愛い態度にも私の腹は治まらない。

私はズルリと一気に妻の内から自身を引き抜いた。
そして妻の両の膝裏掴み、押し開きながら身を離す。

「んあ!…らメッ。居なくなったら、ヤらッ」
深いキスの余韻で舌ったらずになった君の抗議など聞いてはやらない。

「ああ。確かに、これは恥ずかしい」
私は妻をじっくりと観察する。

食い締めるものを急に無くした君のそこは、大量のヨダレを垂らしていた。
ヒクヒクと物欲しそうに息づいている。

「リリィ。ほら、どんどん染みていく」
妻の後ろの孔を征している相棒も私に加勢した。
背後から覗き込んで、わざわざ指摘してやる。

彼が屈むから、妻も必然的に前屈みになる。
そんなふうに、卑猥な自身の性器を覗き込む羽目になった。

「ぁああ、うそ…僕、こ、こんなに」
彼も妻の浮気に腹を立てているのだ。

「どれ、後ろはどうだろう」
そう言うや否や、彼も妻から身を引いた。

「うぁ!…マックス!いかないでッ」
妻は悲鳴をあげたが彼は聞き入れ無い。

私達は妻から身を遠ざけた。

欲情の熱にうかされながら、雄を取り上げられたその身体は打ち捨てられた様に転がった。

君は半ば放心した様に暫しそのままうつ伏せた。
やがて激しい喘ぎに乱れていた呼吸が治まると緩慢に動き始める。

そして凄まじい芳香を放ち始めた。

妻は四つに這って尻を高く掲げた。
股間からツゥとピンクの糸が垂れ下がりシーツに落ちていく。

それは、いくつも、いくつも垂れていった。
更にそれは、妻の淡い下生えを濡らす。
いつしかそれは、茂みをかき分けて腹へ胸へと伝っていた。

そしてついには顎先にまで垂れていく。
妻はそんな我が身の淫乱な様を顔を伏せて腹側から眺めている。

やがてとがった顎から幼気な唇に愛液が伝う。
それを妻はチロリと舌で舐めとった。
「…美味しく、ない」

すると君は唐突にムクリと起き上がり、横柄な態度で胡座をかいた。
「…気持ち、悪い」

そう不機嫌に呟いてシーツに染みた自身の愛液を指で捏ね回す。
そうして実に不満気に夫達をねめ付けた。

「お風呂したい」
君は夫達に命令を下した。

確かに濡れたシーツは不快なものだ。
事実、盛大に濡れ果てて冷たくヌメっている。
妻の意見は尤もだ。

「ふん、それは良い。そうしよう」
私が同意を口にする前に相棒が先に口にした。
私は妻に手を差し出す。

君は歩くのが難しそうだった。
妻は素直に私の手をとり、大人しく抱き抱えられた。

それから君は身を委ねながら不思議そうに問う。
「でも、お湯は?」

何の準備も整わない場所に君を連れて行くはずなどない。
何故、君はそんな事を聞くのだろう。
ここは君の館だと言うのに。

「万事整っているさ。何でも、色々と改良が施されているらしい」
意気揚々と相棒が答えた。

彼は以前、妻と入浴を共にしている。
その時の事を彼は大変に楽しいひと時であったと自慢気に報告してきた。

あの時、私は心底に口惜しい思いをした。
必ずや自分も達成したいと願っていたが、今夜ついに叶えられそうだ。

先刻までの苛立ちが煮え湯に水を差した様に治まった。
そして新たなる淫らな期待に胸がクツクツと沸き踊り始める。

「お風呂場、改良したの」
妻がまた、不思議そうに問うた。
「らしい」
マックスが機嫌良く請け負う。
「…へぇ。誰がどんなふうにしてくれたんだろ。ね?」 

妻は私の胸に冷たい水を刺した。

「楽しみだね♡感謝しないとね!」

妻は自分の世話をする彼女達をうるさがる夫が許せないのだ。

しかし彼女達は好き好んでそうしているに過ぎない。
そもそも私達が彼女達に何かを依頼した事など一度も無い。
彼女達は勝手に居座り、勝手に振る舞っているのだ。

何しろ彼女達は最上位者に御座す。
私達は逆らう立場には無い。
我々の能力の差は歴然だ。
Ωの恩恵を得てすら、その足元にも及ばない。

しかし彼女達はその身分に相応しい人達だ。
αの女性とはその存在自体が貴重であり、すべからず長命であり、美しく聡明である。
私は尊敬と憧れを以って彼女達を愛している。

しかし、リリィが帰還してからの彼女達は大きく変化した。
冷徹無比で知られるα女性が本来の素質とはかけ離れた、らしからぬ行為に勤しんでいる。

信じられない事に、彼女達は妻に夢中なのだ。
私の尊敬する、憧れの、偉大なる人達が、私の妻を強く愛している。

抜き差しならぬとはこの事だ。
彼女達はリリィの最良を模索している様である。
その『最良』に私とマクシミリアンはどの様な役割を成す駒となっているのだろう。

…恐ろしき淑女達なのだ。
私達からすれば、彼女達は非常に強引に君の側に有ろうとする厄介者だった。

しかし、この様な本音を君は許さないだろう。
君は彼女達に好意を抱いている。
男性でしか無い私には満たしきれぬ君の心を彼女達は満たせる。

それは、事実だ。
だからこの件には猫を被せるしか無い。
私はその様に納得している。

「セス、洗濯したことある?」
君は案外と根に持つ人の様だ。
頑固で譲らぬ所もある。

「無い。この先もする予定は無い」
私が有りのままを答えると、妻は得意気に笑った。

「…で、しょうね。あのね、大物洗いなんて大変なんだからね!」
私に抱きかかえられながら君は洗濯について語る。

私は妻の解説を拝聴しながら、足早やに浴室に向かうしかない。
ふと見るとマクシミリアンが口元を押さえている。
…何が可笑しいのか分からぬが、彼にも経験が有るとは思えない。

「マクシミリアン」
浴室の扉は目の前だ。
両手が塞がっているというのに気が利かない。
「あぁ、すまない。さあ、どうぞ」
扉が開かれると直ぐにもうもうと湯気が上がる。

…準備は万端、という訳か。

彼女達にはお見通しだ。

(´・ω・`)
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