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おじさん♡愛されてます
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セス♡
「アレクサンドール」
我が従兄弟。
幼き頃から馴れ合い、親しんできた我らの弟だ。
彼は優れたαである。
それはよく、理解していた。
しかし、今のお前は私の知る弟では無い様だ。
そのαの漲りは以前のお前の能力を遥かに凌駕している。
何とも、頼もしいばかりだ。
相棒と共に試練に向かう覚悟で、妻の寝室の前に立った。
意を決したその時、思いがけずも扉が内側から開かれた。
そして、その為人を芯から知る男が私達を迎え入れたのだった。
「リリィが新しい夫を得るとしたら、それはお前だろうと思っていた」
私は嫉妬深い夫であるが、妻が選んだ男がお前ならば許容できる。
私は彼を親しく、愛しているのだ。
「歓迎するよ、アレックス」
それは、相棒も同じ事である。
「彼方達にそう言ってもらえて嬉しいです。だが、私は未だ夫では無い」
私達は意表を突かれた。
しかし、直ぐに思い当たる。
「私の立場は、ご存知の通り」
弟はα淑女、グレィテールの実弟だった。
「夫になれば、姉を侍女に推さぬわけにはいかない」
絶望の色濃い弟に、私はかける言葉がみつからぬ。
忌々しい事に、アレクサンドールは彼女に逆らえないのだ。
弟の周囲で最上位のαである彼女は、そもそも女王の侍女に推挙されて当然ではある。
だが、弟には末に妹がいた。
我々としてはそちらを推したい。
未だ少女であるが、彼女なら無害なのだ。
しかし、それは出来まい。
弟は絶対に、姉を侍女にしてしまう。
それが彼女の能力だった。
グレィテールの望みは、絶対に叶えられる。
「女性達の思惑をやり過ごすには、愛人の立場でお茶を濁す以外に無いでしょう」
何という酷い仕打ちだろう!
それでは弟は、リリィの情夫に甘んじると言うのか。
これは、彼程に優れた男には耐え難い屈辱であろう。
「それで、彼女達の計画は?」
私が怒りに燃え、冷静さをかいたのをすかさず相棒が助けて、先を促す。
「…それは、もう。強烈です」
それは聞くもおぞましい、苛烈なまでの熱狂だった。
「女性達は百合の祝祭にかこつけて、リリィの披露目を敢行する。そして、あの方々はリリィの侍女を名乗るでしょう」
西欧のΩ女王リリィの、その侍女。
彼女達は女王を御守りする。
そして、その日常の全てを管理するのだ。
その日の着物から履き物から、髪型に爪の色まですべからず、侍女らが決定する。
毎日の日程、先の予定も、侍女らが計画し確実に実行する。
もちろん、精食も例外では無い。
その日の主人に相応しい夫の選別をして、面会の許可をだす。
その場所や時間の指定も、仕事の内だ。
挙句には、性交の仕方まで指図されかねぬ。
彼女達は口を揃えて言うだろう!
全ては女王の為に。
その御心を煩わせぬ為に。
そんな大義名分で、君の世話を焼き尽くす。
そして女王を我が物顔で独占するのだ。
リリィが西欧を名乗るとは、そういう事だった。
私の愛する妻は彼女達の熱愛の渦中で、自我を奪われていく。
いつしか、今の可愛い、君らしさは失われてしまうだろう。
西欧のΩ女王として立てば、器として生きていかねばならない。
器は空っぽの方が都合が良いものだ。
必要なものを、行儀良く出し入れしたければ尚のこと。
侍女とは夫の発言すらも制する権限を持つのだった。
彼女達が抵抗する私達を、今更に容認するとは思えない。
必ず、容赦なく取り締まるのだろう。
君に愛している、と伝える事すらままならなくなるとは!
…絶対に許せない。
君を女傑らに奪われて、堪るものか!
とは言えど、我々には手段が少ない。
心してかからねばならぬ。
私達にも僅かながら、リリィの夫として与えられた権限が有った。
その内で有効な手立てとなりそうなもは手堅く利用しなくてはならない。
例えば、女王の侍女は夫が寄与するのが前提である。
夫と妻の仲介者にもなる性質上、夫に縁がある者から選抜されるのだ。
セバスティアン方は母のクラウディアが推挙した。
マクシミリアンは叔母のブレンダリーを挙げた。
これは当然の選択だった。
最上位の中の最上に座すαの王だ。
彼女らを差し置いて、侍女に成り上がることは、いかに気丈なα女性といえども出来る事では無い。
しかし、このお二人は真に侍女とは言えなかった。
リリィに実際に寄り添う事が不可能な方々であるからだ。
領主と執政官として多忙な彼女達に、リリィの世話をする事は難しい。
とはいえ本人達はやる気、満々だった。
リリィの侍女として傍に侍りたいと、身分を捨て隠居する等と言い出す程に!
これを説得し、懐柔することは骨の折れる事であった。
未だに彼女らは諦めきれぬようで、火種はずっと燻ったままだ。
今、彼女達に退かれては国は立ち行かぬ。
その様な事は分かりきった事なのに、あの分別の塊りの如き淑女が取り乱してしまわれた。
リリィへの、Ωへの熱愛が彼女達を狂わせるのだった。
それは彼女達には至福であるようで、どこか酔い痴れているふうにも見える。
母上方には、その人生においての最高の悦びであられるのでしょう。
しかし、どうにもならない事だ。
仕方なく、彼女達は可愛がっている姪達に想いを託したのだった。
そして肝煎り娘達をリリィの屋敷に寄越し、自分のしたい事をしたい様になさっている。
この様な現状でαの貴婦人たる彼女達は、ただ今、侍女の任命を受けた手伝いという身分だった。
これは誇り高い彼女達には大変に気に食わぬ状況だろう。
しかも、リリィは正確には未だ女王では無い。
リリィの夫が了承しないからだ。
前代未聞の事である。
通常はあり得ない事だった。
普通は、何の問題もなく、つつがなく、行われることだ。
我々の歴史をどんなに遡ろうと前例は、無い。
だからこその抜け穴を、我々は見つける事が出来た。
それは君と私達の運命を繋ぎ止めるよすがであり、淡い生命綱だ。
戴冠の為には、三つの条件がある。
ひとつ、Ω女王が身籠っていること。
ふたつ、Ω女王が胎の御子の父と認知した夫を、得ること。
そして、Ω女王はその夫に手を引かれ、御披露目されなくてはならない、こと。
実は、これらは条件とも言えぬ、なんとも曖昧な風習に過ぎない。
前回の戴冠から長い月日が過ぎ去っている。
…それは、余りにも長い年月であった。
Ωに関する伝承の、その殆どがすでに伝説と化していた。
それ程に、時代がかった存在なのである。
そして、そんな余りにも稀なる方に纏わる行事であるが為に、確固たる決まり事が出来なかったのだった。
そして、私達はそこに取り縋り、足掻いている。
私とマクシミリアンは、妻の手を引かぬ。
残酷なる百合の花道を君に歩ませるなど、絶対にしない。
だが、今、アレックスが夫になれば全ては終わる。
私の愛は永遠に奪われ、死の淵に憩う人生に死するだろう。
現実は、残酷だった。
リリィが新しい夫を得た暁には、戴冠の披露目でその手を引く事が承認された。
現在の胎の子の父親では無いとしても問題がない、と国を司る議会が決定したのだ。
議会は、女性達の息がかかっている。
淑女達はいよいよ、風習を捻じ曲げて帳尻合わせに取りかかっておいでだ。
ついに、優雅に研ぎ澄ませた鋭い爪を一閃させたのである。
これにより、リリィはΩ女王への揺るぎない一歩を踏み出すのだろう…
愛する君と私達のよすがは、脆くも断ち切られてしまったのだ。
私達は酷く絶望した。
もはや、絶対絶命だ。
それだから…せめて一刻でも早くと帰ってきたのだ。
愛する君の元に!
そして今、君の懐かしい香りを聞いた私は自身を取り戻した。
何を弱気になっておるのだ、馬鹿者め。
私はリリィの夫である。
誇り高き、Ω女王の正夫として絶対に後には退かぬ!
その為には、この弟を手にかけることをも厭わない…
アレクサンドール、私はお前が可愛い。
だが、姉の能力の前に弟は余りにも無力だ。
お前は、リリィの為にならない。
私は熾烈なる覚悟を胸に秘め、面を上げ弟を見た。
彼の明るい緑の瞳が、切なげに揺れていた。
「兄上方、ご心配は無用です。私はこの御方の手を引かぬ」
…それは、よもやの希望だ。
まさか。
アレクサンドールが彼女達を裏切る等とは、想像も出来なかった。
「リリィは、可愛い人だ。君を失うなど考えるのも悍ましい!」
我らの寝台で、愛に満ち溢れてすやすやと眠る我妻を、彼は熱く厚い眼差しで射止めつつ、宣言したのだった。
強敵の持つ、最高の切札が我々に味方すると、そう言うのか!
私は感動した。
我が弟の、その勇気と妻への愛情の深さに心打たれる。
何より、お前をこの手で葬る等という悲劇を免れた安堵といったら!
この上が、無い。
リリィ、君の可愛いさが奇跡を起こしたのだ。
\\\٩(๑`^´๑)۶////
「アレクサンドール」
我が従兄弟。
幼き頃から馴れ合い、親しんできた我らの弟だ。
彼は優れたαである。
それはよく、理解していた。
しかし、今のお前は私の知る弟では無い様だ。
そのαの漲りは以前のお前の能力を遥かに凌駕している。
何とも、頼もしいばかりだ。
相棒と共に試練に向かう覚悟で、妻の寝室の前に立った。
意を決したその時、思いがけずも扉が内側から開かれた。
そして、その為人を芯から知る男が私達を迎え入れたのだった。
「リリィが新しい夫を得るとしたら、それはお前だろうと思っていた」
私は嫉妬深い夫であるが、妻が選んだ男がお前ならば許容できる。
私は彼を親しく、愛しているのだ。
「歓迎するよ、アレックス」
それは、相棒も同じ事である。
「彼方達にそう言ってもらえて嬉しいです。だが、私は未だ夫では無い」
私達は意表を突かれた。
しかし、直ぐに思い当たる。
「私の立場は、ご存知の通り」
弟はα淑女、グレィテールの実弟だった。
「夫になれば、姉を侍女に推さぬわけにはいかない」
絶望の色濃い弟に、私はかける言葉がみつからぬ。
忌々しい事に、アレクサンドールは彼女に逆らえないのだ。
弟の周囲で最上位のαである彼女は、そもそも女王の侍女に推挙されて当然ではある。
だが、弟には末に妹がいた。
我々としてはそちらを推したい。
未だ少女であるが、彼女なら無害なのだ。
しかし、それは出来まい。
弟は絶対に、姉を侍女にしてしまう。
それが彼女の能力だった。
グレィテールの望みは、絶対に叶えられる。
「女性達の思惑をやり過ごすには、愛人の立場でお茶を濁す以外に無いでしょう」
何という酷い仕打ちだろう!
それでは弟は、リリィの情夫に甘んじると言うのか。
これは、彼程に優れた男には耐え難い屈辱であろう。
「それで、彼女達の計画は?」
私が怒りに燃え、冷静さをかいたのをすかさず相棒が助けて、先を促す。
「…それは、もう。強烈です」
それは聞くもおぞましい、苛烈なまでの熱狂だった。
「女性達は百合の祝祭にかこつけて、リリィの披露目を敢行する。そして、あの方々はリリィの侍女を名乗るでしょう」
西欧のΩ女王リリィの、その侍女。
彼女達は女王を御守りする。
そして、その日常の全てを管理するのだ。
その日の着物から履き物から、髪型に爪の色まですべからず、侍女らが決定する。
毎日の日程、先の予定も、侍女らが計画し確実に実行する。
もちろん、精食も例外では無い。
その日の主人に相応しい夫の選別をして、面会の許可をだす。
その場所や時間の指定も、仕事の内だ。
挙句には、性交の仕方まで指図されかねぬ。
彼女達は口を揃えて言うだろう!
全ては女王の為に。
その御心を煩わせぬ為に。
そんな大義名分で、君の世話を焼き尽くす。
そして女王を我が物顔で独占するのだ。
リリィが西欧を名乗るとは、そういう事だった。
私の愛する妻は彼女達の熱愛の渦中で、自我を奪われていく。
いつしか、今の可愛い、君らしさは失われてしまうだろう。
西欧のΩ女王として立てば、器として生きていかねばならない。
器は空っぽの方が都合が良いものだ。
必要なものを、行儀良く出し入れしたければ尚のこと。
侍女とは夫の発言すらも制する権限を持つのだった。
彼女達が抵抗する私達を、今更に容認するとは思えない。
必ず、容赦なく取り締まるのだろう。
君に愛している、と伝える事すらままならなくなるとは!
…絶対に許せない。
君を女傑らに奪われて、堪るものか!
とは言えど、我々には手段が少ない。
心してかからねばならぬ。
私達にも僅かながら、リリィの夫として与えられた権限が有った。
その内で有効な手立てとなりそうなもは手堅く利用しなくてはならない。
例えば、女王の侍女は夫が寄与するのが前提である。
夫と妻の仲介者にもなる性質上、夫に縁がある者から選抜されるのだ。
セバスティアン方は母のクラウディアが推挙した。
マクシミリアンは叔母のブレンダリーを挙げた。
これは当然の選択だった。
最上位の中の最上に座すαの王だ。
彼女らを差し置いて、侍女に成り上がることは、いかに気丈なα女性といえども出来る事では無い。
しかし、このお二人は真に侍女とは言えなかった。
リリィに実際に寄り添う事が不可能な方々であるからだ。
領主と執政官として多忙な彼女達に、リリィの世話をする事は難しい。
とはいえ本人達はやる気、満々だった。
リリィの侍女として傍に侍りたいと、身分を捨て隠居する等と言い出す程に!
これを説得し、懐柔することは骨の折れる事であった。
未だに彼女らは諦めきれぬようで、火種はずっと燻ったままだ。
今、彼女達に退かれては国は立ち行かぬ。
その様な事は分かりきった事なのに、あの分別の塊りの如き淑女が取り乱してしまわれた。
リリィへの、Ωへの熱愛が彼女達を狂わせるのだった。
それは彼女達には至福であるようで、どこか酔い痴れているふうにも見える。
母上方には、その人生においての最高の悦びであられるのでしょう。
しかし、どうにもならない事だ。
仕方なく、彼女達は可愛がっている姪達に想いを託したのだった。
そして肝煎り娘達をリリィの屋敷に寄越し、自分のしたい事をしたい様になさっている。
この様な現状でαの貴婦人たる彼女達は、ただ今、侍女の任命を受けた手伝いという身分だった。
これは誇り高い彼女達には大変に気に食わぬ状況だろう。
しかも、リリィは正確には未だ女王では無い。
リリィの夫が了承しないからだ。
前代未聞の事である。
通常はあり得ない事だった。
普通は、何の問題もなく、つつがなく、行われることだ。
我々の歴史をどんなに遡ろうと前例は、無い。
だからこその抜け穴を、我々は見つける事が出来た。
それは君と私達の運命を繋ぎ止めるよすがであり、淡い生命綱だ。
戴冠の為には、三つの条件がある。
ひとつ、Ω女王が身籠っていること。
ふたつ、Ω女王が胎の御子の父と認知した夫を、得ること。
そして、Ω女王はその夫に手を引かれ、御披露目されなくてはならない、こと。
実は、これらは条件とも言えぬ、なんとも曖昧な風習に過ぎない。
前回の戴冠から長い月日が過ぎ去っている。
…それは、余りにも長い年月であった。
Ωに関する伝承の、その殆どがすでに伝説と化していた。
それ程に、時代がかった存在なのである。
そして、そんな余りにも稀なる方に纏わる行事であるが為に、確固たる決まり事が出来なかったのだった。
そして、私達はそこに取り縋り、足掻いている。
私とマクシミリアンは、妻の手を引かぬ。
残酷なる百合の花道を君に歩ませるなど、絶対にしない。
だが、今、アレックスが夫になれば全ては終わる。
私の愛は永遠に奪われ、死の淵に憩う人生に死するだろう。
現実は、残酷だった。
リリィが新しい夫を得た暁には、戴冠の披露目でその手を引く事が承認された。
現在の胎の子の父親では無いとしても問題がない、と国を司る議会が決定したのだ。
議会は、女性達の息がかかっている。
淑女達はいよいよ、風習を捻じ曲げて帳尻合わせに取りかかっておいでだ。
ついに、優雅に研ぎ澄ませた鋭い爪を一閃させたのである。
これにより、リリィはΩ女王への揺るぎない一歩を踏み出すのだろう…
愛する君と私達のよすがは、脆くも断ち切られてしまったのだ。
私達は酷く絶望した。
もはや、絶対絶命だ。
それだから…せめて一刻でも早くと帰ってきたのだ。
愛する君の元に!
そして今、君の懐かしい香りを聞いた私は自身を取り戻した。
何を弱気になっておるのだ、馬鹿者め。
私はリリィの夫である。
誇り高き、Ω女王の正夫として絶対に後には退かぬ!
その為には、この弟を手にかけることをも厭わない…
アレクサンドール、私はお前が可愛い。
だが、姉の能力の前に弟は余りにも無力だ。
お前は、リリィの為にならない。
私は熾烈なる覚悟を胸に秘め、面を上げ弟を見た。
彼の明るい緑の瞳が、切なげに揺れていた。
「兄上方、ご心配は無用です。私はこの御方の手を引かぬ」
…それは、よもやの希望だ。
まさか。
アレクサンドールが彼女達を裏切る等とは、想像も出来なかった。
「リリィは、可愛い人だ。君を失うなど考えるのも悍ましい!」
我らの寝台で、愛に満ち溢れてすやすやと眠る我妻を、彼は熱く厚い眼差しで射止めつつ、宣言したのだった。
強敵の持つ、最高の切札が我々に味方すると、そう言うのか!
私は感動した。
我が弟の、その勇気と妻への愛情の深さに心打たれる。
何より、お前をこの手で葬る等という悲劇を免れた安堵といったら!
この上が、無い。
リリィ、君の可愛いさが奇跡を起こしたのだ。
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