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おじさん♡寸前です②
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もどかしい。
愛する君を連れ去り、ようやっと辿り着いたというのに!
妻の晴れ着は、難解だった。
「…、あっ!あ、、ダメだよッ。そんなに引っ張ったら、破けちゃう」
…視作生がうるさいのだ。
「折角、みんなが用意してくれたんだから!一生懸命、仕立ててくれたんだから!」
それは、彼女らの勝手ではないか。
俺達の知った事ではない。
…妻には、言わぬが。
「…ッよし。帯が解けた!」
実は不器用な相棒が悪戦苦闘の末、遂に勝利した。
「…ッ、なぬ?、、コレは!、、なんと、した事か、、」
だが勝利宣言も束の間であった。
なんと、解れた結び目の下には複雑に編み込まれた細帯が現れたのである。
…これは、嫌がらせだろう。
クラウディア様ほどの君主だ。
此度の顛末をあらかた予想なさっておいでだったのではなかろうか。
だから、彼の方の御大事な御主人を!
好き勝手にする夫供に意趣返しをなさっているのだ。
思えば、俺達は…
視作生の夫に成り上がらねば、絶対になさぬ様な僭越を犯してきた。
絶対君主たる領主と摂政に盾突いて、その上で強国の大王なる御方に、若輩の分際で意見など申したのだ!
幾ら奔放で鳴らした俺でも、本来ならば考える事も憚る事態である。
「マックス?どうしたんだい」
…しまった。
妻に気取られた。
…全く、馬鹿馬鹿しい。
よりによって今この時に、思いあぐねる事では無いだろう。
「こうも入り組んだ衣裳も、無いものだと思ってね」
すまない。
浮かぬ顔を見せてしまったろうか。
普段装っている、仮面の下の生身の顔を君はいつだって見透かしてしまう。
隠したい弱さを知られる事は悔しい。
だが妻に心配されるのは、悪くない。
君は、俺の心情に過敏だ。
その愛に満ちた肢体のように、酷く敏感である。
…そうだ。
誰かの謀略も策略も、知った事か!
一刻も早く、全身全霊で君を愛したい。
この期に及んで、実に野暮だった。
必死に帯と格闘する相棒を揶揄して誤魔化してしまえ。
「これでは、ね。このままだと、朝になってしまうかも…」
すると視作生は思いの外、派手な動揺を見せる。
「えッ!ソレは、無理!」
即答だ。( ˙-˙ )♡
「~ッ、どうしよう、、、どうしたらいい?」
それを、俺に聞くのか。
それに、何という顔だ。
濡れに濡れて、焦れに焦れた、淫蕩な面である。
君もいい加減、限界なのだね。
よろしい。
俺が決めて差し上げよう!
君に辛い決断をさせる訳には行かぬからな。
「あッ!マックス!何てことするんだよ~」
きつく結ばれていた帯を下紐ごと、全て断ち切ってやった。
「…もうっ、マックスったら仕方ないなぁ♡」
良かった。
なんだかんだで、君の意に沿った様だ。
そんなふうに、難関を突破すると…
突如として門は開かれた。
「ッや、、わぁ♡、、いきなりッ?」
妻は急に、剥けた。
たっぷりと着せ掛けられていた衣は一斉に…
その滑らかな肌を滑り落ちていったのだった。
「ああ…やっと。可愛い果実がお目見えだな」
俺の他愛ない揶揄に、妻は赤面した。
「…マックス、、のバカ」
妻は可愛らしい悪態をつく。
そして紅く熟した身を捩り、果汁を垂れるそこを…
大胆に晒した!
「もぉ、バカ言ってないで。早く、食べな♡」
有り難い。
何せ随分と長い間、酷い渇きに身悶えしてきたのだ。
故に、たっぷりと頂こう!
\\\٩(๑`^´๑)۶////
もどかしい。
愛する君を連れ去り、ようやっと辿り着いたというのに!
妻の晴れ着は、難解だった。
「…、あっ!あ、、ダメだよッ。そんなに引っ張ったら、破けちゃう」
…視作生がうるさいのだ。
「折角、みんなが用意してくれたんだから!一生懸命、仕立ててくれたんだから!」
それは、彼女らの勝手ではないか。
俺達の知った事ではない。
…妻には、言わぬが。
「…ッよし。帯が解けた!」
実は不器用な相棒が悪戦苦闘の末、遂に勝利した。
「…ッ、なぬ?、、コレは!、、なんと、した事か、、」
だが勝利宣言も束の間であった。
なんと、解れた結び目の下には複雑に編み込まれた細帯が現れたのである。
…これは、嫌がらせだろう。
クラウディア様ほどの君主だ。
此度の顛末をあらかた予想なさっておいでだったのではなかろうか。
だから、彼の方の御大事な御主人を!
好き勝手にする夫供に意趣返しをなさっているのだ。
思えば、俺達は…
視作生の夫に成り上がらねば、絶対になさぬ様な僭越を犯してきた。
絶対君主たる領主と摂政に盾突いて、その上で強国の大王なる御方に、若輩の分際で意見など申したのだ!
幾ら奔放で鳴らした俺でも、本来ならば考える事も憚る事態である。
「マックス?どうしたんだい」
…しまった。
妻に気取られた。
…全く、馬鹿馬鹿しい。
よりによって今この時に、思いあぐねる事では無いだろう。
「こうも入り組んだ衣裳も、無いものだと思ってね」
すまない。
浮かぬ顔を見せてしまったろうか。
普段装っている、仮面の下の生身の顔を君はいつだって見透かしてしまう。
隠したい弱さを知られる事は悔しい。
だが妻に心配されるのは、悪くない。
君は、俺の心情に過敏だ。
その愛に満ちた肢体のように、酷く敏感である。
…そうだ。
誰かの謀略も策略も、知った事か!
一刻も早く、全身全霊で君を愛したい。
この期に及んで、実に野暮だった。
必死に帯と格闘する相棒を揶揄して誤魔化してしまえ。
「これでは、ね。このままだと、朝になってしまうかも…」
すると視作生は思いの外、派手な動揺を見せる。
「えッ!ソレは、無理!」
即答だ。( ˙-˙ )♡
「~ッ、どうしよう、、、どうしたらいい?」
それを、俺に聞くのか。
それに、何という顔だ。
濡れに濡れて、焦れに焦れた、淫蕩な面である。
君もいい加減、限界なのだね。
よろしい。
俺が決めて差し上げよう!
君に辛い決断をさせる訳には行かぬからな。
「あッ!マックス!何てことするんだよ~」
きつく結ばれていた帯を下紐ごと、全て断ち切ってやった。
「…もうっ、マックスったら仕方ないなぁ♡」
良かった。
なんだかんだで、君の意に沿った様だ。
そんなふうに、難関を突破すると…
突如として門は開かれた。
「ッや、、わぁ♡、、いきなりッ?」
妻は急に、剥けた。
たっぷりと着せ掛けられていた衣は一斉に…
その滑らかな肌を滑り落ちていったのだった。
「ああ…やっと。可愛い果実がお目見えだな」
俺の他愛ない揶揄に、妻は赤面した。
「…マックス、、のバカ」
妻は可愛らしい悪態をつく。
そして紅く熟した身を捩り、果汁を垂れるそこを…
大胆に晒した!
「もぉ、バカ言ってないで。早く、食べな♡」
有り難い。
何せ随分と長い間、酷い渇きに身悶えしてきたのだ。
故に、たっぷりと頂こう!
\\\٩(๑`^´๑)۶////
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