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おじさん♡ヘソを曲げます①
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アレックス♡
私達は、女王の逆鱗にふれた。
つい、浮かれてしまったのがいけませなんだ!
君が兄上の御国に御自ら御出でになりたいと仰られた事は、私には嬉し過ぎたのです…
何故ならそれは、ルーランス公国に多大なる恵みをもたらす行幸になるのだから!
兄上が心血を注ぎ、守護と発展に邁進なされし彼の国は強く美しく有る。
だが…
それでもまだ、事足りぬのだった。
首都を含めた中心部の充実は申し分が無い。
安定した基盤に秩序ある制度と確固たる機関が機能している。
そして滞りのない、豊かな生活が営まれていた。
しかしそれは、郊外に向かうにつれ“輪郭”が薄らいで行く。
何かと欠損し、曖昧になり、全体がぼやけてしまうのだ。
ルーランス公国は、ヴィクトール王の国だった。
彼の影響力が薄らぐ事で、簡単に揺らいでしまう。
彼が無くては、立ち行かぬ。
彼の尽力が無くては、末端から腐敗と退廃に傾いて行く…
α種族の退化が進行しているが為に、αらしい思考や行動が伴わない国民が急増しているせいだ!
彼らは凄まじい自己愛で我らの博愛を穢し、西欧大陸の平和を土足で踏み荒らす。
兄上はどれ程に心を痛め、そして砕かれただろう!
貴方は何度も何度も、敵に難題に立ち向かい、打ち負かして来られました。
α種族が統べる大国は、その様にして現存している。
現在、西欧には二つの大国が在る。
両雄が並び立ち勢力を二分する事で、上位者の能力を満遍なく行き渡らせ、α社会を維持しているのだ。
強き王が統率する両国は、資源に恵まれた強き大国だ。
しかしこの大国が故の強さは、諸刃の刃である。
その維持の為には、大いなる犠牲が必要とされるのだ。
強力でありながら大量なる糧を大地は望む。
それを与えられねば見返りを寄越さない。
いや、それどころか!
不足分を取り立てようと究竟に追い立てる事すらする。
ヴィクトールが即位した当時、国情は荒れていた。
ルーランス公国は一時期に、王を欠いた時期すらあったのだ。
それは最後の『リリィ』を失った、あの悲劇の連鎖に他ならない。
あの時、強き血の継承が為されなかった事は西欧で長く尾を引く禍根である。
…視作生は救世主です。
君の膨らんだ御腹の内には、最強の王子様方がいらっしゃる。
未だ御産まれでないが、それでも既にルイス公国を潤しておいでだ。
海なき内陸のルイスは、ともすると深刻な水不足に陥りがちだった。
しかし女王が身籠ると、その事を寿ぐ様にルイスの各地で清水が湧き出でた。
これは強きαの出現を大地が歓迎し、我らが血族を擁護する現象に他ならない。
双子が健やかにお育ちになるにつれて、この“大地の歓喜”はいや増していった。
そして今、湧水は国中を満たし、潤している。
ルイスは本来の、人と大地の在り方を取り戻しつつあるのだ。
しかし、全く同じ姿にはなるまい。
視作生がルイスの地を踏まれてより此の国は、いつも穏やかに晴れ渡り、心地の良い気候を維持している。
実の所、君が君の御屋敷にお住まいになる前日まで、ルイスは酷い天候不順に傷付いていたのです。
そも『灰色の都』と渾名されていたルイスは元来、四季が曖昧で曇天が定番であり、年中が肌寒い様な気候だった。
それも『リリィ』を喪失した日を境にさらに悪化していたのだ。
冷たく痩せた雨が降り注いでは人々を苦しめ、または刺すような日差しが生命を射抜き、奪っていった。
極寒の冬、猛暑なる夏…
それは人命に関わる程に、深刻であったのだ。
αの力不足による嵐と旱魃に大地は怒り、拳を振るう様に民草を打ち据えては疲弊させる。
そして彼らの保護者である上位者は、精根を尽くして能力を尽くす日々に消耗していた。
だが今は、違う!
晴天の青空は高く澄み、時折に降り注ぐ霧雨は穏やかで、夕立には虹が掛かる。
君の故郷の様に美しく、四季は移ろい…
大地は季節ごとに色を変えては、女王をもてなす。
視作生の御陰様で、ルイスは『七色の王都』となったのです。
だから私は、夢見ずにいられない。
Ω女王が、ルーランスの地に降臨したならば!
…君はルーランスを、どの様になさいましょうね。
それは夢のように、美しい御国となろう。
ヴィクトール王が命懸けてと愛してきた御国を、女王は易々と愛で満たしてしまうだろう。
しかし私にはそれがなんとも呆気ない様で、胸に迫るものがある。
…思う事すらおこがましい、僭越です。
それでも、孤高の王が熾烈な人生を歩まねばならなかった事は事実だ。
兄上はただ独りで、重荷を背負われて来られた。
いや、御一人では無かった。
力強き公妃様の御支えも御座いましたね。
王と妃は、共に戦って来られた。
御本人は決して報われぬ、戦果を上げ続けては国民を養って来られたのです。
それが…
いよいよ、報われる。
ヴィクトールは、視作生に愛された!
Ω女王は王たる者の果報だ。
女王とは王でなくては番う事は許されぬ。
至高の御方様と、夫妻の契りを成すは王のみの特権なのだ。
故にこの私は、視作生の愛人で御座います。
未だいち貴公子に過ぎぬ身分の、若輩者だ。
セバスティアンとマクシミリアンは既に王として申し分なく、実際にルイス王子である。
いずれルイスの領主と摂政として国主に御成りだ。
彼らは現国主とは違う国行きを、計画なさっておられる。
視作生の為に、ルイス公国の在り方を変えておしまいになるのです!
兄上方は愛する妻が為に、全力でもって尽くして参られる所存であられる。
つまり、敬愛する女王の主家として、視作生を厳格に御守り致す権利を有する、唯一無二の国家を建設する覚悟を堅められたのです!
正当なる仕方で、堂々と女王たる視作生の御身の振り方を思案する権利が、正夫には有る。
…王で無く、未だ身分の不確かな私には、それが無い。
私は只今、君の愛人に過ぎません。
しかし“女王の愛人”である事は、私の身の振り方に大きな影響を与えるでしょう。
これまでは流浪の身を大国の駒として使役されて参ったが、これよりは自我による選択の余地を与えられよう!
その時には、私は私の真に愛する祖国の為に生きたい。
だがそれでは、君のお側でお仕えする事が出来ぬ…
王は統べる国になくてはならない。
もどかしい事だ!
せめて君が古い習わしの通り、大陸を巡り行かれて夫君の国をお渡りになればよいのに…
これは大いなる矛盾だ。
視作生の負担を思えば絶対に許せぬし、御身の安全と安静の為にも宜しくない事は明白である。
故にルイスこそが西欧における、視作生の本国であることはこの先も揺るが無い。
何より御本人がこの国を軸としてお住まいになる事を望まれておいでなのだから!
この先に、君はまた新たなる夫君を得る事があろう。
だかその際には通い婚が適当である。
…その事は、肝に銘じておりました。
重ね重ねも、女王はひとつ所に座すが宜しい。
けれど“女王の恩恵”が行幸をもってして、与えられぬ事は…
やはり不満だ。
恩恵は夫君を通してのみ、各地に垂れる事となる。
この、満開のルイスと同等の“完全”は望め無いのだから!
故にそんな内心の葛藤を秘めた私には、実に蜜の如き甘いお言葉だった。
『いつか、ルーランスに行ったら…』
視作生は何の気無しに、気軽なお気持ちで仰られたに過ぎぬ。
そして今、私が大袈裟に捉えて口走った言葉に、彼は気分を害されてしまった!
視作生は鎮痛な面持ちなのである。
…何故にその様に、悲し気なのでしょう。
君の繊細なる御心に、理解が及ばぬ自身が口惜しい。
先程までの会話では、何処をとっても調和のとれた関係性について、感謝と賞賛を贈りあっておりましたね。
…何がいけなかったのだろう。
そんなふうに反省を試みるも、喜びに躍る本心が私を怠惰にさせているのでしょうか。
君のお悩みになる理由が、どうしても解りません。
愛しい君、何故にお怒りなのでしょうか!
\\\٩(๑`^´๑)۶////
私達は、女王の逆鱗にふれた。
つい、浮かれてしまったのがいけませなんだ!
君が兄上の御国に御自ら御出でになりたいと仰られた事は、私には嬉し過ぎたのです…
何故ならそれは、ルーランス公国に多大なる恵みをもたらす行幸になるのだから!
兄上が心血を注ぎ、守護と発展に邁進なされし彼の国は強く美しく有る。
だが…
それでもまだ、事足りぬのだった。
首都を含めた中心部の充実は申し分が無い。
安定した基盤に秩序ある制度と確固たる機関が機能している。
そして滞りのない、豊かな生活が営まれていた。
しかしそれは、郊外に向かうにつれ“輪郭”が薄らいで行く。
何かと欠損し、曖昧になり、全体がぼやけてしまうのだ。
ルーランス公国は、ヴィクトール王の国だった。
彼の影響力が薄らぐ事で、簡単に揺らいでしまう。
彼が無くては、立ち行かぬ。
彼の尽力が無くては、末端から腐敗と退廃に傾いて行く…
α種族の退化が進行しているが為に、αらしい思考や行動が伴わない国民が急増しているせいだ!
彼らは凄まじい自己愛で我らの博愛を穢し、西欧大陸の平和を土足で踏み荒らす。
兄上はどれ程に心を痛め、そして砕かれただろう!
貴方は何度も何度も、敵に難題に立ち向かい、打ち負かして来られました。
α種族が統べる大国は、その様にして現存している。
現在、西欧には二つの大国が在る。
両雄が並び立ち勢力を二分する事で、上位者の能力を満遍なく行き渡らせ、α社会を維持しているのだ。
強き王が統率する両国は、資源に恵まれた強き大国だ。
しかしこの大国が故の強さは、諸刃の刃である。
その維持の為には、大いなる犠牲が必要とされるのだ。
強力でありながら大量なる糧を大地は望む。
それを与えられねば見返りを寄越さない。
いや、それどころか!
不足分を取り立てようと究竟に追い立てる事すらする。
ヴィクトールが即位した当時、国情は荒れていた。
ルーランス公国は一時期に、王を欠いた時期すらあったのだ。
それは最後の『リリィ』を失った、あの悲劇の連鎖に他ならない。
あの時、強き血の継承が為されなかった事は西欧で長く尾を引く禍根である。
…視作生は救世主です。
君の膨らんだ御腹の内には、最強の王子様方がいらっしゃる。
未だ御産まれでないが、それでも既にルイス公国を潤しておいでだ。
海なき内陸のルイスは、ともすると深刻な水不足に陥りがちだった。
しかし女王が身籠ると、その事を寿ぐ様にルイスの各地で清水が湧き出でた。
これは強きαの出現を大地が歓迎し、我らが血族を擁護する現象に他ならない。
双子が健やかにお育ちになるにつれて、この“大地の歓喜”はいや増していった。
そして今、湧水は国中を満たし、潤している。
ルイスは本来の、人と大地の在り方を取り戻しつつあるのだ。
しかし、全く同じ姿にはなるまい。
視作生がルイスの地を踏まれてより此の国は、いつも穏やかに晴れ渡り、心地の良い気候を維持している。
実の所、君が君の御屋敷にお住まいになる前日まで、ルイスは酷い天候不順に傷付いていたのです。
そも『灰色の都』と渾名されていたルイスは元来、四季が曖昧で曇天が定番であり、年中が肌寒い様な気候だった。
それも『リリィ』を喪失した日を境にさらに悪化していたのだ。
冷たく痩せた雨が降り注いでは人々を苦しめ、または刺すような日差しが生命を射抜き、奪っていった。
極寒の冬、猛暑なる夏…
それは人命に関わる程に、深刻であったのだ。
αの力不足による嵐と旱魃に大地は怒り、拳を振るう様に民草を打ち据えては疲弊させる。
そして彼らの保護者である上位者は、精根を尽くして能力を尽くす日々に消耗していた。
だが今は、違う!
晴天の青空は高く澄み、時折に降り注ぐ霧雨は穏やかで、夕立には虹が掛かる。
君の故郷の様に美しく、四季は移ろい…
大地は季節ごとに色を変えては、女王をもてなす。
視作生の御陰様で、ルイスは『七色の王都』となったのです。
だから私は、夢見ずにいられない。
Ω女王が、ルーランスの地に降臨したならば!
…君はルーランスを、どの様になさいましょうね。
それは夢のように、美しい御国となろう。
ヴィクトール王が命懸けてと愛してきた御国を、女王は易々と愛で満たしてしまうだろう。
しかし私にはそれがなんとも呆気ない様で、胸に迫るものがある。
…思う事すらおこがましい、僭越です。
それでも、孤高の王が熾烈な人生を歩まねばならなかった事は事実だ。
兄上はただ独りで、重荷を背負われて来られた。
いや、御一人では無かった。
力強き公妃様の御支えも御座いましたね。
王と妃は、共に戦って来られた。
御本人は決して報われぬ、戦果を上げ続けては国民を養って来られたのです。
それが…
いよいよ、報われる。
ヴィクトールは、視作生に愛された!
Ω女王は王たる者の果報だ。
女王とは王でなくては番う事は許されぬ。
至高の御方様と、夫妻の契りを成すは王のみの特権なのだ。
故にこの私は、視作生の愛人で御座います。
未だいち貴公子に過ぎぬ身分の、若輩者だ。
セバスティアンとマクシミリアンは既に王として申し分なく、実際にルイス王子である。
いずれルイスの領主と摂政として国主に御成りだ。
彼らは現国主とは違う国行きを、計画なさっておられる。
視作生の為に、ルイス公国の在り方を変えておしまいになるのです!
兄上方は愛する妻が為に、全力でもって尽くして参られる所存であられる。
つまり、敬愛する女王の主家として、視作生を厳格に御守り致す権利を有する、唯一無二の国家を建設する覚悟を堅められたのです!
正当なる仕方で、堂々と女王たる視作生の御身の振り方を思案する権利が、正夫には有る。
…王で無く、未だ身分の不確かな私には、それが無い。
私は只今、君の愛人に過ぎません。
しかし“女王の愛人”である事は、私の身の振り方に大きな影響を与えるでしょう。
これまでは流浪の身を大国の駒として使役されて参ったが、これよりは自我による選択の余地を与えられよう!
その時には、私は私の真に愛する祖国の為に生きたい。
だがそれでは、君のお側でお仕えする事が出来ぬ…
王は統べる国になくてはならない。
もどかしい事だ!
せめて君が古い習わしの通り、大陸を巡り行かれて夫君の国をお渡りになればよいのに…
これは大いなる矛盾だ。
視作生の負担を思えば絶対に許せぬし、御身の安全と安静の為にも宜しくない事は明白である。
故にルイスこそが西欧における、視作生の本国であることはこの先も揺るが無い。
何より御本人がこの国を軸としてお住まいになる事を望まれておいでなのだから!
この先に、君はまた新たなる夫君を得る事があろう。
だかその際には通い婚が適当である。
…その事は、肝に銘じておりました。
重ね重ねも、女王はひとつ所に座すが宜しい。
けれど“女王の恩恵”が行幸をもってして、与えられぬ事は…
やはり不満だ。
恩恵は夫君を通してのみ、各地に垂れる事となる。
この、満開のルイスと同等の“完全”は望め無いのだから!
故にそんな内心の葛藤を秘めた私には、実に蜜の如き甘いお言葉だった。
『いつか、ルーランスに行ったら…』
視作生は何の気無しに、気軽なお気持ちで仰られたに過ぎぬ。
そして今、私が大袈裟に捉えて口走った言葉に、彼は気分を害されてしまった!
視作生は鎮痛な面持ちなのである。
…何故にその様に、悲し気なのでしょう。
君の繊細なる御心に、理解が及ばぬ自身が口惜しい。
先程までの会話では、何処をとっても調和のとれた関係性について、感謝と賞賛を贈りあっておりましたね。
…何がいけなかったのだろう。
そんなふうに反省を試みるも、喜びに躍る本心が私を怠惰にさせているのでしょうか。
君のお悩みになる理由が、どうしても解りません。
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