京都四条の物語~幕末時代の前世の記憶~

それは幕末の時代。
京の都の四条大橋の傍には旅籠屋があった。

貧乏な農家の長女として生まれた美花は
家の借金返済の為に、旅籠屋へ売られたのだった。

数奇な運命に翻弄された人生を送った美花は
成仏出来ず魂の破片を残したまま
難波しぶ子として現代に転生をした。

「私を助けて。私の想いを聞き届けて。」

時の流れを超えて、前世が想いを
転生したしぶ子へと訴えてきたのだった。

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