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都留
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午後八時過ぎ。予定に少し遅れて、一回戦が全て終了した。二日目に進めるのは二十四人、敗れた二十三人は特訓に送られ観戦することも叶わない。
「平塚は戻ってこんけんど、しょうがねえか」
唯一の四年となってしまって、先輩としてやむを得ないと都留は班を指揮する。夕飯にも戻らない平塚が心配だったが、彼を待って後輩共々飯抜きになるわけにもいかない。
「食い物が貰えるなあ明日までだから、今夜のうちに準備するよ。食い終わったら、市原は平塚が不貞寝してるか一応確認してきて」
「はい」
普段は見られない都留の先輩らしい振る舞いに市原も慣れない様子だが、後輩らしい返事をして立川たちには先輩らしく声を掛ける。
覗き込んだベッドの中に平塚がいたことを把握し、四人は夜間の作業に入った。一日目二日目のうちに、十分に水を汲んだり釣りの餌を集めたりしなければならない。風呂に入る余裕はない。服だけ着替えて、日付が変わる頃に四人もベッドに入っていく。
しかし、疲れもあるとはいえ狭い部屋、固く狭いベッドでの集団生活は、簡単に安眠を提供してはくれない。何度目かの入眠を待つが、誰かの鼾や寝息までが気になってしまい、遂には諦めた立川は夜風を求めて小屋を出た。
「目が覚めちゃった?」
眠れもしない寝惚け眼で怠そうに歩く立川の耳に、闇の中から声があった。顔を上げると、簡素な椅子に座る都留の姿が見える。
「はい、眠れなくて。都留先輩もですか?」
都留は答えずに俯いて、虫の声だけが響く夏の夜に立川が不安を覚える頃、ゆっくりと言葉を落とした。
「眠れるわけねえよ。立川は、本当に天才なんだな。なあ、精液を飲ませてくれんか?」
「それは良いですけど、実は、綾部先輩の前でしか射精しない約束なんですよね」
「なら綾部のところに行くけ。どっちにしろ、合宿の間どこかでは行かざるを得んずら?」
迷わず言った都留に立川も頷きを返す。
「確かに。合宿が終わるまで我慢なんてできませんし、どの道どっかのタイミングで夜這いすることになりますね」
「綾部は西棟の、一階だったか?」
「はい」
暗い森を都留は進んでいき、その後ろを立川も歩く。悪路を暫く行ったところで、虫に紛れて人の声が聞こえてきた。木々に囲まれたその場所に目を凝らしてみれば、薄らと人影が確認できる。
「誰か起きてるみてえだな」
息を殺して二人は人影に近付いていく。
「綾部先輩じゃないですか」
近付いていき、その正体に気が付くと、立川は急に気の抜けた様子で声を出す。
「立川くん、どないしたん」
返した綾部の声は熱く、呼吸が乱れている。綾部の隣には和泉が立っていた。
「射精を見てもらうために来たんですよ。約束でしょ」
「都留先輩にあげるん?」
立川と共にいる意外な人物に、綾部は驚いたように尋ねる。
「そうですよ。綾部先輩は、何かお取り込み中でしたか?」
月が微かに灯りを届ける夜。立川の問いに綾部が言葉に詰まると、代わりとばかりに和泉が答える。
「セックスしとったんやで。エロい体見せ付けて誘うてきたから、抱いたっとったんや」
「いきなり盛って脅して襲うてきたくせに、よう言うわ」
勝手なことを言う和泉を綾部は睨んだが、尻を撫で上げられただけで艶めかしい仕草を見せる。
「和泉と綾部ってほんな関係だったんだ」
「ちゃいます」
頷く都留に綾部は強く否定するけれど、和泉にズボンを下ろされ、慌てて履いたため乱れた下着から主張する興奮の証を晒されてしまう。
「綾部が誰とでもヤるビッチなだけです」
そう言って和泉は都留に見せるように、思い切り綾部の体を貫いた。言い返そうとした綾部だが、彼の口から漏れたのは甘い善がり声だった。
「立川、俺たちも」
「外でするんですか?」
「誰も来やしんよ」
都留は大きく口を開けようとしたが、迷った末に下半身を露出した。
「力抜いてくださいね」
ガッチリした都留の尻を両手で広げ、立川は穴の中に指を挿れていく。
「痛い」
顔を歪めて呻く都留の体を立川は優しく解していく。自然の中に、綾部と和泉の激しい呼吸が聞こえてくる。都留と立川も気持ちは昂るが、モノを入れるようにできていないソコは、中々立川の暴力的な巨根を挿れ始められるようにはならない。
「これは、無理そうですね。自分で開発してくれたら今度から腹に直接注ぐんで、今日は口で良いですか?」
根元まで和泉を咥えて擦られるたびに快楽の声を上げる綾部を見て、都留も勃起していたし、立川のあまりに大きなものに恐怖や敗北、劣等感、好奇心、感情を掻き立てられていた。
「なあ、立川くん。律儀に見せに来てくれんでも、後で誰とシたか教えてくれたらええで」
和泉に犯される綾部に興奮して、都留の喉を犯す立川に、楽しそうな声色で綾部は伝える。
「こっち集中しぃや」
和泉は堪らなく綾部に魅せられているのに、彼を締め付けながら平然と立川に話し掛ける綾部に、和泉は悔しさを覚え、一層興奮した。激しく律動し何度も打って責めているのは和泉の方だけれど、彼に身を委ねる綾部に好きなように操られているようだった。
「俺はせっかくなら綾部先輩に見てほしいですけど」
「ならええけど、いろんな人を私んとこに連れてくる気なん?」
「まあ、また誰かに抱いてくれと頼まれたら、そうなりますね」
「そうかい」
綾部は立川と会話しながら、下半身を巧みに動かし不満げな和泉に逆らえない刺激を与える。綾部が少し尻に力を入れただけで、全ての力が奪われるような極上の快楽で和泉は震える。
「都留先輩、出しますよ」
その言葉に、都留は唇を立川の先端に密着させて包み込み、目的のものが溢れないようにと備えた。刹那、何が起こったのか、都留にはわからなかった。独特の臭いと味が彼を満たし、呼吸ができなくなり、全身に魔力が滾った。
「本当に、本当だったんだな」
疑うべくもない即効に、座り込んで息を整え、都留は思わず呟いた。
「合宿の前に飲んどけば良かった」
この学校の案内が届き、入学が認められるレベルの魔力はあったが、全国から集められた才物たちの中では凡才に過ぎない。大事なバトルも四年連続で、一度も勝てずに終わってしまった。自分の実力ではないのだから一時的なものにしても、過酷な修行に耐えなければならないだけの魔力をこうも簡単に手に入れてしまい、都留は気持ちをどこに持っていったら良いかわからなかった。
「そないすごいもんなんか」
「おっ、和泉も抱かれるんやったら見とってあげんで」
都留の反応に興味を示す和泉に、楽しそうに綾部は笑う。和泉は綾部の中に大量に吐き出して、自分だけすっかり服装も整えている。
「立川くんはどないすんの。私ともシていくの?」
「もちろんです」
間髪を容れずに立川は綾部の誘いに乗る。口を拭い、立ち上がった都留は、和泉の隣に立った。
「ほれで、綾部とは仲悪いと思ってたんだけんど、どういう関係なの?」
激しく貪り合う立川と綾部の卑猥な音を背景に、これまでの三年間それほど話すことはなかった都留と和泉が、不思議な巡り合わせで夜闇に言葉を交わしている。
「綾部がエロい体で誘うてくるから抱いたってるだけですわ。仲は悪いままです」
「こんなに力があるんじゃ立川に体を許すなあわかるけんど、綾部が和泉に大人しく抱かれる意味がわからん」
「尻軽やからでしょ」
隣で聞いている綾部は弁明しようとするけれど、立川の大きな熱で突き上げられて呼吸をするだけでいっぱいいっぱいになり、意味のある言葉を並べることなんてできない。我慢できずに嬌声を上げてしまい、それが和泉の言葉を真実に見せてしまいそうで、どうにか快楽に抗おうとするけれど、綾部の体も立川の責めもそんなことを許してはくれない。やがて立川の欲を体の奥で受け止め、綾部は色っぽい笑みで彼から離れる。
「今日はもうおしまい」
綾部は立川に告げてから、今度は都留にも妙に蠱惑的な笑顔で告げる。
「都留先輩も、和泉の言うことなんか信じんといてくださいね」
「おう」
胸の高鳴りが鎮まってくれるよう祈りながら、都留はぎこちない返事をする。綾部と和泉は小屋に消えていき、立川と都留も暗い森を戻っていく。眠そうにベッドに入る立川を確認して、都留は再び外に出る。森と空に見られる解放感の中で、膨らんだ欲望を一人慰めるのであった。
「平塚は戻ってこんけんど、しょうがねえか」
唯一の四年となってしまって、先輩としてやむを得ないと都留は班を指揮する。夕飯にも戻らない平塚が心配だったが、彼を待って後輩共々飯抜きになるわけにもいかない。
「食い物が貰えるなあ明日までだから、今夜のうちに準備するよ。食い終わったら、市原は平塚が不貞寝してるか一応確認してきて」
「はい」
普段は見られない都留の先輩らしい振る舞いに市原も慣れない様子だが、後輩らしい返事をして立川たちには先輩らしく声を掛ける。
覗き込んだベッドの中に平塚がいたことを把握し、四人は夜間の作業に入った。一日目二日目のうちに、十分に水を汲んだり釣りの餌を集めたりしなければならない。風呂に入る余裕はない。服だけ着替えて、日付が変わる頃に四人もベッドに入っていく。
しかし、疲れもあるとはいえ狭い部屋、固く狭いベッドでの集団生活は、簡単に安眠を提供してはくれない。何度目かの入眠を待つが、誰かの鼾や寝息までが気になってしまい、遂には諦めた立川は夜風を求めて小屋を出た。
「目が覚めちゃった?」
眠れもしない寝惚け眼で怠そうに歩く立川の耳に、闇の中から声があった。顔を上げると、簡素な椅子に座る都留の姿が見える。
「はい、眠れなくて。都留先輩もですか?」
都留は答えずに俯いて、虫の声だけが響く夏の夜に立川が不安を覚える頃、ゆっくりと言葉を落とした。
「眠れるわけねえよ。立川は、本当に天才なんだな。なあ、精液を飲ませてくれんか?」
「それは良いですけど、実は、綾部先輩の前でしか射精しない約束なんですよね」
「なら綾部のところに行くけ。どっちにしろ、合宿の間どこかでは行かざるを得んずら?」
迷わず言った都留に立川も頷きを返す。
「確かに。合宿が終わるまで我慢なんてできませんし、どの道どっかのタイミングで夜這いすることになりますね」
「綾部は西棟の、一階だったか?」
「はい」
暗い森を都留は進んでいき、その後ろを立川も歩く。悪路を暫く行ったところで、虫に紛れて人の声が聞こえてきた。木々に囲まれたその場所に目を凝らしてみれば、薄らと人影が確認できる。
「誰か起きてるみてえだな」
息を殺して二人は人影に近付いていく。
「綾部先輩じゃないですか」
近付いていき、その正体に気が付くと、立川は急に気の抜けた様子で声を出す。
「立川くん、どないしたん」
返した綾部の声は熱く、呼吸が乱れている。綾部の隣には和泉が立っていた。
「射精を見てもらうために来たんですよ。約束でしょ」
「都留先輩にあげるん?」
立川と共にいる意外な人物に、綾部は驚いたように尋ねる。
「そうですよ。綾部先輩は、何かお取り込み中でしたか?」
月が微かに灯りを届ける夜。立川の問いに綾部が言葉に詰まると、代わりとばかりに和泉が答える。
「セックスしとったんやで。エロい体見せ付けて誘うてきたから、抱いたっとったんや」
「いきなり盛って脅して襲うてきたくせに、よう言うわ」
勝手なことを言う和泉を綾部は睨んだが、尻を撫で上げられただけで艶めかしい仕草を見せる。
「和泉と綾部ってほんな関係だったんだ」
「ちゃいます」
頷く都留に綾部は強く否定するけれど、和泉にズボンを下ろされ、慌てて履いたため乱れた下着から主張する興奮の証を晒されてしまう。
「綾部が誰とでもヤるビッチなだけです」
そう言って和泉は都留に見せるように、思い切り綾部の体を貫いた。言い返そうとした綾部だが、彼の口から漏れたのは甘い善がり声だった。
「立川、俺たちも」
「外でするんですか?」
「誰も来やしんよ」
都留は大きく口を開けようとしたが、迷った末に下半身を露出した。
「力抜いてくださいね」
ガッチリした都留の尻を両手で広げ、立川は穴の中に指を挿れていく。
「痛い」
顔を歪めて呻く都留の体を立川は優しく解していく。自然の中に、綾部と和泉の激しい呼吸が聞こえてくる。都留と立川も気持ちは昂るが、モノを入れるようにできていないソコは、中々立川の暴力的な巨根を挿れ始められるようにはならない。
「これは、無理そうですね。自分で開発してくれたら今度から腹に直接注ぐんで、今日は口で良いですか?」
根元まで和泉を咥えて擦られるたびに快楽の声を上げる綾部を見て、都留も勃起していたし、立川のあまりに大きなものに恐怖や敗北、劣等感、好奇心、感情を掻き立てられていた。
「なあ、立川くん。律儀に見せに来てくれんでも、後で誰とシたか教えてくれたらええで」
和泉に犯される綾部に興奮して、都留の喉を犯す立川に、楽しそうな声色で綾部は伝える。
「こっち集中しぃや」
和泉は堪らなく綾部に魅せられているのに、彼を締め付けながら平然と立川に話し掛ける綾部に、和泉は悔しさを覚え、一層興奮した。激しく律動し何度も打って責めているのは和泉の方だけれど、彼に身を委ねる綾部に好きなように操られているようだった。
「俺はせっかくなら綾部先輩に見てほしいですけど」
「ならええけど、いろんな人を私んとこに連れてくる気なん?」
「まあ、また誰かに抱いてくれと頼まれたら、そうなりますね」
「そうかい」
綾部は立川と会話しながら、下半身を巧みに動かし不満げな和泉に逆らえない刺激を与える。綾部が少し尻に力を入れただけで、全ての力が奪われるような極上の快楽で和泉は震える。
「都留先輩、出しますよ」
その言葉に、都留は唇を立川の先端に密着させて包み込み、目的のものが溢れないようにと備えた。刹那、何が起こったのか、都留にはわからなかった。独特の臭いと味が彼を満たし、呼吸ができなくなり、全身に魔力が滾った。
「本当に、本当だったんだな」
疑うべくもない即効に、座り込んで息を整え、都留は思わず呟いた。
「合宿の前に飲んどけば良かった」
この学校の案内が届き、入学が認められるレベルの魔力はあったが、全国から集められた才物たちの中では凡才に過ぎない。大事なバトルも四年連続で、一度も勝てずに終わってしまった。自分の実力ではないのだから一時的なものにしても、過酷な修行に耐えなければならないだけの魔力をこうも簡単に手に入れてしまい、都留は気持ちをどこに持っていったら良いかわからなかった。
「そないすごいもんなんか」
「おっ、和泉も抱かれるんやったら見とってあげんで」
都留の反応に興味を示す和泉に、楽しそうに綾部は笑う。和泉は綾部の中に大量に吐き出して、自分だけすっかり服装も整えている。
「立川くんはどないすんの。私ともシていくの?」
「もちろんです」
間髪を容れずに立川は綾部の誘いに乗る。口を拭い、立ち上がった都留は、和泉の隣に立った。
「ほれで、綾部とは仲悪いと思ってたんだけんど、どういう関係なの?」
激しく貪り合う立川と綾部の卑猥な音を背景に、これまでの三年間それほど話すことはなかった都留と和泉が、不思議な巡り合わせで夜闇に言葉を交わしている。
「綾部がエロい体で誘うてくるから抱いたってるだけですわ。仲は悪いままです」
「こんなに力があるんじゃ立川に体を許すなあわかるけんど、綾部が和泉に大人しく抱かれる意味がわからん」
「尻軽やからでしょ」
隣で聞いている綾部は弁明しようとするけれど、立川の大きな熱で突き上げられて呼吸をするだけでいっぱいいっぱいになり、意味のある言葉を並べることなんてできない。我慢できずに嬌声を上げてしまい、それが和泉の言葉を真実に見せてしまいそうで、どうにか快楽に抗おうとするけれど、綾部の体も立川の責めもそんなことを許してはくれない。やがて立川の欲を体の奥で受け止め、綾部は色っぽい笑みで彼から離れる。
「今日はもうおしまい」
綾部は立川に告げてから、今度は都留にも妙に蠱惑的な笑顔で告げる。
「都留先輩も、和泉の言うことなんか信じんといてくださいね」
「おう」
胸の高鳴りが鎮まってくれるよう祈りながら、都留はぎこちない返事をする。綾部と和泉は小屋に消えていき、立川と都留も暗い森を戻っていく。眠そうにベッドに入る立川を確認して、都留は再び外に出る。森と空に見られる解放感の中で、膨らんだ欲望を一人慰めるのであった。
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