魔王の心の声が聞こえるようになった小間使いが、番になって溺愛されるようになる話

碧碧

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 とにかくいい匂いがする。頭がぼうっとして、体が熱い。滲む視界に一人の男が見えた。

(ヴァルゼウス様・・・?)

 ぼやけていて顔は見えないが、漆黒の髪に引き締まった体躯、そして何よりこの香り。

 名前を呼んでもヴァルゼウスは何も言わない。しかし、エイリに徐々に近づいて、その額にあたたかい感触を落とした。軽いリップ音が耳をくすぐり、キスされたのだとわかる。

 声を出したいのに口が開かない。体も動かない。近くにいるはずなのにヴァルゼウスの顔ははっきりと見えない。だが、温かい手がエイリの肌を撫でた。いつの間にか着ていたはずの服がなくなっていて、外套だけが顔周りを包むようにくしゃりとまるまっている。

 撫でられたところから火がついたように熱くなる。首から肩、鎖骨、胸、腹、と下がっていき、尻尾の付け根の腰回りを撫で上げられて、エイリは切なさに身を震わせた。手は止まらない。緩く開かれた内腿、しなやかなふくらはぎ、足の指。下まで行った手は引き返し、体の縁をさすりあげながら臀部に到達した。優しく揉まれながら、逆の手は恥骨をつつつ、と指でなぞる。エイリの体は快感にがくがくと痙攣し、飲みきれないよだれが口の端を伝った。

(ヴァルゼウス様、なんで、こんな・・・。)

 ねだるようにエイリが目の前の男に目を向け、緩く腰を揺らす。はしたない自分を恥じながら、なぞられている恥骨の先で必死に勃ち上がり、涙をこぼしているそれを男に差し出すように腰を浮かせた。

(ここ、切ないっ、ああ、ヴァルゼウスさまぁっ!)

 男がくすりと笑う気配がし、エイリのそれを握り込んだ。途端に蕩けるような心地よさが腰から脳に響き、目の前が明滅する。握られただけの手に必死で腰を揺すり上げながら、うわごとのようにヴァルゼウスの名前を呼んだ。ぼやけた顔が近づき、はっきりとそれはヴァルゼウスの顔になった。顔はどんどんと近づき、エイリの唇にヴァルゼウスのそれが重なる。くち、と濡れた音が響いた瞬間、ヴァルゼウスの手に包まれたそこが快楽に弾けた。



「ーーーッ!」

 薄暗い視界に自室の天井が見える。息が乱れ、鼓動がうるさい。下肢には濡れた下着が張り付く気持ち悪い感覚がある。慌ててそこを見ると、想像通り青臭い液体がぶちまけられていた。

 ベッドにいるのは自分一人で、今まで見ていたヴァルゼウスの姿は夢だったのだと自覚した。

(ぁ、俺、ヴァルゼウス様で・・・。)

 羞恥で顔が真っ赤に染まる。夢の内容はばっちり覚えていて、顔の近くにある外套から彼の匂いを感じると体温がまた上がった。

「ヴァルゼウス、様っ、はあっ、うあぁ・・・」

 惚けた思考のまま、自身の体液でぐちゃぐちゃになっている陰茎を手で包み、激しく扱き上げる。外套を逆の手で顔に押し当て、彼の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。頭が痺れ、手の中の陰茎が一層膨らむ。

「は、は、はぁッ、ゔぅーっ」

 はりつめたそれのカリ首の溝に指を食い込ませ、小刻みに揺する。がくがくと腰が上下するのを止められない。鈴口からはとろとろと白濁混じりの汁が漏れた。

「あっ、あっ、あっ」

 少しずつ手が速くなる。エイリは夢でヴァルゼウスがしてくれたように手で陰茎全体を包み、根本から亀頭まで夢中で上下させた。脳内のヴァルゼウスがエイリの名前を甘く呼び、その唇を寄せてくる。

「んっ、ヴァルゼウス、さ、まッ!はっ、はっ、キス、キスしてっ」

 エイリが眉根を寄せながら息を短く吐いた。興奮で全身が赤く染まり、腰が痙攣し始める。頭の中のヴァルゼウスがエイリの唇を吸い、舌を差し入れた。

「ああもう、もう、イ゙く・・・ヴァルゼウスさまぁッ、イくぅ、ッんんん!」

 手の中に思い切り腰を突き入れ、エイリの体が硬直する。生暖かい精液が何度も噴き上がった。吐精の度にん、ん、と低く呻く。全てを吐き出させるように、快感に脈打つ陰茎を根本から絞り上げ、敏感な亀頭を優しく擦った。

「あああああッ!ヴァルゼウスさま、もっかい出る、ッうああ!」

 快感がおさまらない。エイリは、陰茎を愛撫する手を止められなかった。



 何度も自慰を繰り返し、とうとう絶頂しても陰茎は脈打つだけで何も吐き出さなくなった。ぐったりと体の力を抜いたエイリは、自らの精液でぐちゃぐちゃになった体とシーツ、そしてヴァルゼウスの外套を見てやっと冷静さを取り戻した。

 慌ててシャワーを浴び、シーツを替えて外套を水洗いする。こっそりと城内の洗濯物にそれらを混ぜ、息を吐いた。自室に戻り綺麗になったベッドに腰を下ろすと、自分のしたことを思い出して枕に顔を埋める。

(やばい、俺、ヴァルゼウス様のこと、そういう意味で好きなんじゃん・・・っ)

 尊敬、畏怖、憧れだったはずの想いが、気づけば恋慕へと変わり果てていた。それも、ただ清らかな想いではなく、こんなにも劣情に塗れているなんて。

 エイリは唇を噛み締め、下を向いた。誰がどう考えても、ただの小間使いが偉大なる魔王と釣り合うはずがない。頭では理解していても、エイリも悪魔族だ。欲望に素直で我慢が苦手な悪魔が、何もせずに諦めることなどできない。しかもヴァルゼウスの心の声は、エイリを憎からず想ってくれているように聞こえるのだ。

(俺は、ヴァルゼウス様の心を読める。この能力で、もっとヴァルゼウス様の役に立って、俺じゃなきゃダメだって思わせて、ヴァルゼウス様の一番になる!)

 エイリの瞳は、決意に燃えていた。





「ザルヴァン様、今週末の領主会議の資料のことで聞きたいんですけどー」
「明日の分はもう終わったのか」
「はい!さっき印刷係に回しときました」
「ふん、わかった」

 あの翌日からエイリは一層仕事に励むようになった。日頃の身の回りの雑務だけでなく、今では政務にも関わっている。業務量が膨大になるため、ザルヴァンからは政務に専念すべきだと言われたが、ヴァルゼウスの衣服や食事にも関わっていたいと、エイリは断った。

 一心に仕事を覚えようと努力する姿に、厳格だったザルヴァンも次第に態度が和らぎ、今では熱心に指導をするようになった。ますます使い勝手のよくなったエイリは、ザルヴァンと並ぶほどにヴァルゼウスの信頼を得ることになり、今ではすっかり秘書となっている。

「ふんふん、ふーん♪」

 エイリが機嫌良くお茶の準備をしていると、背後に凛とした気配を感じた。この威圧感に大好きな香りは、間違いなくヴァルゼウスである。振り向く際に引き締めたはずの表情は、肩に手を置かれた驚きですっかり緩んでしまった。

「あっ、ヴァルゼウス様、今からお茶を持っていこうと思ってたんですけど・・・」
「エイリ、最近働きすぎだ」
「いや、あの、俺、もっとヴァルゼウス様の役に立ちたいんで!それに、体は丈夫な方っす!」
「エイリ・・・」

 《嬉しいが、昨日より目の下の隈が酷い。もし倒れられたりしたら・・・心配で私の方がおかしくなりそうだ。》

 ヴァルゼウスの心の声に、エイリがハッとする。

(そうだ、俺、せっかくいくつか仕事を任されるようになったのに、もし倒れたりしたら業務が滞るよな。確かに最近ちょっとぼーっとするし、迷惑かける前に今日は早めに休も。)

 エイリは食器を配膳台車に乗せながら、ヴァルゼウスを見上げた。

「心配してくださってありがとうございます。今日は早めに休んで、また明日からがんばることにします」
「そうしてくれ」

 ヴァルゼウスの返事に頷き、二人で執務室に向かう。歩幅を合わせてくれているのを感じて、エイリは頬が緩むのを止められない。

 いつからかすっかり二人の時間となったティータイムは、エイリにとって最高のご褒美だ。この時間のために日々がんばっていると言っても過言ではない。

 何かを多く話すというわけではない。その日あったちょっとしたことや思い出話をエイリが話し、ヴァルゼウスはそれを静かに頷きながら聞く。時間がゆっくりと流れ、まるでこの城に二人きりになったような気分になる。

 しかし、ヴァルゼウスがティーカップを置き、おしぼりで口を拭うと、永遠に続いて欲しいこの時間は終わりだ。

「ふぅ・・・さて、片付けますね。ヴァルゼウス様はこの後来客対応の準備をしてください。俺は片付けて簡単な書類作業を済ませてから、夕食の準備をして、今日は終わります」
「ああ」
「あ、ネクタイが曲がってる。失礼します」

 ヴァルゼウスに近づき、ネクタイを締め直す。指先に触れる彼の肌の温かさと、心地よい香りに頬が上気してくるのを感じた。

「できました。今日もかっこいいです」
「・・・ありがとう」

 まるで新婚みたいだとなんだか照れ臭くなって、悟られないよう慌てて食器を片付けていく。

 《クソ、これくらいでもう体が熱い。最近特に酷いな。まるで発情期だ。》

 後ろから聞こえたその声にエイリがぴくりと体を揺らす。聞き間違えでなければ、今、ヴァルゼウスは発情していると聞こえた。

(これ、チャンス、かも。)

「・・・ヴァルゼウス様」
「なんだ」
「体、しんどそうですね。俺でよければお相手しましょうか?」
「何を、言っている」

 心の声が聞こえているだなんて思っていないヴァルゼウスは、虚を突かれたように目を見開いている。拒否されなかったことでエイリがその距離を縮めた。

「俺が、ヴァルゼウス様を楽にしてあげます」
「エイリ」
「今晩、お部屋に行っても」

 いいですか、と口にしようとした時、ヴァルゼウスが拳を机に叩きつけた。激しい音にエイリが硬直する。

「やめろ。私がお前を性処理に使うと思っているのか」
「あ・・・すみませ・・・」
「お前は毎日よくやってくれていて、感謝している。しかし、お前をそんな道具にするつもりはない。もっと自分を大切にしろ」
「出過ぎた真似をしました。すみませんでした」
「そういう話ではない!」

 ヴァルゼウスの怒りに満ちた声に、エイリは震えるしかなかった。一瞬の欲望に負けてしまったことを深く後悔した。これまで全てヴァルゼウスを第一に考えていたはずなのに。積み上げてきた信頼が崩れ去ってしまったのだとわかった。

 ただ下を向いて謝罪し続けるエイリに、ヴァルゼウスは「すまない、強く言いすぎた」と静かに呟いた。

「いえ、俺が、身の程も弁えず・・・」
「何も言うな。お前は何もわかっていない」
「そんな・・・」

 ヴァルゼウスの心の声を聞けるはずの自分が、彼のことをすべて理解しているつもりだった。それが、何もわかっていないだなんて。

「この後の仕事はもういい。今日は部屋で休め」

 そう言い残し、ヴァルゼウスはエイリを置いて執務室を出ていった。扉が閉まる音が重く響き、一人残されたエイリは膝から崩れ落ちる。まるで心が音を立てて砕けるように、身体から全ての力が抜け、両手で床を掴んだ。それでも震えが止まらない。呼吸をするたびに胸が締めつけられ、立ち上がることさえできなかった。




 しばらくしてから、エイリは呆然としたまま食器を片付け、部屋を出た。そして、食堂に向かう途中、すれ違ったサキュバス族の女に声をかけた。

「今晩、サキュバスの女の子何人かでヴァルゼウス様の部屋に行ってあげてくんない?」
「あら珍しい!魔王様がお呼びなの~?」
「・・・発情期が来たっぽいんだってさ」
「ふ~ん。まあ秘書ちゃんがそう言うなら、そうなのね~。で、3人くらいでいいかしらん?」
「多分。じゃあよろしく」
「は~い」

 何でもないことのように承ったその女に礼を言って、体を引きずるようにして自室に戻った。ベッドに倒れ込み、ぐったりと力を抜く。勝手に瞳が濡れてくるが、唇を噛んで耐えた。

(泣く資格なんか、ない。俺が、自分でヴァルゼウス様を失望させたんだ。一瞬の気の迷いで、チャンスだと思って考えなしに飛びついて。俺のこと気に入ってくれてるって勝手に勘違いして、一晩だけでも抱かれたいなんて、自分の欲を優先して・・・俺の、バカ。)

 口からは噛みきれない呻き声が漏れる。今更後悔しても遅いとわかっているのに、握った拳でめちゃくちゃにベッドを叩きつけ、八つ当たりをした。

 今晩、きっとヴァルゼウスはエイリの手配した女達を抱くのだろう。あの逞しい体躯で、女に差し込み、揺すって突き上げて、体液を注ぎ込む。一夜限りのまぐわいでもキスはするのだろうか。彼の顔はどんなふうに快感で歪んで、どんな声を漏らすのだろう。知りたかった。自分だけがそれを知っていたかった。

 想像するだけで昂った自身の下腹部を見て情けなくなる。こんなにも悔しくて悲しいのに、体はまだヴァルゼウスを求めている。理性では止められない熱が全身を巡り、ついに涙が頬を伝った。

「俺、何してんだ・・・」

 惨めで哀れだとわかっているのに、手は止まらなかった。ヴァルゼウスの冷たく無表情な顔が、そして優しい時の顔が交互に浮かんでは、胸を締めつけた。



 ティッシュの中に劣情を吐き出すと、エイリの意識はそのまま闇に溶けていく。

 明日、女を抱いたヴァルゼウスに冷静に挨拶できるだろうか。それどころか顔も見られない気がする。

(明日、ヴァルゼウス様から女の感想とか聞こえてくんのかな・・・そんなの聞くくらいなら、もう心の声なんか聞こえなくなればいいのに。)

 エイリはぐっと目を瞑ると、そのまま泥のように眠った。







 次にエイリが目覚めたのは自室ではなく医務室だった。薬品の匂いがツンと鼻を刺し、思わず怪訝な表情になる。なんだかとても体が重かった。

「あ、やっと目が覚めたんだね」

 身じろぎをした音を聞いて優しげな白衣の男性がエイリを覗き込んだ。

「フィンデル先生・・・?」
「エイリくん、君働きすぎだよ。過労で丸2日寝てたの」
「マジ、っすか」
「マジです」

 柔和な顔立ちに真面目な表情を浮かべたフィンデルと呼ばれたは、「こんなになるまで働くのはやめなさい」と諭した。彼はこの城で働いている医師であり、エイリが初めてヴァルゼウスの心の声を聞いて気分が悪くなった時に診察をしてくれた人である。

「すみません。これから気をつけます。じゃ、俺戻らないと」
「本当に僕の話聞いてた?魔王様から、目が覚めてもしばらく休ませるよう言われてるよ。せめて一週間くらいは休養して」
「・・・」
「魔王様ったら、それはもう心配そうに一日に何度も見舞いにいらっしゃってたんだから。しっかり休んで安心させてあげてね」
「ヴァルゼウス様が・・・」

 フィンデルの言葉に顔を俯かせる。本来ならば、仕事を休んでしまったことの謝罪と、見舞いに来てくれたことの礼をすぐに伝えにいくべきだろう。頭ではそうとわかっていても、倒れる前の自身の失態を思い出すと足がすくんだ。彼に会ってどんな顔をしていいかわからない。

「前にも気分が悪いって休んだことがあったでしょう?幻聴が聞こえるとかで。あれから眠れてなかったりする?」

 心配そうに覗き込むフィンデルにかぶりを振った。

「いや、寝てなかったのは最近だけなんで。俺、もう大丈夫です。自分の部屋で休みます」
「本当かい?すぐ立ち上がって大丈夫?」
「はい」
「しょうがないな。体調に異変があったときはすぐに呼んでね」
「はい。すみません、ありがとうございました」

 寝起きで足が少し絡れるが、頭はスッキリしていた。

(やっぱ、先に謝りに行っといた方がいいよな。後回しにしたら結局休める気がしねえし・・・。)

 嫌なことは先に済ませるべきだ、と結論を出し、エイリはヴァルゼウスの執務室に向かう。扉の前で足を止め、一つ息を吐いてからノックをした。

「エイリ?」
「失礼します」

 嗅ぎ慣れた大好きな人の匂い。外套に包まれた時のことを思い出して勝手に体が熱くなる。

「急に、休んですみませんでした。それと、何度も見舞いに来てくださったと聞きました。気遣ってくださってありがとうございました。これからは体調管理に気をつけます。明日からは少し休みをいただいて、できるだけ早く仕事に戻れるようにします。それじゃあ、失礼します」

 視線を下げたまま一息に言葉を吐き出し、そのまま踵を返した。後ろから自分を呼ぶ声が聞こえたが、振り返ることはできなかった。執務室の扉を後ろ手に締め、自室へと急ぐ。

(そういえば、心の声、聞こえなかったな。)

 ふとそう思うが、聞こえなくてよかったんだと自分に言い聞かせた。醜い欲を出して失望させて、仕事を休んで迷惑をかけて、そんな自分に対して聞こえてくる声は、きっとエイリが望むような言葉ではないだろう。

 自室に着いたエイリは服を脱ぎ捨て、ベッドに潜り込んだ。もう気に病んでいたことは終わった。医者の言うとおり体を休め、早く仕事に戻らなくては。丸2日寝ていたはずなのに、エイリの意識はすぐに闇に溶けていった。
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