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第二章その6 ~目指すは阿蘇山!~ 火の社攻略編
人には撃てない
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眼前にそびえる白壁を見据え、壮太が呆然と呟いた。
「嘘だろ……嘆きの門じゃねえか……!」
他の面々も皆、一様に動きを止めている。
やがて白い壁面に、男の姿が映し出された。
歳は50代ほどだろうか。
一見洗練された立ち姿だったが、その目は人ならぬ輝きを満たしている。
「……はじめまして諸君、我が名は不知火。早速だが、この門には人質が入っている。攻撃は控えていただこうか?」
男の隣に、一塊になって震える子供達が映し出される。
人々が動きを止めた事に気を良くしたのか、男は満足げに言葉を続けた。
「覚えているだろう? 君達が最も忌み嫌う、嘆きの門とその城壁だ。さすがの姫君も、人の手でこしらえた物には気付かなかったようだな」
男が手元で何かを操作すると、門は赤い光に包まれていく。
「この門は、社を守る環状結界に一体化している。社を攻撃すればここも吹き飛ぶし、もちろん門への攻撃はいわずもがなだ。それでは、ご機嫌よう……」
男はからかうように笑みを浮かべ、映像は掻き消えてしまった。
流れは、一気に変わってしまった。
元々の戦力差も圧倒的だったため、人間側は大苦戦に陥っている。
巨大な餓霊どもの周囲に赤い光が閃くと、無数の火球が殺到してくる。
味方の重機が電磁シールドを展開し、必死に攻撃を受け止めた。
鶴も青い光で味方をかばうが、さすがに多勢に無勢である。
「くそっ、このままじゃやられる……!」
誠も焦りを禁じ得ない。
味方の勢いは完全に止められ、鶴も防御で手一杯。このままでは全滅だ。
そこでふと、壁の一部に目がとまった。その部分だけが、やけに赤い光が乱れているのだ。
「……?」
凝視すると、壁に赤い三角マークが見えて、接合部分である事が分かった。
誠は覚悟を決め、画面で鶴に呼びかけた。
「ヒメ子、俺をあの門に送れないか!?」
「えっ!!?」
画面に映る鶴は、一瞬目を丸くした。
カノンや難波も驚いているが、誠は構わず言葉を続けた。
「ヒメ子は防御で動けないし、だったら俺が行く。機体を降りると敵にバレるから、瞬間移動できれば助かる」
「それは出来るけど……でも黒鷹、霊力で中まで送ろうとしても、結界で弾かれると思うわ」
「送るのは壁の上でいい。あの赤い三角印が付いてるとこ、部材同士の関節だから、結界が乱れてるだろ。あれだけノイズがあって、しかも霊力のない俺が蓋を開ければ、敵も気付かないかもしれない。中に入れば道も分かってるから、見つからずに行けると思う……!」
「…………分かったわ。私、黒鷹を信じる……!」
鶴は一瞬迷いの表情を浮かべたが、すぐに頷いてくれた。
流石に武家の娘、だてに幾多の修羅場をくぐっていないのだ。
「それじゃ黒鷹、さっそくいくわ。光が出るから、みんな隠してね!」
「了解だぜ!」
「まったく、毎度無茶な隊長さんだな!」
宮島と香川の機体が、素早く誠の前に出た。
次の瞬間、誠のいる操縦席が、眩い光に包まれる。
やがて猛烈に加速するような感覚と共に、誠は門の上に降り立っていた。
「ぐっ……!!!」
目の前に駆け巡る赤い光で、全身の神経が焼き切れそうだった。
幼い頃に、コンセントを触って感電した感じに近いだろうか。
それでも誠には予感があった。
女神がくれた神器の太刀……あの加護が誠の中にある限り、自分の肉体はへこたれないはずだ。
誠は歯を食いしばり、構わず城壁の連結部に近づく。
「ぐっ、うおおおおっ……!!!」
震える指で、整備用の出入り口に手をかけ、無理やりそれをこじ開けた。
「不知火様。御前様のご顕現まで、あとわずかの模様です」
「そうか。何よりだ」
配下の女の報告に、不知火は満足げに頷いた。
彼はそこでモニターに映る、人間達の軍勢を眺めた。懸命に応戦しているとは言え、彼らは次第に追い詰められていく。
どうしてもこちらの門を攻撃出来ず、ジリ貧になっているのである。
「……口惜しいが、さすがは夜祖大神様だな。かつて人間達が閉じ込められた悲劇の城壁……視覚効果は絶大だ。奴らにこの壁はなかなか撃てまい」
不知火は複雑な面持ちでそう言うが、配下の女は怪訝そうに尋ねた。
「それはともかく、なぜ抵抗を許されるのでありましょう。武装解除をさせないのですか?」
「……交渉は、相手に逃げ道を用意するものだ」
不知火は淡々と答えた。
「無抵抗に殺されると思えば、恐怖で壁を攻撃する者が出るやもしれん。我々は時が稼げればそれでいいのだ」
「……さすがは不知火様。ご慧眼感服いたしました」
不知火達の会話をよそに、部屋の隅では、例の鬼達が座っていた。
剛角は金棒をいじりながら、不満げに文句を言う。
「つまらんのお、何じゃこの卑屈な策は。もっと真っ向からドンパチやりゃいいだろうがよ」
「言うな剛角、わしらはここの番するんじゃろうが」
そう言う紫蓮も不満げではある。
鬼達の傍らには、人質となった子供達が、呪術的な光で手を縛られた状態で怯えていた。
剛角は暇を持て余し、子供らにも声をかけた。
「お前らも貧乏くじ引いたのお。あーんな性悪連中に目ぇ付けられて。飴玉でも食うか?」
「………………聞こえているぞ、剛角」
不知火は口元を笑みの形に歪めた。
「ここは我々が見ている。お前達、暇なら見回りでもしてこい。そうすれば、ちゃんと働いていたと報告してやる」
その言葉が剛角を苛立たせる。
「……くそっ、こんなとこ誰が入ってくるんじゃ。バカにしくさって」
「ええから剛角、ここは言われた通りにしとこう」
紫蓮に促され、剛角はしぶしぶ腰を上げた。
「嘘だろ……嘆きの門じゃねえか……!」
他の面々も皆、一様に動きを止めている。
やがて白い壁面に、男の姿が映し出された。
歳は50代ほどだろうか。
一見洗練された立ち姿だったが、その目は人ならぬ輝きを満たしている。
「……はじめまして諸君、我が名は不知火。早速だが、この門には人質が入っている。攻撃は控えていただこうか?」
男の隣に、一塊になって震える子供達が映し出される。
人々が動きを止めた事に気を良くしたのか、男は満足げに言葉を続けた。
「覚えているだろう? 君達が最も忌み嫌う、嘆きの門とその城壁だ。さすがの姫君も、人の手でこしらえた物には気付かなかったようだな」
男が手元で何かを操作すると、門は赤い光に包まれていく。
「この門は、社を守る環状結界に一体化している。社を攻撃すればここも吹き飛ぶし、もちろん門への攻撃はいわずもがなだ。それでは、ご機嫌よう……」
男はからかうように笑みを浮かべ、映像は掻き消えてしまった。
流れは、一気に変わってしまった。
元々の戦力差も圧倒的だったため、人間側は大苦戦に陥っている。
巨大な餓霊どもの周囲に赤い光が閃くと、無数の火球が殺到してくる。
味方の重機が電磁シールドを展開し、必死に攻撃を受け止めた。
鶴も青い光で味方をかばうが、さすがに多勢に無勢である。
「くそっ、このままじゃやられる……!」
誠も焦りを禁じ得ない。
味方の勢いは完全に止められ、鶴も防御で手一杯。このままでは全滅だ。
そこでふと、壁の一部に目がとまった。その部分だけが、やけに赤い光が乱れているのだ。
「……?」
凝視すると、壁に赤い三角マークが見えて、接合部分である事が分かった。
誠は覚悟を決め、画面で鶴に呼びかけた。
「ヒメ子、俺をあの門に送れないか!?」
「えっ!!?」
画面に映る鶴は、一瞬目を丸くした。
カノンや難波も驚いているが、誠は構わず言葉を続けた。
「ヒメ子は防御で動けないし、だったら俺が行く。機体を降りると敵にバレるから、瞬間移動できれば助かる」
「それは出来るけど……でも黒鷹、霊力で中まで送ろうとしても、結界で弾かれると思うわ」
「送るのは壁の上でいい。あの赤い三角印が付いてるとこ、部材同士の関節だから、結界が乱れてるだろ。あれだけノイズがあって、しかも霊力のない俺が蓋を開ければ、敵も気付かないかもしれない。中に入れば道も分かってるから、見つからずに行けると思う……!」
「…………分かったわ。私、黒鷹を信じる……!」
鶴は一瞬迷いの表情を浮かべたが、すぐに頷いてくれた。
流石に武家の娘、だてに幾多の修羅場をくぐっていないのだ。
「それじゃ黒鷹、さっそくいくわ。光が出るから、みんな隠してね!」
「了解だぜ!」
「まったく、毎度無茶な隊長さんだな!」
宮島と香川の機体が、素早く誠の前に出た。
次の瞬間、誠のいる操縦席が、眩い光に包まれる。
やがて猛烈に加速するような感覚と共に、誠は門の上に降り立っていた。
「ぐっ……!!!」
目の前に駆け巡る赤い光で、全身の神経が焼き切れそうだった。
幼い頃に、コンセントを触って感電した感じに近いだろうか。
それでも誠には予感があった。
女神がくれた神器の太刀……あの加護が誠の中にある限り、自分の肉体はへこたれないはずだ。
誠は歯を食いしばり、構わず城壁の連結部に近づく。
「ぐっ、うおおおおっ……!!!」
震える指で、整備用の出入り口に手をかけ、無理やりそれをこじ開けた。
「不知火様。御前様のご顕現まで、あとわずかの模様です」
「そうか。何よりだ」
配下の女の報告に、不知火は満足げに頷いた。
彼はそこでモニターに映る、人間達の軍勢を眺めた。懸命に応戦しているとは言え、彼らは次第に追い詰められていく。
どうしてもこちらの門を攻撃出来ず、ジリ貧になっているのである。
「……口惜しいが、さすがは夜祖大神様だな。かつて人間達が閉じ込められた悲劇の城壁……視覚効果は絶大だ。奴らにこの壁はなかなか撃てまい」
不知火は複雑な面持ちでそう言うが、配下の女は怪訝そうに尋ねた。
「それはともかく、なぜ抵抗を許されるのでありましょう。武装解除をさせないのですか?」
「……交渉は、相手に逃げ道を用意するものだ」
不知火は淡々と答えた。
「無抵抗に殺されると思えば、恐怖で壁を攻撃する者が出るやもしれん。我々は時が稼げればそれでいいのだ」
「……さすがは不知火様。ご慧眼感服いたしました」
不知火達の会話をよそに、部屋の隅では、例の鬼達が座っていた。
剛角は金棒をいじりながら、不満げに文句を言う。
「つまらんのお、何じゃこの卑屈な策は。もっと真っ向からドンパチやりゃいいだろうがよ」
「言うな剛角、わしらはここの番するんじゃろうが」
そう言う紫蓮も不満げではある。
鬼達の傍らには、人質となった子供達が、呪術的な光で手を縛られた状態で怯えていた。
剛角は暇を持て余し、子供らにも声をかけた。
「お前らも貧乏くじ引いたのお。あーんな性悪連中に目ぇ付けられて。飴玉でも食うか?」
「………………聞こえているぞ、剛角」
不知火は口元を笑みの形に歪めた。
「ここは我々が見ている。お前達、暇なら見回りでもしてこい。そうすれば、ちゃんと働いていたと報告してやる」
その言葉が剛角を苛立たせる。
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