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プロローグ
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朝の光がまだ低く、街の建物の陰に差し込んでいた。
ベンツは坂道を静かにのぼり、校門前に差しかかる。
千歳(ちとせ)は後部座席に座り、窓の外をぼんやりと眺めていた。窓ガラスに映る自分の姿。制服の襟元はきちんと整っているが、顔はどこか疲れていた。昨夜、よく眠れなかった。
運転席でハンドルを握る母は、無言だった。
右折のタイミングを見計らう目が鋭いのは、信号のせいではない。
「……まったく。せっかく衣装まで新調したのに、落ちたって何? 信じられないわね」
校門が近づいてきたころ、ようやく母が口を開いた。
その一言が、車内に重く落ちる。
千歳は黙ったまま、唇を噛んだ。
目を伏せたまま、何も言えない。
(べつに、芸能人になりたいわけじゃない。でも……母に期待されて、それに応えられなかったのは、僕だ)
「私の若い頃だったら、あんなオーディション、絶対、楽々受かってたわ。それなのに、あんたときたら、何なの、あの表現力のなさ。ママ、見てて恥ずかしかったわ。あんなに毎晩稽古をつけてやってるのに。あなたって、全然上達してないじゃない。まあ、でも仕方ないわね。出来レースかも。ほら、モデルの息子いたじゃない? あの女、あの監督と、できてるのよ。たぶんね」
吐き捨てるような母の声に、千歳は何も言えなかった。ただ、唇を噛み、視線を落とす。
――別に、出たかったわけじゃない。
でも、選ばれなかったことは、きっとまた“自分のせい”。
千歳は、もう一度、自分を責める。自分を責めれば、許してもらえるのだろうか。
「あなたさえ、もっと真剣にやっていれば、結果は違ったのよ」
母の手がウィンカーを出す。その指先も声も、いらだちで震えていた。
「……ごめんなさい」
ようやく絞り出した声は、車の重厚なエンジン音にかき消されそうだった。
登校時刻はとっくに過ぎている。校門前では、数人の女子たちが何かに群がるように立っていた。
視線の先には、ひとりの男子生徒。
色素の薄い髪。切れ長の目に長い睫毛。横顔の骨格さえも、彫刻のように整っている。制服の上からでもわかる、しなやかな背中と、どこか人を寄せつけない雰囲気。
「女の子たちに囲まれて……いい気なもんね」
運転席の母が、鼻で笑う。
「あなたは、あんな風になったらダメよ? わかってる? 絶対に異性と付き合っちゃダメ」
「……うん。わかってる」
そう答える以外、答えはない。
「ママはそれで将来を台無しにされたんだから。芸能界で生き残るには、スキャンダルは命取り。ちょっとの隙が、すべてを壊すの」
内に含んだ怒りと恨みが透けて見える低い声が、車内に落ちる。何度聞かされたことか。お決まりの繰り言だ。こういうときは、何を言っても無駄。だまって声が通り過ぎるのを待つしかない。でも、聞いていない顔はだめだ。怒られる。慎重に、神妙な顔を作って、頷きながら聞いている。
「そうだよね……うん……わかったよ、ママ」
わかってる。言わなくても、ずっと前から。
……引き出しは、毎日勝手に開けられる。書きかけの台本も、日記も、読まれてる。
ゴミ箱に捨てたラブレターは拾われて、読まれて、バカにされて笑われて、金切り声で怒られた。
ドアロックが解除される音が鳴った。
「帰りは何時?」
迎えに来ようとしているのだ。迎えなんていらないのに。ただ、朝は起きられないから、こうしてベンツ通学になってしまう。本当は、禁止されているんだけれど。玄関横づけしないだけマシ。放っておくと、母は門内まで入ろうとするから。
「今日、部活があるんだけど」
迎えは、いらないと、やんわりと断る。それでも、勝手に迎えに来られたりするけど。
「まだ部活なんてやってるの? 高校の演劇部なんて、時間の無駄よ。あなたはプロの役者になるのよ」
「……文化祭、近いから」
「だから何? 本番はプロの世界。そんな安っぽい劇ごっこなんかしてる暇があったら……」
千歳は無力感を感じ、もう、それ以上何も反論しなかった。
学習性無力感っていうやつか。
千歳は腕時計を見て時間を気にしているふりをして、母の言葉をしまいまで聞かないという小さな反抗をして、静かにベンツの分厚い重いドアを開け、車を降りる。
急に、ざわめきが、耳に飛びこんでくる。
登校時刻を少し過ぎた校門の前には、数人の女子が集まっている。他校の制服姿の女子高生たちと、私服の女子大生らしき女性。
その中心にいるのは、色素の薄い髪色で、異様に整った顔立ちの男子だった。
「連絡先教えてよ、柊(ひいらぎ)くん!」
「今日、手紙渡したいんだけど……」
「それ私も!ていうか、LINE交換してくれるって言ったじゃん!」
「は? それ私に言ったんだけど?」
「ちょっと、何それ、私のが先なんだけど?」
女子高生と女子大生が、柊を挟んで小競り合いを始める。
真ん中にいる男子生徒は微動だにせず、それを静観してポケットに手を突っ込んでいた。
千歳は黙って無意識に見つめた。
校門のざわつき、その中にいる彼の冷たい横顔。誰もが振り返るほどの美貌。
その男子が、千歳に目を向けそうになる。
千歳は慌てて目をそらし、背を向けて、車のドアを閉めた。
その瞬間――その音で、女の子たちが、いっせいに振り返っていた……らしい。
千歳が、もう一度、校門の方に向いたときには、さっきまで、他の男子に群がっていた女子たちの視線が、一斉に千歳に向いていた。
校門前の空気がざわっと揺れた。
彼女たちが、ささやく。ささやくというか、千歳にも、そこに立ってる男子にも、思いっきり聞こえてる声のボリューム。それでも、聞こえないようにしているつもりか、手で口を覆って、隣の女子の耳へ吹き込むみたいな形にしている。
「えっ、なに、やば。美少年じゃん」
「え、やばっ。柊くんより美形じゃない?」
「しっ!」
「しかも、ベンツ送迎……」
「芸能人かも!」
彼らの視線が、千歳の一挙手一投足を追っている。
(怖っ。何これ)
ターゲットにされて、取って食われそうで視線が怖い。
(これ、ダメなやつだ。怒られる)
そう反応した瞬間、左ハンドルの運転席の窓が思いっきり開いた。
「そこの小汚いあばずれども! うちの大事な息子に指一本でも触れたら、轢き殺すわよ!!」
母のヒステリックな怒号に、女の子たちが即座に反撃した。
「……くそババア、何言ってんの!?」
「ババア高血圧で倒れるなよ!」
「ヒステリーかよ!」
「誰があんたのマザコン息子に手ぇ出すかっての!」
キャンキャンした罵声が飛び交う中、さっきまで女子の中心にいた男子は、嬉しそうに笑みさえうかべている。そして、千歳の方に目を向けると、まっすぐにこちらに向かって歩み寄ってきた。
(えっ、今度は、何?)
また怒られる。
千歳が警戒して心で身構えていると、次の瞬間、
「行こうぜ」
と、その男子は千歳の腕をつかんで言った。
「……え?」
知らない男子は、当然のように千歳の腕をとり、女の子たちに、
「じゃあ。もう俺には用がないみたいだから」
と片手をあげて、背を向けた。
「違くて! 柊くん!ごめんってば!」
「えっ、待って! 柊くん!」
「行かないで!」
女の子たちの声が背後でする。隣の男子は振り向かない。
視線の嵐から抜け出して、校門を入り、ふたりきりで、ずんずん昇降口へ向かって足早に歩く。
千歳は、腕をとられたまま、いっしょに引っ張られるように歩く。
(えっ、どういうこと? 何か、ドキドキする。王子様?)
昇降口で、ようやく千歳が口を開いた。
「あの……僕、千歳。さっきの、母が……君の女友達に暴言吐いて……ごめんなさいっ」
千歳は、名前を名乗ってから、謝って、頭を下げた。
なんて返されるか怖かったけど、相手は、ふっとニヒルな笑いを浮かべて、
「全然、友達じゃねえし。むしろ助かった。ありがとう」
と逆に、相手からお礼を言われた。
「え? そうなの?」
彼はきれいな目を細めて、口の端をゆがめた。
「毎朝うるせえんだよ、あいつら。マジで轢き殺してくれりゃよかったのに」
「……」
「“五月蠅い”って漢字、書けるか? “蠅”だよ、まさにあいつらだろ」
王子様かと思ったけど、毒舌で、人を突き放す言葉ばかり。
――何この野蛮人。最低。幻滅。
ベンツは坂道を静かにのぼり、校門前に差しかかる。
千歳(ちとせ)は後部座席に座り、窓の外をぼんやりと眺めていた。窓ガラスに映る自分の姿。制服の襟元はきちんと整っているが、顔はどこか疲れていた。昨夜、よく眠れなかった。
運転席でハンドルを握る母は、無言だった。
右折のタイミングを見計らう目が鋭いのは、信号のせいではない。
「……まったく。せっかく衣装まで新調したのに、落ちたって何? 信じられないわね」
校門が近づいてきたころ、ようやく母が口を開いた。
その一言が、車内に重く落ちる。
千歳は黙ったまま、唇を噛んだ。
目を伏せたまま、何も言えない。
(べつに、芸能人になりたいわけじゃない。でも……母に期待されて、それに応えられなかったのは、僕だ)
「私の若い頃だったら、あんなオーディション、絶対、楽々受かってたわ。それなのに、あんたときたら、何なの、あの表現力のなさ。ママ、見てて恥ずかしかったわ。あんなに毎晩稽古をつけてやってるのに。あなたって、全然上達してないじゃない。まあ、でも仕方ないわね。出来レースかも。ほら、モデルの息子いたじゃない? あの女、あの監督と、できてるのよ。たぶんね」
吐き捨てるような母の声に、千歳は何も言えなかった。ただ、唇を噛み、視線を落とす。
――別に、出たかったわけじゃない。
でも、選ばれなかったことは、きっとまた“自分のせい”。
千歳は、もう一度、自分を責める。自分を責めれば、許してもらえるのだろうか。
「あなたさえ、もっと真剣にやっていれば、結果は違ったのよ」
母の手がウィンカーを出す。その指先も声も、いらだちで震えていた。
「……ごめんなさい」
ようやく絞り出した声は、車の重厚なエンジン音にかき消されそうだった。
登校時刻はとっくに過ぎている。校門前では、数人の女子たちが何かに群がるように立っていた。
視線の先には、ひとりの男子生徒。
色素の薄い髪。切れ長の目に長い睫毛。横顔の骨格さえも、彫刻のように整っている。制服の上からでもわかる、しなやかな背中と、どこか人を寄せつけない雰囲気。
「女の子たちに囲まれて……いい気なもんね」
運転席の母が、鼻で笑う。
「あなたは、あんな風になったらダメよ? わかってる? 絶対に異性と付き合っちゃダメ」
「……うん。わかってる」
そう答える以外、答えはない。
「ママはそれで将来を台無しにされたんだから。芸能界で生き残るには、スキャンダルは命取り。ちょっとの隙が、すべてを壊すの」
内に含んだ怒りと恨みが透けて見える低い声が、車内に落ちる。何度聞かされたことか。お決まりの繰り言だ。こういうときは、何を言っても無駄。だまって声が通り過ぎるのを待つしかない。でも、聞いていない顔はだめだ。怒られる。慎重に、神妙な顔を作って、頷きながら聞いている。
「そうだよね……うん……わかったよ、ママ」
わかってる。言わなくても、ずっと前から。
……引き出しは、毎日勝手に開けられる。書きかけの台本も、日記も、読まれてる。
ゴミ箱に捨てたラブレターは拾われて、読まれて、バカにされて笑われて、金切り声で怒られた。
ドアロックが解除される音が鳴った。
「帰りは何時?」
迎えに来ようとしているのだ。迎えなんていらないのに。ただ、朝は起きられないから、こうしてベンツ通学になってしまう。本当は、禁止されているんだけれど。玄関横づけしないだけマシ。放っておくと、母は門内まで入ろうとするから。
「今日、部活があるんだけど」
迎えは、いらないと、やんわりと断る。それでも、勝手に迎えに来られたりするけど。
「まだ部活なんてやってるの? 高校の演劇部なんて、時間の無駄よ。あなたはプロの役者になるのよ」
「……文化祭、近いから」
「だから何? 本番はプロの世界。そんな安っぽい劇ごっこなんかしてる暇があったら……」
千歳は無力感を感じ、もう、それ以上何も反論しなかった。
学習性無力感っていうやつか。
千歳は腕時計を見て時間を気にしているふりをして、母の言葉をしまいまで聞かないという小さな反抗をして、静かにベンツの分厚い重いドアを開け、車を降りる。
急に、ざわめきが、耳に飛びこんでくる。
登校時刻を少し過ぎた校門の前には、数人の女子が集まっている。他校の制服姿の女子高生たちと、私服の女子大生らしき女性。
その中心にいるのは、色素の薄い髪色で、異様に整った顔立ちの男子だった。
「連絡先教えてよ、柊(ひいらぎ)くん!」
「今日、手紙渡したいんだけど……」
「それ私も!ていうか、LINE交換してくれるって言ったじゃん!」
「は? それ私に言ったんだけど?」
「ちょっと、何それ、私のが先なんだけど?」
女子高生と女子大生が、柊を挟んで小競り合いを始める。
真ん中にいる男子生徒は微動だにせず、それを静観してポケットに手を突っ込んでいた。
千歳は黙って無意識に見つめた。
校門のざわつき、その中にいる彼の冷たい横顔。誰もが振り返るほどの美貌。
その男子が、千歳に目を向けそうになる。
千歳は慌てて目をそらし、背を向けて、車のドアを閉めた。
その瞬間――その音で、女の子たちが、いっせいに振り返っていた……らしい。
千歳が、もう一度、校門の方に向いたときには、さっきまで、他の男子に群がっていた女子たちの視線が、一斉に千歳に向いていた。
校門前の空気がざわっと揺れた。
彼女たちが、ささやく。ささやくというか、千歳にも、そこに立ってる男子にも、思いっきり聞こえてる声のボリューム。それでも、聞こえないようにしているつもりか、手で口を覆って、隣の女子の耳へ吹き込むみたいな形にしている。
「えっ、なに、やば。美少年じゃん」
「え、やばっ。柊くんより美形じゃない?」
「しっ!」
「しかも、ベンツ送迎……」
「芸能人かも!」
彼らの視線が、千歳の一挙手一投足を追っている。
(怖っ。何これ)
ターゲットにされて、取って食われそうで視線が怖い。
(これ、ダメなやつだ。怒られる)
そう反応した瞬間、左ハンドルの運転席の窓が思いっきり開いた。
「そこの小汚いあばずれども! うちの大事な息子に指一本でも触れたら、轢き殺すわよ!!」
母のヒステリックな怒号に、女の子たちが即座に反撃した。
「……くそババア、何言ってんの!?」
「ババア高血圧で倒れるなよ!」
「ヒステリーかよ!」
「誰があんたのマザコン息子に手ぇ出すかっての!」
キャンキャンした罵声が飛び交う中、さっきまで女子の中心にいた男子は、嬉しそうに笑みさえうかべている。そして、千歳の方に目を向けると、まっすぐにこちらに向かって歩み寄ってきた。
(えっ、今度は、何?)
また怒られる。
千歳が警戒して心で身構えていると、次の瞬間、
「行こうぜ」
と、その男子は千歳の腕をつかんで言った。
「……え?」
知らない男子は、当然のように千歳の腕をとり、女の子たちに、
「じゃあ。もう俺には用がないみたいだから」
と片手をあげて、背を向けた。
「違くて! 柊くん!ごめんってば!」
「えっ、待って! 柊くん!」
「行かないで!」
女の子たちの声が背後でする。隣の男子は振り向かない。
視線の嵐から抜け出して、校門を入り、ふたりきりで、ずんずん昇降口へ向かって足早に歩く。
千歳は、腕をとられたまま、いっしょに引っ張られるように歩く。
(えっ、どういうこと? 何か、ドキドキする。王子様?)
昇降口で、ようやく千歳が口を開いた。
「あの……僕、千歳。さっきの、母が……君の女友達に暴言吐いて……ごめんなさいっ」
千歳は、名前を名乗ってから、謝って、頭を下げた。
なんて返されるか怖かったけど、相手は、ふっとニヒルな笑いを浮かべて、
「全然、友達じゃねえし。むしろ助かった。ありがとう」
と逆に、相手からお礼を言われた。
「え? そうなの?」
彼はきれいな目を細めて、口の端をゆがめた。
「毎朝うるせえんだよ、あいつら。マジで轢き殺してくれりゃよかったのに」
「……」
「“五月蠅い”って漢字、書けるか? “蠅”だよ、まさにあいつらだろ」
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