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第十五章 晩餐にて
ピアス幻想
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水泳の時間に、潤の乳首にピアスなんてあった日には、みんな、海水パンツの前を抑えるのに必死だろうな、と思った。
体育の教師が、目をむいて叱り飛ばすんだろう。
だけど、後で、呼び出されて、潤は、組み敷かれてしまい……。
そんな妄想まで、僕の頭に浮かんだ。
ワイシャツからピアスの突起が透けて見えて、
「あれ? 潤、乳首になんかつけてる? もしかして、ピアス?」
同級生が、手を伸ばして、潤の、乳首のピアスに触る。
「んっ、やめて、感じちゃうから」
潤が、しなをつくる。
「色っぽいな」
潤は、口を吸われる。
同級生の手が、潤の股間に伸びる。
二人の鼻息が荒い。
二人ほどが、潤たちを見ている。
「そんなに、揉まないでよ」
潤が、艶然と笑みを浮かべる。
「こんなになってるよ?」
「君のもね」
お互い触りあって、見ている僕は、悲しくなる。
「潤、脱いで見せてよ」
「だめだよ」
潤は、微笑む。
「見せて」
二三人の手が潤をとらえて、シャツのボタンをはずす。
「わあ、すごいな」
皆が感嘆の声をあげる。
「乳首、立ってるじゃないか」
「感じてるの?」
「君が触るからだよ」
潤が、にっこりと笑う。
ああ、だめ、潤、そんなに、他の人ににっこりしたら。
危ないよ。
そんなに誰にでも、愛想良くしちゃいやだよ。
僕だけに微笑んでよ。
体育の教師が、目をむいて叱り飛ばすんだろう。
だけど、後で、呼び出されて、潤は、組み敷かれてしまい……。
そんな妄想まで、僕の頭に浮かんだ。
ワイシャツからピアスの突起が透けて見えて、
「あれ? 潤、乳首になんかつけてる? もしかして、ピアス?」
同級生が、手を伸ばして、潤の、乳首のピアスに触る。
「んっ、やめて、感じちゃうから」
潤が、しなをつくる。
「色っぽいな」
潤は、口を吸われる。
同級生の手が、潤の股間に伸びる。
二人の鼻息が荒い。
二人ほどが、潤たちを見ている。
「そんなに、揉まないでよ」
潤が、艶然と笑みを浮かべる。
「こんなになってるよ?」
「君のもね」
お互い触りあって、見ている僕は、悲しくなる。
「潤、脱いで見せてよ」
「だめだよ」
潤は、微笑む。
「見せて」
二三人の手が潤をとらえて、シャツのボタンをはずす。
「わあ、すごいな」
皆が感嘆の声をあげる。
「乳首、立ってるじゃないか」
「感じてるの?」
「君が触るからだよ」
潤が、にっこりと笑う。
ああ、だめ、潤、そんなに、他の人ににっこりしたら。
危ないよ。
そんなに誰にでも、愛想良くしちゃいやだよ。
僕だけに微笑んでよ。
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