鳴成准教授は新しいアシスタントを採用しました。実は甘やかし尽くし攻めの御曹司でした。

卯藤ローレン

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一章

12. 先生は潤んで触る

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 21時過ぎ、鳴成秋史を抱き上げた月落渉は一人暮らしの自宅マンションにたどり着いた。
 
 桑炭の玄関から続く廊下。
 その突き当りのドアを開けると、右側にキッチンとダイニングカウンター、奥にリビングスペースが広がっている。
 部屋の右端には階段があり、その上にはロフトスペースが設置されている。
 もはや吹き抜けの2階と表現する方が正しいほどに天井が高い。

「渉様、お預かりしている鳴成様のコートを掛けたいので、クローゼットにお邪魔してもよろしいでしょうか」
「はい、お願いします」

 後ろから付いて来た人物が、トーンを落とした声で尋ねる。
 先ほど鱧屋たちには運転手と説明したが、実は違う。
 万が一不測の事態に陥った際に対処できる人間を、と月落の父が第一秘書である萩原はぎわらという男を貸し出してくれていた。

「こちらを鳴成様に」

 そう言って差し出されたのは、大判のストールだ。
 車を降りた際に萩原がトランクから取り出したもので、来客用の毛布を出す間の繋ぎにしろということらしい。
 細かな配慮に、長年父に信頼され続けた実力が垣間見える。
 萩原はそれをキッチンのカウンターへと置いた。

「ありがとうございます」

 細身の体躯を音もなく移動させながらリビングを出て行く男を見送りながら、月落は出来る限りそっと鳴成をソファへと下ろした。
 ナイトブルーのベロア調のカウチソファは自分の身体に合わせてかなり大きめを選んだので、鳴成を寝かせてもまだ余裕はありそうだ。

 すやすやと眠る顔がよく見える場所に座って、深い息遣いに合わせて上下する肩を眺める。
 先ほどまで確かにあったあたたかさ、それを失ってしまった腕の中がぽかりと寂しくなったけれど仕方ない。

 今日までは想像するしかなかった鳴成の重み。
 自分好みの体型であることから自分好みの質量を有していることは分かってはいたけれど、実際に腕の中に収めてみて、その確かな存在感に胸がときめいた。

 それはもう、心臓が張り裂けそうなほどにときめいた。

 鼓動のリズムが強すぎてそのうるささに、腕に抱いた人を起こしてしまうんじゃないかと懸念したくらいだ。
 けれど同時に、このまま世界が終わっても一切後悔も未練もないと断言できるほどに幸せだった。

「…んんん……」

 身じろぎによって乱れたヘーゼルの髪。
 直そうとして伸ばした指先は、触れる直前で止まる。
 そのままでいると、少し離れた場所から遠慮がちに声を掛けられた。

「渉様、クローゼットに入って左側のすぐ分かる位置に掛けておきました」
「ありがとうございます」

 音もなく戻ってきた萩原に形容しがたい気まずさが芽生えて、月落は僅かに目を逸らす。

「鳴成様はこのままこちらでお休みいただきますか?それとも、上にお運びになるのであればお手伝いさせていただきますが」
「いいえ、僕が何とかします」

 独占欲。
 下心なんて100%ないだろう相手にさえも触らせたくない。
 
 鳴成と自分は何の関係でもないのに、自分のものなんかでは決してないのに。
 30にもなって何を子供じみたことをなんて、自分自身呆れるけれど嫌なものは嫌だ。
 こんな姿を幼馴染に見られでもしたら、指を差されて大爆笑されるだろうが、どうしようもない。

「かしこまりました。では、私はこれで失礼させていただきます」
「お世話になりました。ありがとうございました」

 萩原を玄関まで見送り、鍵を閉めてリビングへと戻る。
 あたたかい柔らかな光の中で静かに眠る人の元に、そっとしゃがんだ。
 そして、どうしようかと考える。

 このまま鳴成をここで寝かせるか、それとも上まで連れて行くか。

 床暖房完備なので部屋の暖かさには問題ないだろうし、加湿器を稼働させれば乾燥対策も出来るだろう。
 ソファの下には毛足の長いラグマットを敷いてあるので、自分はこのまま床で寝ても全く構わない。
 むしろ眠れない自信しかないので、一晩中鳴成を見つめながら見守るのも最良の選択だなと思う。

「いや、でもな……」

 出来ればベッドで寝てほしいというのが本音だ。
 ソファよりは格段に寝心地が良いはずだし、身体を痛める心配もない。
 けれどいくら月落の強靭な肉体を以てしても、180近い身長の成人男性を抱き上げて階段を上るのは容易ではない。
 頬杖をついて思案していると、目の前ですやすやと眠っていた佳人の目が予備動作なくパチリと開いた。

「先生、起きました?」

 上から覗き込む。

 鳴成は長い睫毛を羽ばたかせて、パチパチと数度まばたきをしている。
 まだ眠りから覚めていないのか、夢うつつな様子だ。
 視界を占拠した人物を認識できないという訝し気な表情を浮かべている。

「先生?」
「あ、月落くん…?」
「そうです。こんばんは」
「こんばんは……こんばんは?えーっと、ここは……」
「僕の家です」
「きみの家……?あれ、今日僕は鱧屋先生たちと食事をしていたんだけど……」
「ええ、そうですね」
「じゃあ、なんでここに?」
「鱧屋教授から、先生が酔って寝てしまったと連絡を頂いたのでお迎えに上がった次第です。ご住所が分からなかったので、ここにお連れしました。狭くて申し訳ないんですが、今夜は僕の部屋で我慢してください」
「僕、酔ってしまったんですね。それはご迷惑をお掛けしました」
「いいえ、全く。むしろ役得です。お水、お持ちしますね」

 背中に手を回して鳴成が起き上がるのを手伝ったあと、月落はキッチンへと向かった。
 グラスに水を満たしている間、鳴成をそっと観察する。

 部屋を見渡している横顔。
 背筋が伸びていることから、魂を眠りの世界から取り戻した様子だ。

 戻って横に座りながらグラスを差し出すと、鳴成は白い指先で受け取ったそれを口元に運んだ。

「綺麗にしてますね、部屋」
「大学卒業後から住んでいるんですが、2年間アメリカに行くに当たって断捨離をしたので物がないというのが実際のところです。帰国して4か月経つのに、殺風景で物足りない、と幼馴染に言われたりしてます」
「シンプルで好きです。月落くんっぽくて落ち着く」
「落ち着きます?じゃあ、酔ってなくてもまた来てくださいますか?」
「うーん……うん、きみが誘ってくれるなら」

 会話して気がついた。
 鳴成は眠りの世界から帰還したが、酔いの世界には依然として滞在中のようだ。
 受け答えはしっかりしているし、いつも通り姿勢よくソファに座ってはいるので一見するとそうは見えないかもしれない。
 けれど、月落には分かる。

 しっとりと潤んだ瞳
 呼吸のリズムに合わせてゆらゆらと揺れる身体
 少しだけ甘く尾を引く声音
 『僕』という一人称
 そして何より、普段の鳴成ならば選ばなさそうな言葉たち

 ほんの少しの違いだが、それらが集まれば確かな違和感となる。

「先生、まだ酔ってますか?」
「いいえ、全然」

 酔っている者は自分が酔っているということを自覚しない、というセオリーにも当てはまる。
 そしてさらに、重たそうになる瞼。

「先生、また寝ちゃいますか?」
「うん……いいえ、全然」

 怪しくなる返答。
 次第に長く、間隔がゆっくりになるまばたきを見て、月落は鳴成が起きている間にロフトへと連れて行くことにした。

「先生、寝るならベッドで寝ましょう?」
「いま何時ですか?」
「22時前ですね」
「なら帰ります。まだ電車もあるし」
「それは駄目です。帰れる選択肢はないので、今日はここに泊まってください」
「でも……僕がベッドを使ったらきみはどこで寝るの?」
「僕はソファで寝ようと思います。そんなに窮屈しないサイズなので」
「それこそ駄目です。それなら僕がソファで寝るので、家主のきみはベッドで眠ってください」
「却下です。先生をここに連れてきたのは僕なので、快適な環境で過ごしていただかなければ家主としての責任が取れません」
「責任……?そんな、大げさに考えなくても……」
「さ、眠ってしまう前に行きましょうね」
「はぁ……うわっ」
「先生?大丈夫ですか?」

 立ち上がった月落につられて立ち上がった鳴成の身体が、ぐらりと傾く。
 やはり酔いは醒めていないという予想は外れていなかったらしい。
 月落は抜群の反射神経で鳴成を支えると、そのまま数秒間、抱き止めた腕を解かなかった。

 解けなかった、と言う方が正しいかもしれない。

 好意を寄せている人が腕の中に収まっている奇跡のような瞬間を、自ら手放せる理性的な超人が果たして存在するだろうか。
 自分には到底無理だと潔く諦めた月落は、より理性を手放す選択をすることにした。

「月落くん?」
「……あ、すみません」
「いえ、転ぶところでした。ありがとうございます」
「ここから階段で危ないので、先生、手を繋いでもいいですか?」
「え?」
「それが嫌なら抱き上げますけど」
「え?いや、僕はひとりで歩けます」
「残念ながら今夜は信用できないので、一緒に行きましょうね。手を繋ぐか、抱っこ、どっちがいいですか?」
「それしかないの?」
「はい」

 少し屈んで鳴成とまっすぐ視線を合わせながら、月落は有無を言わせぬ態度で尋ねる。
 最近めっきり押しに弱くなった准教授はよく回らない頭で、それでも接触の少ない方を選んだ。

「じゃあ、手を」

 そう言って差し出した手を、年下の青年の大きな手の平で包まれた。

 不思議な感覚がするのは、仕事仲間と手を繋いでいるからだろうか。
 それとも、いつもは『繋ぐ』側だった自分の手が、『繋がれる』側の位置にあるからだろうか。
 それとも、ここが見慣れた研究室ではなく、見慣れない月落の家だからだろうか。

 霞がかった頭で考えてもきっと明確な答えは出ない。

 月落に連れられて、間接照明がやわらかく灯るロフトへと階段を上っていく。
 フットライトが足元を照らす。
 時折振り返って鳴成を優しく見下ろす月落の、いつもより広範囲で見える端正な顔に酔いがくらりと回った気がして、鳴成は握る手にぎゅっと力を込めた。

「到着です。お疲れ様でした」

 足を踏み入れた空間は、とても広かった。

 壁に掛かる大きめの絵画
 ウォールライト
 観葉植物
 リクライニングチェア
 天窓
 奥にある磨りガラスの仕切り
 そして、空間のメインとして存在するクイーンサイズのベッド

 エスコートするように、月落は繋いでいる手をそのままに鳴成をベッドサイドへと誘導する。

「先生、ジャケット脱ぎましょう?」

 明るさを落とした部屋。
 暗闇とあたたかなオレンジ色が陰影を作り出す中で鳴成は、年下の男といつもより近い距離で向き合う。

 吐いたため息の熱さが、冷めることなく相手へと届く距離。
 勝手に速まる鼓動の音さえも聴こえてしまいそうな距離。

 とろりと胸の内側の襞が溶けるような気がして、呼吸が浅くなる。
 熱くて、色々と保っているのが難しくなる。

「先生?」

 自分よりも身長があるのに上目遣いで見つめてくるのは、一体どういう原理なんだろう?
 そんなことを考えながら、綺麗な筋を描いてセットされた黒髪の生え際を、鳴成はするりと撫でた。

 訳の分からない熱に浮かされたからか、それとも酔いが回ったからか。
 自分らしくない行動をしている自覚は微かにあるけれど、そうしたいという衝動を止める術がない。

「先生……?」
「いつもと違う」
「違う?」
「顔が、いつもより出てる」
「あはは、出てます?」

 年下の青年は低い声で静かに笑う。
 その姿がなぜか知らない人物のようで、鳴成は髪を撫でていた指をこめかみから眉毛へとスライドさせた。
 同性の顔をこんな風に触ったこともなければ触ろうと思ったこともないけれど、今はなぜかとても触れたい気持ちが強くて。

 抑えきれない。

 親指で、肌をなぞる。

 見開かれた漆黒の眼。
 それは予備動作なく、次の瞬間には剣呑な雰囲気を纏う。
 頬を両手で包み込まれそうな気配がした。

 至近距離がさらにその隙間を失くす。
 整った顔を覆う陰影が濃くなる。
 火の灯ったような眼差しが爆ぜる。

「先生……」

 聞いたことのない声音で名前を呼ばれた。
 その艶やかさに、首筋が痺れる。

 キスができそうだな、と鳴成はぼんやりと思った。
 こんなに近距離だけれど、そこには違和感も嫌悪感も一切ない。
 あるのは、自然な存在感だけ。

 止まる時のなか、けれど年下の男はそれから一向に動こうとせず数秒躊躇ったままで。
 頬の近くにあった手は、空気を潰すようにぎゅっと握られたあと、鳴成の肩を掴んで少し強引に身体を離した。

「あぶな……思わずするところだった……」

 盛大なため息とともに落とされる独り言。
 自身の顔を大きな手の平で隠す仕草に、悩まし気な大人の色気が漂う。
 それがやはり見たことのない別人のようで、鳴成の心に引っかき傷を作る。
 その甘い刺激が、心地よく思考回路を鈍らせていく。

「先生」
「ん?」
「そうやって触っちゃ駄目でしょう?」
「だめでした?」

 黒の瞳に恨みがましく睨まれているけれど、怒られている感じはしない。
 怒られるのもそれはそれで新鮮でよかったかもしれないな、と急速に緩んでいく頭で思う。

「酔って自覚のない人間に手を出すのはルール違反なので必死に堪えてますが、俺の我慢を試して弄ぶのはやめてください」
「そんなつもりはなくて」
「無意識なら余計にたちが悪いです。俺の理性が飛んで押し倒されても逃げられませんよ?そんなひたひたに潤んだ眼で触って誘ったら、何もかも全部都合よく解釈されて好き勝手されちゃうでしょう?」
「月落くん、言ってる意味がよく理解できないのですが……」
「理解できたら応えてくれますか?」
「僕に出来ることならしてあげたいんだけど……もう少し簡単に説明してくれたらもしかしたら……ううん……」
「内側も外側も深く繋がりたいって言ったら、先生は応えてくれますか?」
「ううん……つながる?……意味がよく……つきおちくん、回答は来週の授業後でもいいですか……?」
「え、先生?」

 形を成さない言葉を零した鳴成は完全に瞼を閉じると、力の抜けた身体を月落へと凭れかからせた。
 受け止めた月落はすやすやと眠る人をベッドに横たわらせると、人生史上最大のため息を吐いた。

「なんて漫画みたいな展開……これは、酔いと眠気でさっきまでのは完全なる別人だったと考えるべきだな……」



 脳裏に残る愛しい人の魅惑的な姿と指の感触は、痣となって当分疼くだろう。
 あのまま、劣情のまま唇を重ねてしまえば、と浮かんでは流れるくだらない後悔を闇に葬るように、月落はそっと明かりを消した。
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