鳴成准教授は新しいアシスタントを採用しました。実は甘やかし尽くし攻めの御曹司でした。

卯藤ローレン

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三章

09. 初秋の百貨店外商催事と母への報告①

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 時は少しだけ遡って9月初週の土曜日夕方、鳴成秋史と月落渉の姿は、日本橋近くに建つホテルにあった。
 この外出の構成要員は彼らのみではない。
 背の高い男性陣の前を歩くのは、月落の伯母と鳴成の母だ。
 昼前に集まった面々は昼食を共にしたあと、本日のメインイベントが行われている会場へと繰り出していた。

「弓子お姉様とお買い物が出来るなんて、夢みたいです。下半期一番の楽しみでしたの!」
「そう言ってもらえるのは嬉しいんだけど、下半期始まってまだそれほど経ってないのに一番にしてしまって大丈夫?残りの約4か月、生きていけそう?」
「はい。今日の想い出を小さく噛み砕きつつ、慎ましやかに生きて行きますわ!」
「雛鳥みたいで可愛いじゃない。利沙さんも年末に向けて忙しくなるでしょうから確約は出来ないけれど、予定が合えば今年もう一度くらいお食事しましょうね」
「是非!よろしくお願いします、お姉様!」

 カーキのホルターネックドレスにツイードの半袖ジャケットを肩掛けしている弓子の隣を、薔薇の刺繍がプリントされた白のサブレドレスを身に纏った利沙がぴったりとくっついて歩いている。

「咲丘出身というところから始まって、本当の姉妹のように仲良くしていると聞いてたんですが、まさにその通りですね」
「母がご迷惑をお掛けしている気がしてならないんですが……」
「先生、全くお気になさらなくて大丈夫です。弓子伯母さんは長女で下に弟しかいないので、利沙さんが妹のように慕ってくださるのが相当嬉しいみたいです」
「弓子さんのすぐ下が、きみのお父上ですよね?確か」
「そうです。弓子伯母さん、父、元漁師の叔父、そして末にもうひとり叔父がいます。商社部門の専務で、自称『父の左腕』です」
「……右腕ではいらっしゃらないんですね?」
「もうひとり専務がいるんです、一族外の方なんですが。その方が右腕で父のトリガー、叔父が左腕でストッパーとしての役割があるんだと説明されたことがあります。時々極端に暴走する父と、それに便乗してさらに燃やそうとする右腕専務を必死に止める貧乏くじだと、本人がぼやいてたことがあります」

 鳴成はくすりと笑みを零す。
 会ったことのない面々なのに、何だか画が想像できるのだ。

「大変そうですね」
「親戚の中でも一番穏やかで真面目な性格の人なので、心労は計り知れないです。でも、逃亡生活を送ったことのないタイプでもあるので、仕事好きの血はもしかしたら誰よりも濃いかもしれません」
「逃亡……お父上と元漁師の叔父上のような?」
「はい。今の僕のような」

 その言葉の直後、美しい大輪の後ろを歩きながら話をしていた鳴成の足が、瞬間止まった。
 同じ速度で歩いていた月落も、同時に止まる。

「先生、どうしました?」
「そうでした。きみはいま絶賛逃亡生活中の身でした。去年の9月に初めて会って、それから、あまりにも自然にそばにいてくれたので、これが期間限定だということを忘れていました」
「先生のお望みとあらば、このまま永久就職も視野に入れて——」
「それは駄目です。きみはきみのいるべき場所に帰らなくては。こんなに有能なんですから、いつまでも外にいてはご親戚の方々がお困りになるでしょう?」
「褒めていただけるのは嬉しいんですが、大学を去ると先生と一緒にいられる時間が減ってしまうのはすごく悲しいです。親族に至っては、やっと羅針盤を見つけたかと大手を振って喜んでくれていると信じてるので、たぶんまだ静観してくれるはずです。なので、進路に関してはご心配なく」
「分かりました。けれど、離れる時は必ず訪れるので、もしその時が来たら……デートする日数や時間を増やしましょうね?」
「はい!はい!是非!よろしくお願いします!」

 数十行前の利沙以上に熱意のこもった返事を返す月落に、鳴成は眉を下げて微笑む。

 基本的に、平日は終業後に時々一緒に夕食を食べて帰り、金曜の夜は月落の自宅に泊まる。
 そのまま土曜の夕方か夜までをデート時間に充てるという週間スケジュールで過ごしている。
 鳴成の翻訳作業が始まるとその日々は変動するが、不足分は作業が終わった後に会う頻度を増やしてバランスを取っている。

 それは当然、月落が会社員となれば同じようにとはいかなくなるだろう。
 平日は出勤で土日完全休暇の勤務体系になるかもしれないし、出張で世界を飛び回るようになるかもしれない。
 もしかしたら、海外赴任となることも大いにあり得る。
 ということは。

 (授業スケジュールは変更なくいるべきだな……増えるのは言語道断)

 月落が自分のTAでなくなった後の逢瀬を考えて、来年以降も絶対に授業数は現状維持のままでいようと秘かに決心する鳴成だった。

「お待たせしました」

 立ち止まって話をしていたため遅れを取っていた鳴成と月落は速度を上げて歩いたけれど、前を歩いていた女性陣に追いつくことは出来なかったようだ。
 広く開いた扉の前、弓子と利沙は見知ったスーツの女性と既に歓談していた。
 その隣には見知らぬスーツの青年が立っていて、男性陣に気がつくとすぐさま口を開く。

「は、初めまして、な、鳴成様の担当でございます。ななな、仲宗根なかそねと申します。本日はご一緒に、ま、周らせていただきます」

 まだ20代であろう青年は、言葉を噛みながら緊張した面持ちで鋭角にすぎるお辞儀を、猛烈な勢いで繰り出した。
 月落が横に立つ年上の恋人に、「ヘクトパスカルにしたら、今のはおそらく900台です」と耳打ちした。
 唇を噛みながら喉を震わせる鳴成に、軽く睨まれる。

「ずいぶん緊張してらっしゃるわね?」
「こんなに汗をかいてる仲宗根さん、わたくしも初めて見ましたわ」
「申し訳ございません、月落様、鳴成様。先ほど、上の者から些少の言葉を掛けられまして、心も滑舌も乱れたようでございます」

 阿久津——月落家の外商担当からの説明に、その場にいた四名は納得する。
 本日の催しは、新春に行われた百貨店外商催事の秋バージョンだ。
 開催される春秋計4日間の売上が百貨店の年間売上に多大なる影響を及ぼし、その結果が百貨店の価値を左右するとも言われるほどに、社運を賭けた催いである。

 最重要顧客である月落一族、そしてVIPの鳴成家が参加するとなれば、上層部の期待も大きいだろう。
 それはもう、入社数年の若手が震えるほどのプレッシャーを浴びせかけるほどに。

「お楽になさって、仲宗根さん。先に遊びにきた親族が、あなたの肩の荷を下ろすお手伝いはしてるはずだから。ねぇ、阿久津さん?」
「はい。午前中にご来場くださった衛様には絵画数点とアートを数点、実咲様には秋冬のドレスとジュエリーをご予約頂いております」
「明日も身内が沢山遊びに来るって聞いてるから、大丈夫よ。それに、私たちの今日の目的はバッグで、お揃いの時計も見る予定だから安心してちょうだい」
「お姉様とお揃いの時計をこの手首につけられるなんて、本当に嬉しいです!素敵なものがあれば何本でも欲しいというのが本心です……むしろどうして腕が2本しかないのか、甚だ遺憾ですわ」
「女学院時代も親しい友人と、アイドルを真似てお揃いの髪型にしたり、お揃いの白いソックスを履いたりしてたわね」
「懐かしいです。柄物のセーターもお揃いで持ってましたわ」
「そうそう、持ってたわ」

 花満開の背景で、弓子と利沙は過去に想いを馳せる。
 女学生時代に気持ちが帰っているせいか、表情までもどことなくあどけなくなるのは勘違いではないだろう。

「それでは早速、中へどうぞ」
「ど、どうぞよろしくお願いいたします」

 会話の切れたタイミングで会場内へと案内する阿久津と、再度鋭角なお辞儀をした仲宗根に続き、一同は中へと入る。
 2500人収容可能なボールルームには、入口付近にクリスタルのグランドピアノが鎮座していて、購入を検討している人々が興味津々に眺めている。
 進むと、四方を囲む形で各店舗のショーケースが整列し、中央には巨大な螺旋を描く花の柱が立ち並んでいる。
 その周りを多数のテーブルと椅子がぐるりと囲んで輪を作っている。

「渉と鳴成准教授は、沖縄旅行用の一式を揃えにきたのよね?」
「うん、そう。スーツケースにトラベルバッグ、あとは小さめの肩掛けも買う予定」
「史くん、お洋服はいいの?」
「旅行用の服は手持ちで足りるんですが、もし良いのがあれば購入しようと思っています。あとは旅行とは別に、秋冬の衣類もここで見てしまおうかと」
「せっかくだから、あなたたちもお揃いで何か見繕っても良いんじゃない?」

 弓子の提案に、鳴成と月落は顔を見合わせる。
 今まで限りなく双子に近いコーデをしたことはあったし、休日には色を合わせたリンクコーデで出掛けることもあったが、全く同一の物を手にすることはなかった。

「先生、そうしましょうか?」
「ええ、せっかくなので」

 窺うような声音とは対照的に、月落の瞳には期待からか眩しい星が散っている。
 引けを取らない明るさの表情で返した鳴成が、確かに了承した。
 それを聞いた阿久津は仲宗根の耳元で「各ブランドの担当者に連絡して、可能なら色違いで2つずつ用意してもらって」と小さな声で囁いた。

「じゃあ、私たちは初めにバッグを見る予定だから、あちらね」
「かしこまりました。私がご案内させていただきます」
「鳴成様、月落様は、こ、こちらへどうぞ」

 弓子と利沙ペアには阿久津が付き添って会場の右側へ、鳴成と月落ペアは仲宗根が担当し中央へと向かう。

「お待ちしておりました。弓子様、利沙様」
「こんにちは。今日は無理を言ってごめんなさいね」

 弓子と利沙が目当てのブースへとたどり着くと、黒のパンツスーツを着た女性が数名、満面の笑みを湛えて待ち構えていた。
 優雅なお辞儀をする面々。
 それと同時に背後にあるテーブルの上には、このブランドが世界に誇る2大アイコンバッグが、サイズ違いで色とりどりずらりと並べられていく。
 ブースの入口付近に立ったスタッフが他の来場客へと断りのアナウンスをし、豪華絢爛な一角は弓子と利沙の専用スペースと変わる。

「とんでもないことでございます。ご多忙の弓子様自ら足をお運びいただきまして、誠にありがとうございます。こちらが、ご予約いただいておりましたお品物でございます」

 白い手袋をしたスタッフが最後に持って現れたバッグが、同じく手袋を嵌めた弓子へと手渡される。
 アジアの巨大な山脈の名を冠したクロコダイルレザーのそのバッグは、高級ブランドバッグの最高峰と言って違いない。
 白とブラウンがかったグレーのグラデーションが唯一無二の芸術品だ。

「美しいですね、お姉様」
「グレーも濃すぎなくて素敵な色合いだわ。重さも、今使ってるのよりは軽いわね」
「そう言えば、シリーズ違いでお持ちですよね」
「そうなのよ。昔は書類も大量だし持ち物が大きかったからバッグのサイズも大きめだったんだけれど、この年齢になるとバッグ自体が重いと持つ気も失せるでしょう?今は所持品もコンパクトな時代だから、入れ物もコンパクトにしようと思って」
「分かります。私も子供たちや機械に強い友人に教えていただいて色々と買い換えたら、大きいバッグの出番が減ってしまって」
「時代なのか、大きめは少し野暮ったく見える時もあるものね」
「同感です。TPOに添うサイズが、昔より一回り小さくなった気がしますわ」

 二人は話しながら、鏡で身体全体のバランスを見る。
 弓子は白のグラデーションを、利沙はダークグリーンの小さめサイズを手に取っている。

「利沙さん、それ可愛いわね。とっても似合ってるわ」
「ありがとうございます。お姉様にそう言われると、即決してしまいそうですわ」
「こちらはハンドルの部分に巻くスカーフのお色で印象が変わりますので、通年お持ちいただけるお品物でございます」

 弓子の褒め言葉に、ブランドのスタッフが後押しを重ねる。

「素敵じゃないの」
「……では、こちらを頂きますわ。このバッグに肖って、今年中にもう一度、お姉様とお買い物ができるようにと祈りを込めて」
「嬉しいお言葉をありがとう。その日は私もこのバッグ持参で会いに行くわね」

 女学院を卒業して早40年。
 けれど、未だに身の内は乙女のまま。
 互いを惜しみなく賞賛し合ううららかな姿に、季節違いの爽やかな風が吹くよう。
 願掛けをするには、持ち物は破格ではあるけれど。

「ありがとうございます。最短でご自宅へとお届けいたします」
「ええ、お願いね」

 百貨店入魂の外商催事とはいえ、希少なバッグがこれほどまでに集められることは通常ない。
 無理をしたブランドスタッフへの感謝を込めて、弓子はロングブーツとレモンイエローのバッグを、利沙は双子の育児に奮闘する娘のために黒の大きめトートバッグと大判のスカーフを購入しブースを後にした。

「次は時計ね」
「はい。ネットで予習をしたんですが、どれもデザインがとっても可愛くて全然決められませんでしたわ」
「実物を見ると印象が変わるものあるから、選択肢が増えて頭が痛くなることもあるわよね」
「そうなんです、お姉様。お買い物は沼です」

 話しながら次のブースへと歩いていると、会場中央のテーブルに座って品物を見ている青年たちの姿が見える。
 前回春に弓子と月落が訪れた時と同様に、テーブルをいくつか結合させているようだ。
 スタッフの説明を真剣に聴いている准教授と、8割方准教授の方を見ている自分の甥の嬉しそうな横顔に、弓子は苦笑いを零す。

「あの子、きちんとお買い物できるかしらね?」
「渉さんですか?大きく頷いていらっしゃるので、大丈夫だと思いますけれど……?」

 月落が頷いているのは、鳴成が頷いているからだ。
 上手く取り繕っているようだが、生まれた時から息子同然に世話を焼いてきた伯母には一目で分かる。

「まぁ、仕方ないわ。最愛の至宝が隣にあって、他を見ろという方がデリカシーがないものね」
「……最愛、ですか?」

 利沙がそう尋ねたとき、ジュエリーのブースへと到着した。
 お待ちしておりました、という多数のスタッフの挨拶に、疑問の声は掻き消された。
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