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洗濯籠を持ち洗濯場に向かっている最中、何人かに呼び止められ頼まれた洗濯物を持ちフラフラしながら洗濯場に向かっていた。
はっきり言ってこれって虐めだよね?
新人の私が王子付きの侍女になったのが気にいらないのだろう。
そんなの私が知るか!!!!!
私だってできればあのままパン屋のアルバイトをしながら生活していたかった。
それなのにそれなのに!!!!!
ことの発端は姉であるアイラがこの国の第一王子さまに恋してしまったことが発端だ。
王子なのだから婚約者ぐらいいるだろうと思うだろうが、いないのだ。
幼少期、体が弱いからと空気が良い郊外に住んでいた時、近所に住んでいた女の子に毒を盛られ死にかけたそうなのだが、そんな時、助けてくれた少女が忘れられないと言って、いまだにごねって婚約者を作らないそうだ。
その少女じゃなければ結婚しないとも言っていたそうだ。
本当に傍迷惑な話だよ!
そういうことでいまだ婚約者のいない王子をどこで合ったかは知らないが、一目ぼれしたらしく王子さまに合いたいと言って暴れて手が付けられないと、別宅にきてグッチって行く兄を相打ちを打ちながらお茶を飲んだ。
ようだと言うのも、私は本宅に入れてもらえず、別宅で生活しているのだ。
私は兄や姉から比べると容姿に劣っている私を、母は許せないらしく、私は本宅ではなく別宅で乳母と暮らしいないものと扱っていた。
兄や父はそんな私を不憫に思い母の目を盗んではチョクチョク合いに来てくれた。
乳母がいた時はまだマシだったが、乳母が無くなると本当に食べるものが貰えず、絶えかねて町に出て働きお金を稼いでようやく食事にありつけるようになり、マシな生活ができるようになったのだ。
父があらかじめ商人に頼んでくれたのか、町の人は家の事情を知っていて受け入れてくれ、だから今こうして生きていけるのだ。
母たちの監視が厳しくなり、父と兄はこれなくなり寂しく思っていたが、町に毎日楽しく過ごしていたのでそんなこと思わなくなっていったのだ。
それなのにそれなのに、お近づきになりたいからと私を侍女に上げ、できの悪い妹が他の人の邪魔をしていないか心配する優しい姉を演じ王子さまに印象付けたいと言ってきたのだ。
そのお陰で今に至るのだが、私はそれぐらいの虐めでやられるほどやわじゃない。
言われたことをすべてやってのけ、それでも時間が余るので他の仕事もこなしていたのだ。
侍女頭のノア様からは褒められ、王妃様には名前を覚えられ程優秀な侍女になっていったのだ。
ちなみに、私に仕事を押し付けた同僚はいつの間にかやめて行っているのだ。
おかげでやりやすくなったのは言うまでもないんですけど、ただ困ったことと言えば姉のアイラが許可もなく訪問してくることぐらいだ。
何度も注意されるがわからないのかすぐに訪問してくるのだ。
それには両親も兄も頭を抱え、アイラに辞めるように注意したのだが言うことを聞かないと嘆いでいた。
ここまで話せばお分かりだろう。
母はこの非常識な姉のアイラを溺愛しているのだ。
兄はそんな母に愛想をつかし、騎士となるべく騎士団に入団し一から鍛えてもらっていると嬉しそうに話してくれる兄はキラキラしてかっこよかった。
母に愛想をつかした日から頻繁に別宅におと連れ、お茶を飲むのが日課になっているのは秘密だ。
私が侍女として上がってからは気軽に合って話している。
恋人同士と間違えられるほど、親密に見えるようで噂になっていると聞いた時は兄に申し訳なく感じたぐらいだ。
ああ、この生活は気にいっているが姉の行動にはしばし考えさせられるところがある。
早く平穏な生活に戻りたい!!!!!
余談だが、捏ねを使ったにしろどうして新人の私が王子付きの侍女になったのかは未だに解明できない?
はっきり言ってこれって虐めだよね?
新人の私が王子付きの侍女になったのが気にいらないのだろう。
そんなの私が知るか!!!!!
私だってできればあのままパン屋のアルバイトをしながら生活していたかった。
それなのにそれなのに!!!!!
ことの発端は姉であるアイラがこの国の第一王子さまに恋してしまったことが発端だ。
王子なのだから婚約者ぐらいいるだろうと思うだろうが、いないのだ。
幼少期、体が弱いからと空気が良い郊外に住んでいた時、近所に住んでいた女の子に毒を盛られ死にかけたそうなのだが、そんな時、助けてくれた少女が忘れられないと言って、いまだにごねって婚約者を作らないそうだ。
その少女じゃなければ結婚しないとも言っていたそうだ。
本当に傍迷惑な話だよ!
そういうことでいまだ婚約者のいない王子をどこで合ったかは知らないが、一目ぼれしたらしく王子さまに合いたいと言って暴れて手が付けられないと、別宅にきてグッチって行く兄を相打ちを打ちながらお茶を飲んだ。
ようだと言うのも、私は本宅に入れてもらえず、別宅で生活しているのだ。
私は兄や姉から比べると容姿に劣っている私を、母は許せないらしく、私は本宅ではなく別宅で乳母と暮らしいないものと扱っていた。
兄や父はそんな私を不憫に思い母の目を盗んではチョクチョク合いに来てくれた。
乳母がいた時はまだマシだったが、乳母が無くなると本当に食べるものが貰えず、絶えかねて町に出て働きお金を稼いでようやく食事にありつけるようになり、マシな生活ができるようになったのだ。
父があらかじめ商人に頼んでくれたのか、町の人は家の事情を知っていて受け入れてくれ、だから今こうして生きていけるのだ。
母たちの監視が厳しくなり、父と兄はこれなくなり寂しく思っていたが、町に毎日楽しく過ごしていたのでそんなこと思わなくなっていったのだ。
それなのにそれなのに、お近づきになりたいからと私を侍女に上げ、できの悪い妹が他の人の邪魔をしていないか心配する優しい姉を演じ王子さまに印象付けたいと言ってきたのだ。
そのお陰で今に至るのだが、私はそれぐらいの虐めでやられるほどやわじゃない。
言われたことをすべてやってのけ、それでも時間が余るので他の仕事もこなしていたのだ。
侍女頭のノア様からは褒められ、王妃様には名前を覚えられ程優秀な侍女になっていったのだ。
ちなみに、私に仕事を押し付けた同僚はいつの間にかやめて行っているのだ。
おかげでやりやすくなったのは言うまでもないんですけど、ただ困ったことと言えば姉のアイラが許可もなく訪問してくることぐらいだ。
何度も注意されるがわからないのかすぐに訪問してくるのだ。
それには両親も兄も頭を抱え、アイラに辞めるように注意したのだが言うことを聞かないと嘆いでいた。
ここまで話せばお分かりだろう。
母はこの非常識な姉のアイラを溺愛しているのだ。
兄はそんな母に愛想をつかし、騎士となるべく騎士団に入団し一から鍛えてもらっていると嬉しそうに話してくれる兄はキラキラしてかっこよかった。
母に愛想をつかした日から頻繁に別宅におと連れ、お茶を飲むのが日課になっているのは秘密だ。
私が侍女として上がってからは気軽に合って話している。
恋人同士と間違えられるほど、親密に見えるようで噂になっていると聞いた時は兄に申し訳なく感じたぐらいだ。
ああ、この生活は気にいっているが姉の行動にはしばし考えさせられるところがある。
早く平穏な生活に戻りたい!!!!!
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