【完結】騎士団長に言い寄られて困っています

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   団長と一緒に寝るのに慣れた頃、団長が仕事で出かけていてその日ばかりはひとりなので気を付けようと心に誓った。

   誓ったがすぐに杞憂に終わった。

   団長に頼まれたと宰相さんが入ってきて一緒に寝てくれるそうだ。

   ハルは添い寝が必要な子供になった気分だった。

   宰相さんは団長とは違った安心感があった。

   「ハルは性欲は溜まらないのですか？」

   「なっ何を…」

   「そうでしょ？自然の摂理ですよ。
   ここのところ一緒に寝てますが、やってる気配がないので大丈夫かと心配になりまして」

   「大丈夫です。
   実は精通が初めて来てから、陛下や王太子に快楽を身体に覚えさせられてからは、自分でやっても気持ちいいと感じないんです」

   「それは辛いですね。
   ならやってあげましょうか？」

   「えっ、でも…」

   「そのかわり、私も気持ちよくなりたいので一緒に気持ちよくなりましょ」

   「まっまさか…」

   「入れたいですが、気持ちの準備がいりますよね。
   待ちます。ハルが入れてと言うまで待ちますから、だから大丈夫なら言って下さいね」