菩提樹の猫

無一物

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番外編 ホルニークとの打ち上げで

4 温度差※

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◆◆◆◆◆


「……もしかして酒が効いてきたのか……?」

 黙り込むバルトロメイに、レネが恐る恐る尋ねる。
 ズボンの布を押し上げる股間をじっと見つめているのだから、訊かなくてもわかるだろうに。

「見りゃわかるだろ」
 
 
 ホルニークの男たちが言っていた恐ろしい酒の効能が頭の中をグルグルと回る。

『……でもな若い奴が飲んだらそうはいかない』
『当たりを引いた奴は大変だぞ~~タマが空っぽになってもビンビンだからな』
『抜け殻になるまで続くよな』
『明日の朝には、燃え尽きて灰になってるだろうな』

 フォンスは娼婦を三人呼んで相手にさせると言っていた。
 この酒が精力剤としてどれだけ強力なのかがわかる。

 不機嫌な顔をしながらそっぽを向くレネの全身を、舐めるように見つめる。
 
 
 男にしては華奢な造りなのだが、剣士として鍛練を怠らない肉体は打たれ強い。
 多少の無理にも耐えられる体力を持っている。
 
 しかし抱かれるように作られた身体ではない。
 猫のようにしなやかなだが、女とは違う。
 いくら外部からの攻撃には耐えられても、内側から攻めたらすぐに壊れてしまう。

 ドホーダ島を出る船の中で、レネは自らバルトロメイに抱かれた。
 初めてレネを抱く時には細心の注意を払った。
 壊してしまわないように、我慢して、我慢して一回だけで終わらせた。
 本当はぜんぜん足りなかったが、心が通じ合っただけで満足した。
 
 あれから数か月経つが互いに仕事が忙しく、慰め合うことはあっても身体を繋げていなかった。
 落ち着いてからゆっくりと、レネの身体を拓いていこうと思っていたのに……。
 
 バルトロメイは己の意志とは無関係に暴れ出す下半身を持て余し、今にでも飛びついて襲いたい衝動に駆られるが、最後の理性を振り絞り考えた。

 大切なレネを傷つけないように。
 

「勝手に早とちりしてあんな酒飲みやがって……」

 全くその通りだ。
 レネが酒を飲んだと思っていたが、実際は違った。
 互いに熱を持っていたならば火傷することもないだろうが、自分だけが熱ければ相手を傷つけるだけだろう。
 
 勘違いして起こした自爆行為にレネを巻き込んではいけない。
 
 
「——俺、やっぱ娼館いってくる」

 
「……は?」
 
 レネが驚きに目を見開く。
 自分から強引に連れ込み宿に来ておいて今さら何を言い出すのだと思っているのだろう。

 
「お前も酒飲んでたら話は違っただろうけど、今のままじゃ俺の相手は無理だ」

「お……まえ……」

 一瞬傷付いた顔をした後、黄緑色の瞳に怒りの火花が散った。
 拳を握ってフルフルと震えている。
 
 殴られると思って歯を食いしばったら、身体が宙に吹っ飛んでいた。
 渾身の回し蹴りを食らい、落ちたのは安物のベッドの上。
 視線を上げると、馬乗りになった美しい男から見下ろされていた。
 

 レネはいつも想像より斜め上の行動をする。

 
「もしオレが酒に当たって、他ののところへに行ってもお前は平気なのか?」
 
 自分のことに無頓着だったレネが、バルトロメイの一番やってほしくないことをちゃんと理解していることに驚く。
 想いが一方通行でなくなった証拠だ。

 
「……そんなつもりで言ったんじゃない、今の状態でお前を抱いたら……壊しちまっ———」

 言い終わる前に、今度は左頬に衝撃が走る。
 
「オレは飾りもんじゃねえんだよっ、綺麗ごとばっか言ってないで正面からぶつかってこいよっ!」
 
 そうだった。
 レネは我が手を血に染めながら、掃き溜めに身を置く傭兵だ。
 何度も何度も死にかけて、殺した数と同じだけの命を守ってきた。
 
 壊れもののように扱ったら、その道理に反する。

——……自分は、守るどころか……気高き猫のプライドを傷つけたのだ。

 
「……ごめん……」

 バルトロメイは素直に謝る。
 しかしピキッと音を立てそうなほどに、レネの眉間の皺は深まるばかりだ。
 猫だったら、ぶんぶんと尻尾を振って今にも飛び掛からんばかりに怒っている状態だ。
 
(また俺はなにか選択を間違ったか?)
 
 
「……聞き分けのいい犬なんて興味ねえんだよ。手に負えないほど凶暴な狼じゃねえとオレの隣は務まらねえ」

 これ以上ないくらい凶悪な性格な表情を浮かべ、とびっきりの殺し文句を吐き出す。
 
(はっ……やべえ……)
 
 先ほどのキックで肋骨にひびが入り、強烈な平手打ちで口の中は血塗れだ。
 そこまでやられておきながらも、バルトロメイには妖艶な猫が挑発しているようにしか見えない。
 
 相手は怒っているのに不謹慎にもほどがあると思うが、たまらず自分の腰を跨いでいる悩ましい尻にイチモツを擦り付けてしまった。
 
 いや……もう許可は下りたのだから、自分の欲望を解き放ってよいのではないか?

 
 バルトロメイは自分の理性がパキパキと崩れていく音を聞いた。

 
 



「——入れるぞ」
 
「うぅっ……」

 丹念にほぐす余裕もないままレネの後ろに己の分身をあてがった途端、欲望が爆発した。
 まるで童貞のような反応だが、ズミエ酒の効能は強力でしおれることもないまま勃起状態を継続している。
 
 現在はその精液を潤滑剤代わりにして、そのまま挿入にもちこんだところだ。
 あれから何か月も経っているし、回数もたった一回だけなので、レネの中は初めての時のように狭い。
 
 しかし、バルトロメイの興奮が伝わっているのか、レネの可愛い分身もちゃんと反応を示している。
 

「うっ……」
 
 一度腰を引くと、出て行くなとばかりキュッと絞り込まれ、バルトロメイも声が漏れる。
 そのまま中で大暴れしたいが、歯を食いしばって耐えた。

「……ぁっ…っ……」

 なじむまで小刻みに動かしていると、レネもそこで快感を拾い始めた。
 細腰を両手でつかみ固定してイイトコロへ当たるようにしてやると甘い声が上がる。

「ああっ…あっ…あっ……だめっ……」

 この猫は痛みには耐性があるのに、快感にはめっぽう弱い。
 こうしてすぐに音を上げるのだ。
 開いた口から、唇より鮮やかなピンク色の舌がのぞく。
 
 ピンと張り詰める花芯を扱いてやるのと同じリズムで、中を突いてやる。
 中と外を同時に責めたら、快感に弱い猫は耐えきれない。
 
「うあっ…あっ…いやっ…もう…イクッ……」

 銀色の髪を揺らしながら、ビクビクと内またを震わせる。
 身体の外で起こっている動きは、とうぜん中でも起こっている。
 狭い筒がバルトロメイの雄を、痙攣するごとに絞り上げていた。

「はんッ……」
 
 レネの可愛い分身をきつく握りしめると、きゅっと中が締まりバルトロメイを圧迫する。
 シンクロする身体はまるで自慰でもしているようなおかしな気分になってくる。

「あっ……はっ……くううっッッ……」
 
 レネは大きくわなないた後、自らの腹に白い液を散らす。
 ほぼ同時に、いつもより沸点の低くなった絶頂がバルトロメイもおとずれる。
 
 
 視線を下に落とすと、二十四になっても初々しい唇が自らの唾液に濡れて光っていた。
 吐精の余韻に浸っているのか、その視線はどこか虚ろだ。
 
 本当ならばその身体を優しく抱いて、ついばむような口づけを交わしたいのだが、今日は違う。
 一旦レネの身体から抜かずとも、既に次の準備が出来ていた。

「ちょっ……まだイッたなっかり……あっ……おいっ!」
 
 まだまだ足りぬと再び動き出す腰に、レネは足でしがみつき制止を求める。
 放った精液が中の滑りをよくし、先ほどよりもスムーズに抽挿できるようになった。

「クソっ……うううぁっ……やめろっ……」
 
 ターンオーバーの時間も与えられず男が一番無防備になっている瞬間を責められたら、誰だって文句の一つも言いたくなるだろう。
 
「お前は満足かもしれねえが、俺はぜんぜん足りねえ。最初に挑発したのはお前だからな、ちゃんと最後まで相手してくれんだろ?」
 
 プロの女たちに処理してもらおうと思っていたのを止めたのはレネだ。
 こっちは肋骨を折られ口の中だって血だらけだってのに、こんなんで音を上げられたら困る。

「……そのつもりだッ……でも…ちょっと……ひっッ……」

 少し腰をすすめたら、悲鳴とともに、仰け反った白い喉に控えめな喉仏が浮き上がる。
 
 
「なあ、中ぐちょぐちょだし、このまま全部入れてみていい?」

 意味が分からないとポカンと見上げる顔に、バルトロメイは口許を歪めた。

 
「——黙ってたけど、この前、半分しか入れてなかったんだ。今もそう」
 
 
「へっ!?」

 レネの顔に明らかな動揺が走る。
 本当は、こんな顔などさせたくなかった。

 
 来月、レネは王に剣を捧げることになっている。
 バルトロメイとは来月行われる叙任式が終わってから、ゆっくりと関係を深めて行こうと思っていた。
 しかし叙任式のことを思い出したら、抑えていた鬱屈とした気持ちが蘇ってくる。
 
(レネが王に剣を捧げる……)

 この世で最も尊い存在である我が主が……まだ会ったこともない男に服従を誓う。
 バルトロメイの肚の中でどす黒い感情が渦巻いてきた。

 レネが違う男へ傅く前に、完全に自分のものにしておきたかった。


「落ち着いてからゆっくり馴らしていきたかったんだけどさ、ちょっともう我慢できねえ」
 
 ズミエ酒の効果が徐々にバルトロメイの熱を上げていく。
 
 
「ううっ……あっ……」

 細腰をつかみ隘路を切り開きながら奥へと進める。
 
 レネの不安に見開かれた瞳が目に入り、少しでも安心させようと、性急な挿入のせいでまだ触れていなかった胸の果実に手を伸ばす。
 人差し指の爪で掻くようにコリコリと小刻みに刺激を加えると、一度精を吐き出したレネの分身に再び力が戻ってくる。

「やっぱここ好きだな」

「……おまえだって……」

 負けず嫌いの猫は、自分だけが胸で感じるのが嫌だったのか、反撃を加えてきた。
 全くのノーガードだった両乳首をギュッと抓られ、バルトロメイは仰け反る。
 
「……くぅっ……おい、まだ余裕があるみたいだな……」

(油断も隙もねえ……)
 
 仰向けの状態で膝裏に手を入れて膝頭が胸の横につくまで下半身を持ち上げると、結合部分がレネにも見えるようになる。
 
「ほら、まだこれだけ入ってないだろ?」

 バルトロメイは見せつけるよう小刻みに腰を動かしながら残りの部分を入れていった。

「あっ……ちょっ…待って……あっ…ひっ……」

「すげえ……肉が絡みついてくる……」

 レネの苦し気な表情から、それが純粋な快感でないとわかる。
 本来ならば、こんな場所に異物が入ってくることなどないのだ。

「……ああっ……もうムリ……くっ……そこは……だめっ……」
 
 駄目と言われたら、元も子もない。
 バルトロメイは、レネと完全に一つになりたいのだ。
 
 
「レネ、お願いだから俺の全てを受け入れてくれ。慣れたらお前だって気持ちよくなるはずだ」

 上気した頬を両手で包んでまっすぐにその瞳を見つめる。

 バルトロメイは知っていた。
 レネはこの顔に弱い。
 以前レネはバルトロメイの容姿を、理想の塊だと言っていた。
 
 陶酔したように夜光石の光に赤く反射した瞳孔が大きく開き、コクンと頷く。
 同時に中で、バルトロメイをキュッと締め上げた。
 
 無言の了解を受けとり、バルトロメイは亀頭の先にまとわりついてくる狭き門を攻略にかかった。
 薄く割れた腹筋の上からも、腰を動かすと自分のモノがどこにいるのかがわかる。
 まるで腹の中を蠢く蟲の様だ。

「はっ……ああっ……」
 
 完全に勃ち上がったレネの雄は、この行為が間違いでないことを証明していた。
 
 奥にあるくびれへ先端をこすりつけるだけでも、イキそうになるのに、この先へ進んだらもっと大変なことになるだろう。
 ついに制御できなくなった腰が、今までにない弾みをつけて狭き門を突き破った。
 
「ああああっッッ……」
 
 やっと全てを収めることができた。
 
 びくんと大きく身体を揺らし、レネの花芯の先端からピュッと液が漏れる。
 腰を打ち付けるたびに、間欠泉のように小穴から精子を噴出した。

「お前の奥サイコー」
 
「……頭が……おかしくなるっ……」
 
 自分の分身によって完全に蕩けてたレネの表情に誘発され、バルトロメイも三度目の欲望を吐き出す。
 

「レネ……愛してる……」

「ん……」

 たまらなく愛おしい存在を抱きしめると、それに応えるように抱き返される。
 口ではあまり愛情表現をしてくれないが、行動でこうしてちゃんと答えてくれる。
 
 あの回し蹴りやビンタだって、独占欲の現れだ。
 もう一方通行の関係ではなくなったのだとバルトロメイは改めて感じた。
 

 ここで終わっていたならば、愛し合う恋人同士の行為として綺麗に終わっていただろう。
 
 しかし今回はそういかなかった。
 再び勢いを取り戻したバルトロメイは、今度は後ろからと体位を変えてレネを攻め立てた。
 
 まだまだ熱は冷めそうにない。
 
 
 噂通り、ズミエ酒の効力は絶大で、朝になると二人は完全に燃え尽きた。



 
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