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リュカの成長
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【 リュカの視点 】
『だけど今も昔もエリカが好きなんだ』
『昔というのは?』
『君が成人の儀に出席していた時、私の妹も成人だったので出席していた。君はファーストダンスを婚約者と踊り、2番目に私と踊った。
一目惚れをした私のことを察して弟が君に声をかけてダンスを踊ることができた。
あの時は君に婚約者がいると聞いたから それっきりだった。まさかフェルス家の息子が略奪するとは思わなかった。
今回再会してとても驚いたし、エリカがエメール領に引っ越してくれて嬉しかった。
君に会いたくて通った。
だが君の妊娠の知らせは辛かった。落ち着く時間が必要だった。正直まだ嫉妬しているが、君と君の子を支えたい』
『奥様がいますよね』
『政略結婚をした妻は初めから浮気をしていた。
私は妻を愛してはいないが、妻となった女に敬意を払い他の女と寝ることはなかった。だがそんな気遣いをしていたのは私だけだった。
彼女が産んだ2人目の子は浮気相手との子だった。
だからもう私は夫の義務は放棄した。今も若い私兵を一生懸命口説いているしな』
『それはお辛かったですね』
『だからもう義理立てする必要もない。初恋で今も好きな女性に正直になりに来た。
エリカ、この2ヶ月間 会いに来なくて悪かった。
もう気持ちの整理がついて君と君の子と向き合える。
もう一度交流を持ってくれないか』
『私のことが好きなのですか?』
『好きだ。ダンスを踊ったあの日から好きだった。再会してもっと好きになった。独り占めにしたいくらい大好きだ』
『……』
『エリカは出産に集中してくれたらいい。だが私がエリカを愛することを受け入れて欲しい。その間に私とのことを少し考えてくれたらいい』
『それって側で片想いを続けたいという意味ですか?』
『そうだ』
『…その話が本当なら辛いのではありませんか』
『それでも、君とのチャンスを失いたくない。側にいさせてくれ』
『私が平民でも子持ちでも構わないのですね?』
『構わない』
『今は友人と思うことしかできませんが』
『そこから始めたい』
『好きになる保証はありませんよ?』
『それは仕方ない』
『分かりました』
『ありがとう。じゃあ、しばらく滞在するよ』
『え?』
『キラード兄弟が君を狙わないか心配だからな』
『あり得ませんよ。確かガブリエル様は第二夫人も迎えていると聞いたことがありますし、アシェル様は恋多き男ですから私は無理です。
それに私は人の物を盗ったりしません』
『大丈夫。妻といえない妻は浮気に夢中だ』
その日から私の生活は一変した。
先ずは屋敷の避妊薬を全て偽物に入れ替え、クリステルが誘いをかけ続けている若い私兵を呼んだ。
『ポール。もしクリステルが私の妻ではなかったら誘いに応じるか?』
『え?…僕は侯爵様を裏切りません』
『咎めたりしているのではない。クリステルが君に迷惑をかけているんだ。気にしなくていい。
それより私が聞きたいのは、歳上の人妻を抱けるのかと聞いたんだ』
『……』
『罰したりクビにしたりしない』
『僕も男ですから女性を抱けるなら抱きたいです。
…多分いけます』
『では誘いに応じてくれないか?』
『はい?』
『クリステルが身体の関係を求めたら、自由にいつでもどこでも抱いていい。欲望のままに好きに使っていい』
『あの…』
『何がどうなっても罰したりクビにしない。むしろ手当を出そう。辞めたくなったら慰労金も出そう』
『本気ですか!?』
『本気だ』
『分かりました』
『これはクリステルのハンカチだ。夜に届けに行け。使用人や兵士は終わるまで近付けさせない』
『かしこまりました』
翌朝、ポールはクリステルを抱いた…正確にはクリステルに抱かれたことを報告に来たので手当を渡した。
エリカの元にも通い、妊娠や出産など不安がないか聞いて、ベビー用品を揃え始めた。
キラード家の長男からは第三夫人にと声をかけられたが断り、次男からも交際を申し込まれたが断ったようだ。
クリステルのお気に入りの私兵ポールに、関係を持ってもいいと勧めて6ヶ月。メイドの話ではとっくに月のモノは止まったと聞いていたし、腹も出ていると報告があった。そろそろかとクリステルの部屋へ医者と父上と私兵4人と一緒に入るとクリステルは盛大に狼狽えた。カップを落とし、立とうとして脚をぶつけて痛がっている。
『診察の時間だ』
『わ、私は病気などしていません!診察は結構です!』
『駄目だ。月のモノがずっと来ないのだろう?女性特有の病気だと困るからな』
『ちゃんときています!』
『押さえ付けろ』
『かしこまりました』
『止めて!話して!痛い!!』
『では失礼しますよ』
医者が腹に聴診器を当てると大声で叫び始めたので小剣の先端をクリステルの口の中に突っ込み静かにさせた。
『夫人はご懐妊なさっております。2人以上おりますね。おめでとうございます』
合図を送り、拘束を解いた。
『先生、ありがとうございました。下で診療費を受け取ってください』
『はい、失礼します』
『う、嘘よ!』
『それだけ腹が張っていて、無理があるだろう』
『べ、便秘です!』
『ならば強い下剤を飲ませようか?それで腹が引っ込まなければ妊娠だな』
『っ!』
『言っておくが、あと数ヶ月待って子が産まれたら、その時はおまえの顔を焼いて放り出すからな』
『この子はあなたの子よ!』
『妊娠を認めたな。
ずっと抱いていないのに私の子のはずがないだろう』
『酔っていたから忘れたのよ』
『泥酔していてもおまえなんか抱くわけがない。それにおまえを監視させていたんだ。父親はポールで間違いない。』
『また…また実家に預けますからっ!』
『認めたな。
おまえ達、こいつの荷物をまとめろ。ネックレスなどは持たせるな』
『かしこまりました』
メイド達は大慌てで荷造りをし始めた。
『どうして!止めて!』
『胎の子と一緒に実家に帰してやる』
『嫌!!』
『2度も浮気相手の子を孕んだら離婚しかないだろう』
『避妊薬は飲んだの!効かなかったのよ!』
『結果が全てだ』
兵士に手紙を託し、騒ぐクリステルを縛って馬車に乗せて クリステルの実家に送った。
戻って来た兵士は署名入りの離縁届を持ち帰った。
エリカの方は悪阻はほぼ無く、無事に臨月になった。私の離婚について話したら、“え?一度浮気相手の子を妊娠したのに、次は若い男と浮気して双子を妊娠したから離婚!?”と驚き、多少の我儘を聞いてくれるようになった。同情してくれたのだろう。
『大変です!リュカ様!エリカ様が産気付きました!』
エリカの屋敷に付けた兵士が馬で駆け付けた。
『エリカが!?すぐ着替える!父上に知らせて護衛を数人用意させてくれ、馬で行く!』
大急ぎでルヴーレッドのエリカの屋敷に駆け付けると、産声が聞こえた。
部屋に向かい入室しようとすると汚いと言われシャワーを浴びた。バスローブを着てエリカのいる部屋に行くと入室を許された。
助手が抱き抱えている赤子を覗き込むと、
髪はエリカと同じ金髪で、顔は多分元夫似だろう。だが瞳の色を見たら私の瞳と同じ色だった。
『男の子ですよ。名はアリエス様です』
『アリエス…
エリカ、よく頑張ったね。ありがとう』
産婆の助手が私に抱かせてくれた。
すごく小さくて怖かった。
『パパだよ~』
可愛くて仕方なかった。
その後、エリカの屋敷に通うたびに隙を見て“パパだよ”と話しかけた。エリカに聞こえないように耳元で囁いたりもした。
見事、アリエスの最初の言葉は“パパ”だった。
エリカがダメだと言って止めさせようとするが、しつこく覚えさせた。父上も負けずと自分を“ジイジ”と呼ぶよう刷り込んだ。“ジジ”になったが喜んでいた。アリエスはよく懐いてくれた。
産後の体調も良く、エリカは店を出した。
だがまだ子は幼い。特別なメニューを出す時だけ店の厨房に出ればいいように エメール家から料理人を派遣し、エリカが教育した。食材の扱い方 料理の仕方 レシピ、盛り付けや衛生面の指導などを行なった。
エリカの離婚から2年が過ぎた頃、フェルス伯爵と、息子でエリカの元夫ランドールがエリカを見つけ出してしまった。
店が有名になったからだろうか。
エリカが男児を産んだことを知らなかったようで、戻ってこいと言い出した。エリカははっきりと拒絶し、アリエスも渡さないと明確に伝えた。
エメール侯爵家の庇護下にあると伝えたこともあり諦めて帰っていった。
ホッとしたが、エリカが別荘地にいる以上 警備を強化することにした。
『だけど今も昔もエリカが好きなんだ』
『昔というのは?』
『君が成人の儀に出席していた時、私の妹も成人だったので出席していた。君はファーストダンスを婚約者と踊り、2番目に私と踊った。
一目惚れをした私のことを察して弟が君に声をかけてダンスを踊ることができた。
あの時は君に婚約者がいると聞いたから それっきりだった。まさかフェルス家の息子が略奪するとは思わなかった。
今回再会してとても驚いたし、エリカがエメール領に引っ越してくれて嬉しかった。
君に会いたくて通った。
だが君の妊娠の知らせは辛かった。落ち着く時間が必要だった。正直まだ嫉妬しているが、君と君の子を支えたい』
『奥様がいますよね』
『政略結婚をした妻は初めから浮気をしていた。
私は妻を愛してはいないが、妻となった女に敬意を払い他の女と寝ることはなかった。だがそんな気遣いをしていたのは私だけだった。
彼女が産んだ2人目の子は浮気相手との子だった。
だからもう私は夫の義務は放棄した。今も若い私兵を一生懸命口説いているしな』
『それはお辛かったですね』
『だからもう義理立てする必要もない。初恋で今も好きな女性に正直になりに来た。
エリカ、この2ヶ月間 会いに来なくて悪かった。
もう気持ちの整理がついて君と君の子と向き合える。
もう一度交流を持ってくれないか』
『私のことが好きなのですか?』
『好きだ。ダンスを踊ったあの日から好きだった。再会してもっと好きになった。独り占めにしたいくらい大好きだ』
『……』
『エリカは出産に集中してくれたらいい。だが私がエリカを愛することを受け入れて欲しい。その間に私とのことを少し考えてくれたらいい』
『それって側で片想いを続けたいという意味ですか?』
『そうだ』
『…その話が本当なら辛いのではありませんか』
『それでも、君とのチャンスを失いたくない。側にいさせてくれ』
『私が平民でも子持ちでも構わないのですね?』
『構わない』
『今は友人と思うことしかできませんが』
『そこから始めたい』
『好きになる保証はありませんよ?』
『それは仕方ない』
『分かりました』
『ありがとう。じゃあ、しばらく滞在するよ』
『え?』
『キラード兄弟が君を狙わないか心配だからな』
『あり得ませんよ。確かガブリエル様は第二夫人も迎えていると聞いたことがありますし、アシェル様は恋多き男ですから私は無理です。
それに私は人の物を盗ったりしません』
『大丈夫。妻といえない妻は浮気に夢中だ』
その日から私の生活は一変した。
先ずは屋敷の避妊薬を全て偽物に入れ替え、クリステルが誘いをかけ続けている若い私兵を呼んだ。
『ポール。もしクリステルが私の妻ではなかったら誘いに応じるか?』
『え?…僕は侯爵様を裏切りません』
『咎めたりしているのではない。クリステルが君に迷惑をかけているんだ。気にしなくていい。
それより私が聞きたいのは、歳上の人妻を抱けるのかと聞いたんだ』
『……』
『罰したりクビにしたりしない』
『僕も男ですから女性を抱けるなら抱きたいです。
…多分いけます』
『では誘いに応じてくれないか?』
『はい?』
『クリステルが身体の関係を求めたら、自由にいつでもどこでも抱いていい。欲望のままに好きに使っていい』
『あの…』
『何がどうなっても罰したりクビにしない。むしろ手当を出そう。辞めたくなったら慰労金も出そう』
『本気ですか!?』
『本気だ』
『分かりました』
『これはクリステルのハンカチだ。夜に届けに行け。使用人や兵士は終わるまで近付けさせない』
『かしこまりました』
翌朝、ポールはクリステルを抱いた…正確にはクリステルに抱かれたことを報告に来たので手当を渡した。
エリカの元にも通い、妊娠や出産など不安がないか聞いて、ベビー用品を揃え始めた。
キラード家の長男からは第三夫人にと声をかけられたが断り、次男からも交際を申し込まれたが断ったようだ。
クリステルのお気に入りの私兵ポールに、関係を持ってもいいと勧めて6ヶ月。メイドの話ではとっくに月のモノは止まったと聞いていたし、腹も出ていると報告があった。そろそろかとクリステルの部屋へ医者と父上と私兵4人と一緒に入るとクリステルは盛大に狼狽えた。カップを落とし、立とうとして脚をぶつけて痛がっている。
『診察の時間だ』
『わ、私は病気などしていません!診察は結構です!』
『駄目だ。月のモノがずっと来ないのだろう?女性特有の病気だと困るからな』
『ちゃんときています!』
『押さえ付けろ』
『かしこまりました』
『止めて!話して!痛い!!』
『では失礼しますよ』
医者が腹に聴診器を当てると大声で叫び始めたので小剣の先端をクリステルの口の中に突っ込み静かにさせた。
『夫人はご懐妊なさっております。2人以上おりますね。おめでとうございます』
合図を送り、拘束を解いた。
『先生、ありがとうございました。下で診療費を受け取ってください』
『はい、失礼します』
『う、嘘よ!』
『それだけ腹が張っていて、無理があるだろう』
『べ、便秘です!』
『ならば強い下剤を飲ませようか?それで腹が引っ込まなければ妊娠だな』
『っ!』
『言っておくが、あと数ヶ月待って子が産まれたら、その時はおまえの顔を焼いて放り出すからな』
『この子はあなたの子よ!』
『妊娠を認めたな。
ずっと抱いていないのに私の子のはずがないだろう』
『酔っていたから忘れたのよ』
『泥酔していてもおまえなんか抱くわけがない。それにおまえを監視させていたんだ。父親はポールで間違いない。』
『また…また実家に預けますからっ!』
『認めたな。
おまえ達、こいつの荷物をまとめろ。ネックレスなどは持たせるな』
『かしこまりました』
メイド達は大慌てで荷造りをし始めた。
『どうして!止めて!』
『胎の子と一緒に実家に帰してやる』
『嫌!!』
『2度も浮気相手の子を孕んだら離婚しかないだろう』
『避妊薬は飲んだの!効かなかったのよ!』
『結果が全てだ』
兵士に手紙を託し、騒ぐクリステルを縛って馬車に乗せて クリステルの実家に送った。
戻って来た兵士は署名入りの離縁届を持ち帰った。
エリカの方は悪阻はほぼ無く、無事に臨月になった。私の離婚について話したら、“え?一度浮気相手の子を妊娠したのに、次は若い男と浮気して双子を妊娠したから離婚!?”と驚き、多少の我儘を聞いてくれるようになった。同情してくれたのだろう。
『大変です!リュカ様!エリカ様が産気付きました!』
エリカの屋敷に付けた兵士が馬で駆け付けた。
『エリカが!?すぐ着替える!父上に知らせて護衛を数人用意させてくれ、馬で行く!』
大急ぎでルヴーレッドのエリカの屋敷に駆け付けると、産声が聞こえた。
部屋に向かい入室しようとすると汚いと言われシャワーを浴びた。バスローブを着てエリカのいる部屋に行くと入室を許された。
助手が抱き抱えている赤子を覗き込むと、
髪はエリカと同じ金髪で、顔は多分元夫似だろう。だが瞳の色を見たら私の瞳と同じ色だった。
『男の子ですよ。名はアリエス様です』
『アリエス…
エリカ、よく頑張ったね。ありがとう』
産婆の助手が私に抱かせてくれた。
すごく小さくて怖かった。
『パパだよ~』
可愛くて仕方なかった。
その後、エリカの屋敷に通うたびに隙を見て“パパだよ”と話しかけた。エリカに聞こえないように耳元で囁いたりもした。
見事、アリエスの最初の言葉は“パパ”だった。
エリカがダメだと言って止めさせようとするが、しつこく覚えさせた。父上も負けずと自分を“ジイジ”と呼ぶよう刷り込んだ。“ジジ”になったが喜んでいた。アリエスはよく懐いてくれた。
産後の体調も良く、エリカは店を出した。
だがまだ子は幼い。特別なメニューを出す時だけ店の厨房に出ればいいように エメール家から料理人を派遣し、エリカが教育した。食材の扱い方 料理の仕方 レシピ、盛り付けや衛生面の指導などを行なった。
エリカの離婚から2年が過ぎた頃、フェルス伯爵と、息子でエリカの元夫ランドールがエリカを見つけ出してしまった。
店が有名になったからだろうか。
エリカが男児を産んだことを知らなかったようで、戻ってこいと言い出した。エリカははっきりと拒絶し、アリエスも渡さないと明確に伝えた。
エメール侯爵家の庇護下にあると伝えたこともあり諦めて帰っていった。
ホッとしたが、エリカが別荘地にいる以上 警備を強化することにした。
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