微熱

生徒×保健医
――触れた君の熱が伝わる。

誰かを好きだなんて気持ち
自分にはそんな感情ないって
ずっとそう思ってた

でも君に触れる熱が伝わるたびに
胸が甘くしびれていく

『君の熱』
人を愛することを知らない自分。
それでも彼は何度も好きだと囁く。
まっすぐな君の熱が伝わる。

『心の熱』
いつの間にか心に住み着いた感情。
彼にだけ心が動き出す。
知らない誰かにまで嫉妬してしまう。

『伝わる熱』
君を失いたくないと思うようになった。
神さまにすがってしまうくらいに。
だけど日常が変わってもなにも変わらない。

『二つの熱』
昔の恋はもう忘れなさいと言う君は
いつだって欲しい言葉をくれる。
そして誰よりも愛してくれた。

表紙イラスト:朔羽ゆき様
24h.ポイント 0pt
0
小説 183,823 位 / 183,823件 BL 23,933 位 / 23,933件