さぼり

空を見上げると、
雪がこちらに迫ってくる。
どんどん
降りてくる雪は芸術で、
僕は心を奪われて、

三時間目の授業開始のチャイムが聞こえなかったようだ。

いつから
そこに居たのだろう?

彼女が横にいることに気が付いていなかった。

彼女は学年一の人気者。
いつも
友達の中心にいて、
楽しそうに笑っている

僕は教室の片隅で、
誰とも関わらずに過ごしているから、

対照的だよね。

そんな僕たちの
一時間。

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