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Torture

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「さて、と…少しは大人しくなったかなぁ?」


売られてきた少年は逃走防止も兼ねて、店で囲うのが決まりだった。


会員制地下倶楽部は表向きはbarを兼ねた室内だが、更に奥の部屋に進もうとするとセキュリティに阻まれカードを提示すると通されるシステムだ。

奥に進むとステージを取り囲むソファーが置かれた部屋と、小人数で楽しむ部屋、特殊プレイにも対応している部屋、VIPルームと様々な部屋に別れている。

表向きのbarは触る程度迄で許され、裏に関してはキャストには人権は一切ない為、死ななければ何をしても構わず壊れても人知れずに売り飛ばされる。

客に関しては主に富裕層から裏社と言った様々な人達。キャストは借金で首が回らなくなった奴らだ。


店に出す為には、まずオーナーやスタッフ達の性処理も兼ねて、調教が必要になる。

地下の調教部屋の一室が彼に与えられたスペースだった。
カメラ付き個室が複数ありいずれも外部に漏れるのを防ぐ為の防音仕様。

鉄のドアの向こうはプレイに使う玩具類を収納された棚が設置されていて、室内には簡易ベッド、部屋の隅には鍵付き檻を設置してある。

天井には拘束する為の鎖からロープが複数垂れ下がり、三角木馬からギロチンチェア。
棚には各種ローションから玩具、壁には海外からも取り寄せた鞭から手枷足枷を掛けてあり、どんな趣味の人間にも対応可能なのがウリだったりする。


部屋には暗証番号でしか空かないオートロックで窓も無いので、時計もなければ日中なのか夜中なのかの感覚すらない。


「……離せッ…コレ、抜け…よ…ッ……」


部屋の中で両手首を纏めて縛られロープで天井から吊るされた状態のまま、アナルには極太のディルドが刺し込まれ、抜けないよう奥深く迄銜え込んでいた。


何度かイッたらしく床には精液の水溜まりが出来ている。


丸一日突っ込まれディルドで拡張されたアナルは、最低限ペニスを受け入れる準備は出来ただろう。

ディルドの底を掴むと乱暴に出し入れを繰り返し、ガツガツと奥を突いてやる。
中出しされていた精液と腸液と血液で中は濡れ、グチュグチュと泡だった体液が溢れ出す。


「……ぁあァッ……んァ…ッ……ァあぁんッ……」


ハァハァと熱い呼吸を吐き出しながらディルドで犯され、勃起させたまま少年が切なそうに喘ぐ。


「何気持ち良くなってんだ?この変態がッ」


「…ぁ…ッ…違ッ……」


「何が違うって?尻孔ケツアナ弄られて気持ち良くてアンアン喘いでんだろうが」


少年が身動ぐ度にロープを引っ張りギシギシと金具が軋む音を響かせ、瞳に涙を浮かべこちらを睨みつけてくる。

半開きになった口から溢れる唾液が顎を伝い鎖骨まで垂れている。


「……ぁんァッ……お願いッ……も、赦し……て……ッ……」


ディルドを乱暴に引き抜きゴトッと床に落ちる音が響き、拡がったアナルに無造作に三本指を突っ込み、グリグリと肉道を押し広げるようにして中の具合を確かめる。


「…ぁあッ……んッ…ぁあッ……や、…だ…めぇ…ッひゃァッ…あぁァッ……」


前立腺に触れた瞬間、少年の喘ぎ声が一際甲高くなった。


「ココがお前のイイ箇所か?」


口端を歪めながら痼を重点的攻めてやると、少年は勃起させたぺニスから溢れ出る先走りを亀頭からタラーッと床まで垂らしている。


真っ赤に充血した媚肉がヒクヒクと蠢く様子が艶めかしく、まるで誘っているようだった。


「……なんだ?誘っているのか?」


指を増やしていき拳を挿れてしまうとそのまま手首まで突っ込み、そのまま奥をグリグリと刺激してやると、悲鳴混じりの嬌声を上げながら我慢出来ずに呆気なく達すると白濁を勢いよく吐き出した。


「……やめ…てッ……お願いッ…痛いッ……!…いやァあッ……んぁあッ…ァあッ…あんッァあァーーーーッ!!!」


どうやら痛みに感じるドMらしい。

それならそれで、ハードプレイ専門の性奴隷として売れる。


「これなら案外早く借金返せそうだな?」


「……嫌だッ…も、やめ…ッ……ーーーーッツ……!!!」


フィストで押し拡げたまま結腸口を刺激し、二輪で開発した入口に拳を嵌め込むと、瞳を見開き背中を仰け反らしながら潮を噴き上げた。


ーーーーもしかしてとんでもない逸材なのか?


こんなに素質のある奴はなかなかお目にかかれないと感心しながらアナルから手を引き抜き、天井のロープから手首の拘束を外す。

脱力している身体を軽々と抱え上げベッドの方へと連れて行き寝かせると、両手両足を其々四方にある手枷と足枷に繋いでいく。


『調教が終わるまでは拘束具は外せない』とオーナーから店の決まりを伝えられていた。


「……痛ってぇな!……離せよッ!糞ド変態がッ…!」


調教が終われば客を取れる。が、まだまだ売り出せるまでは時間がかかりそうだ。


この糞餓鬼がーーーー


チッと舌打ちをしながら、ベッドの上で暴れ続ける、顔だけは良い少年を押さえつける。


このまま客の前に出せば、暴れてクレームが来るのは目に見えている。


「なんだ?また注射で大人しくされてぇのか?」


生意気な頬をグッと掴みながら顔を近づけ、悪態を吐けないように口枷を嵌めてやる。


「気持ち良くなりたいなら大人しく身体を差し出しておけ」


戸棚から取り出した注射器を近付け、ゴムチューブで白く細い腕を縛り、浮き上がってきた血管に注射針を刺し、静脈に薬物を注入していく。



「ーーーーッツ……」


手首の内側が内出血し縄目の痕が紫色になって残っている。


「これ以上暴れても出血するだけだぞ」


口枷を嵌められたまま大きな瞳で睨みつけてくる。



改めて見てみても綺麗な顔立ちだ。意志の強そうな瞳は屈服させたくなる嗜虐心を唆られる。


「物好きな金持ち連中は、お前を性奴隷にさせようとするだろうな」


肉便器でも性奴隷でも高く売れるならなんでもいい。


徐々に薬物が効いてきたのか瞳孔が開き、抵抗が弱まってきているのがわかる。


「ホラ。気持ち良くなりたいだろ?」


乳首を強く指で抓り上げ弄ってやるとぷっくりと固く膨らませながら喘ぎ始めた。


「……ンぁッ……ッ…ぁ……」


声が出せない分身体の反応はわかりやすい。




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