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中学生編
三(2022、夏)
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「で」
面白そうに、崇は聞いた。「どういうことなん」
「やっぱ聞くのか……」
「そりゃあね」
崇はワクワクしているようだった。「こんな面白い話なかなかないし」
テスト前期間になり部活がなく、晶はまっすぐ帰ろうとしたのだが、途中で崇に校舎裏に引っ張り込まれたのである。
何も聞かせないで引っ込んでもらうわけにはいかなそうだった。晶はためらった。うそりよだかに狙われていた隼太に話したのとはわけが違う。
崇は、三男とは言え町の有力者と目されている虎谷家の息子であり、下手な知識を与えれば、その約束された未来を捻じ曲げてしまう恐れがあった。
一方では、彼の出方ひとつで樹が危険にならないとも限らない。晶は彼に好意を持ってはいたが、まだ出会ってから三ヶ月にもならない彼を、手放しで信用するつもりにはなれなかった。まして、誰よりも信用していた母をあのような形で失った彼でもあった……
「信用できない?」
あたかも彼の考えを読んだように、崇は晶を覗き込んだ。声を低くする。
「禁忌なんだろ」
「えっ……」
ドキッとして、晶は聞き返した。
「そりゃそうだろ。十二歳になるまで穢狗とは接触禁止なのに、中一であんなに穢狗と仲がいいなんて」
ひそひそと彼は言った。「こっそり飼ってたのか?」
「あいつは、ペットとかじゃないよ」
晶の返答には怒りが籠もっていた。
「ああ、ごめん、ペットじゃなくて友達とか、そういう感じ?」
「……そう」
「誰にも言わないからさ、安心しろよ」
彼は、率直に言った。「あの子が処分されるようなこと、言うわけないだろ。なんて名前なの?」
「なんで……?」
「俺、穢狗なんて飼ったことないから。可愛いの? 見た目はあれだけど」
「だからペットじゃないって」
「ごめんて」
「……樹だよ」
「え?」
「名前。あいつの」
「へえ、いい名前じゃん。おまえがつけたの?」
「……そう」
「いつから?」
「……小五」
「どういう経緯で?」
「……助けたんだよ、怪我してるとこを」
「おまえって」
にこにこ彼は笑った。「昔っからいい奴なんだな」
ため息が聞こえたのは、そのときだった。
「そういう話をするなら、周りにもっと気を配ったほうがいいわよ」
振り返ると、黒髪の少女が文庫本を片手に近寄ってくるところだった。
「紫穂」
「立ち聞きしたとか言わないでよ」
晶は、固唾を飲んで彼女を見つめた。紫穂は、彼をちらと見ると、肩をすくめた。「そんな、人を鬼みたいに見ないで……わたしが誰かに言うとでも思うの?」
「黙っててくれるのか?」
「見損なわないでよね」
顔を歪めて、彼女は言った。「でも、条件があるわ」
「……なに?」
「わたしもその子に紹介してくれない?」
紹介と、彼女は言った。
「なんで?」
「だって」きらりと目を光らせて、彼女は、言った。「面白そうじゃない……」
「おい、ずるいよ、そういう言い方は」
崇が口を挟んだ。「断れない言い方やめろよ」
「それもそうか」
あっさりと紫穂は要求を引っ込めた。「いいわよ、水埜くんがその気になったときで。いずれにせよ、わたしは誰にも言わないし」
「その話、俺も混ぜてよ」
崇は楽しそうだった。「俺も紹介して! 気が向いたら」
気づかないうちに、晶は苦笑を浮かべていた。
「分かったよ……じゃあ、聞いてみるよ、樹に」
ふーん、と言いながら紫穂は彼を見上げた。「ペットじゃなくて友達っていうのは、伊達じゃないのね」
樹は、晶の友達に「紹介」されることを喜んだ。
晶は釘を刺した。「俺たちが受血してることは秘密だぞ……あと、唾液交換も。在来人の姿になれることも秘密」
「なんえ?」
「多分、信用できると思うけど、まだそこまでじゃない」晶はきっぱり言った。「そこまで、俺たちを受け入れてくれるか分からない……おまえを危険に晒したくない」
「ん。おえ、いうこときく」
彼は従順に言った。例外はあれど、樹がある程度約束を守れることが分かっていたので、晶も樹を二人に会わせる決心がついた。
晶自身も、多少嬉しくもあった……大切にしまっておいた宝物を見せる嬉しさ、そして、樹の世界を自分が広げてあげられる喜び。穢狗と虐げられている人が、こんなにも尊い存在だということを、同じ在来人の同級生に広めたかった……
崇の第一声は、「ホントに賢いんだな!」だった。樹が、紹介された二人の名前を即座に繰り返してみせたからである。
「虎谷くん、失礼よ」
冷静に紫穂は言い、ちらと樹と目を合わせると、迷わずに手を差し出した。「よろしくね、樹くん。そう呼んでいい?」
「うん!」
あらかじめ、量を検討して唾液を与えていたために、穢狗の姿でありながら、樹の発音は明瞭だった。彼は喜んで紫穂の手を握った。折れ拉がれた骨格に嫌悪を抱いたとしても、紫穂はそれを面に表さず、手を握り返した。
「雨貝のそういうところは、ほんと尊敬するよ」
つくづく感嘆する、という表情で崇は言い、穢狗である樹をしげしげと眺めた。「穢狗がこんなにしゃべれるなんて、知らなかった……よろしくな、樹くん。慣れてないから、色々失礼なことがあるけど、嫌だったら言ってくれ」
「うん! たかし、あきらのともだち。おれ、すきだよ」
なんのてらいもなく樹は言い、紫穂にも笑顔を向けた。
「しほ、おれのはなしきく。うれしい」
「なんかなぁ……」
崇は感心したように言った。「晶がこいつをそんなに大事にする気持ちが、ちょっと分かるよ……」
「というか」
紫穂は、ちょっと眉を顰めた。
「こんなに話すことが出来て、意志の疎通がとれる存在を、穢狗なんて言いながら使役していることは問題だと思うわ。ありがとう、晶くん。知らずに過ごすところだった」
「俺も二人に会わせられて良かったと思うよ」
晶は言い、いつものごとく頬を舐めようとした樹を押しのけた。「ほんとに、人間……みたいなものなんだ……だから、二人がそれを分かってくれて嬉しい」
「やっぱ犬みたいだけどな」
晶に飛びつこうとする樹を眺めながら、崇は率直に言った。「しかし、やっぱ『穢』っていうのは合わないな。なんか、むしろ俺たちより純粋っていうか、きれいな感じがするよ。少なくとも、樹くんは」
「貶めないと、使役できないからだろ」
樹の頭を撫でてやりながら、晶は言った。
「子どもは穢狗と接触しちゃいけないという決まりと関係がありそうね……」考えぶかげに紫穂は言った。「穢狗については、教科書でも取り上げられていないでしょ。前から興味があったのよね」
「それは俺も思ってた」
きらきらと目を光らせて、崇が賛同した。「隠された歴史……ってなんかワクワクするよな。多分、こいつらは隠された存在なんだ。それを知ることで、きっと世界の秘密に近づける」
「おまえが中二病の歴史オタクだってこと忘れてたよ……」晶は顔を歪めた。「分かってるのか? 秘密に近づくってことは、それだけ危険も増すんだぞ」
「俺は中一だよ。中二病ならむしろ先取りだろ」
屈託なく彼は言い、樹の目を見つめた。「誰も知らないってことにワクワクするのは、普通じゃないか」
「それが、危険だってことも分かってるだろ……」
実際にうそりよだかが人を攫おうとする姿をみたことがある晶は、楽観的になれなかった。
「誰にも言わないよ」
崇は、真摯に言った。「それが、こいつも俺たちも守ることになるだろう」
「よく検討してみたいところだけど、それこそ場所を選ぶ話題ね……」
ちらりと、紫穂は周囲に目を走らせた。
そこはいつか晶が夜蟲に襲われた神社の境内だったが、広々とあたりは見渡せる上、紫穂に言わせると「盗聴器をつける場所もない」ということで樹との対面に選ばれたのである。
彼女は、安全を確認したらしい。二人を振り返ると、小声で言った。
「二人とも、給食の時に牛乳飲んでいないの、わたし、分かってるわよ」
「そういう話題ね……」
崇は、小さく笑った。「待ってました」
面白そうに、崇は聞いた。「どういうことなん」
「やっぱ聞くのか……」
「そりゃあね」
崇はワクワクしているようだった。「こんな面白い話なかなかないし」
テスト前期間になり部活がなく、晶はまっすぐ帰ろうとしたのだが、途中で崇に校舎裏に引っ張り込まれたのである。
何も聞かせないで引っ込んでもらうわけにはいかなそうだった。晶はためらった。うそりよだかに狙われていた隼太に話したのとはわけが違う。
崇は、三男とは言え町の有力者と目されている虎谷家の息子であり、下手な知識を与えれば、その約束された未来を捻じ曲げてしまう恐れがあった。
一方では、彼の出方ひとつで樹が危険にならないとも限らない。晶は彼に好意を持ってはいたが、まだ出会ってから三ヶ月にもならない彼を、手放しで信用するつもりにはなれなかった。まして、誰よりも信用していた母をあのような形で失った彼でもあった……
「信用できない?」
あたかも彼の考えを読んだように、崇は晶を覗き込んだ。声を低くする。
「禁忌なんだろ」
「えっ……」
ドキッとして、晶は聞き返した。
「そりゃそうだろ。十二歳になるまで穢狗とは接触禁止なのに、中一であんなに穢狗と仲がいいなんて」
ひそひそと彼は言った。「こっそり飼ってたのか?」
「あいつは、ペットとかじゃないよ」
晶の返答には怒りが籠もっていた。
「ああ、ごめん、ペットじゃなくて友達とか、そういう感じ?」
「……そう」
「誰にも言わないからさ、安心しろよ」
彼は、率直に言った。「あの子が処分されるようなこと、言うわけないだろ。なんて名前なの?」
「なんで……?」
「俺、穢狗なんて飼ったことないから。可愛いの? 見た目はあれだけど」
「だからペットじゃないって」
「ごめんて」
「……樹だよ」
「え?」
「名前。あいつの」
「へえ、いい名前じゃん。おまえがつけたの?」
「……そう」
「いつから?」
「……小五」
「どういう経緯で?」
「……助けたんだよ、怪我してるとこを」
「おまえって」
にこにこ彼は笑った。「昔っからいい奴なんだな」
ため息が聞こえたのは、そのときだった。
「そういう話をするなら、周りにもっと気を配ったほうがいいわよ」
振り返ると、黒髪の少女が文庫本を片手に近寄ってくるところだった。
「紫穂」
「立ち聞きしたとか言わないでよ」
晶は、固唾を飲んで彼女を見つめた。紫穂は、彼をちらと見ると、肩をすくめた。「そんな、人を鬼みたいに見ないで……わたしが誰かに言うとでも思うの?」
「黙っててくれるのか?」
「見損なわないでよね」
顔を歪めて、彼女は言った。「でも、条件があるわ」
「……なに?」
「わたしもその子に紹介してくれない?」
紹介と、彼女は言った。
「なんで?」
「だって」きらりと目を光らせて、彼女は、言った。「面白そうじゃない……」
「おい、ずるいよ、そういう言い方は」
崇が口を挟んだ。「断れない言い方やめろよ」
「それもそうか」
あっさりと紫穂は要求を引っ込めた。「いいわよ、水埜くんがその気になったときで。いずれにせよ、わたしは誰にも言わないし」
「その話、俺も混ぜてよ」
崇は楽しそうだった。「俺も紹介して! 気が向いたら」
気づかないうちに、晶は苦笑を浮かべていた。
「分かったよ……じゃあ、聞いてみるよ、樹に」
ふーん、と言いながら紫穂は彼を見上げた。「ペットじゃなくて友達っていうのは、伊達じゃないのね」
樹は、晶の友達に「紹介」されることを喜んだ。
晶は釘を刺した。「俺たちが受血してることは秘密だぞ……あと、唾液交換も。在来人の姿になれることも秘密」
「なんえ?」
「多分、信用できると思うけど、まだそこまでじゃない」晶はきっぱり言った。「そこまで、俺たちを受け入れてくれるか分からない……おまえを危険に晒したくない」
「ん。おえ、いうこときく」
彼は従順に言った。例外はあれど、樹がある程度約束を守れることが分かっていたので、晶も樹を二人に会わせる決心がついた。
晶自身も、多少嬉しくもあった……大切にしまっておいた宝物を見せる嬉しさ、そして、樹の世界を自分が広げてあげられる喜び。穢狗と虐げられている人が、こんなにも尊い存在だということを、同じ在来人の同級生に広めたかった……
崇の第一声は、「ホントに賢いんだな!」だった。樹が、紹介された二人の名前を即座に繰り返してみせたからである。
「虎谷くん、失礼よ」
冷静に紫穂は言い、ちらと樹と目を合わせると、迷わずに手を差し出した。「よろしくね、樹くん。そう呼んでいい?」
「うん!」
あらかじめ、量を検討して唾液を与えていたために、穢狗の姿でありながら、樹の発音は明瞭だった。彼は喜んで紫穂の手を握った。折れ拉がれた骨格に嫌悪を抱いたとしても、紫穂はそれを面に表さず、手を握り返した。
「雨貝のそういうところは、ほんと尊敬するよ」
つくづく感嘆する、という表情で崇は言い、穢狗である樹をしげしげと眺めた。「穢狗がこんなにしゃべれるなんて、知らなかった……よろしくな、樹くん。慣れてないから、色々失礼なことがあるけど、嫌だったら言ってくれ」
「うん! たかし、あきらのともだち。おれ、すきだよ」
なんのてらいもなく樹は言い、紫穂にも笑顔を向けた。
「しほ、おれのはなしきく。うれしい」
「なんかなぁ……」
崇は感心したように言った。「晶がこいつをそんなに大事にする気持ちが、ちょっと分かるよ……」
「というか」
紫穂は、ちょっと眉を顰めた。
「こんなに話すことが出来て、意志の疎通がとれる存在を、穢狗なんて言いながら使役していることは問題だと思うわ。ありがとう、晶くん。知らずに過ごすところだった」
「俺も二人に会わせられて良かったと思うよ」
晶は言い、いつものごとく頬を舐めようとした樹を押しのけた。「ほんとに、人間……みたいなものなんだ……だから、二人がそれを分かってくれて嬉しい」
「やっぱ犬みたいだけどな」
晶に飛びつこうとする樹を眺めながら、崇は率直に言った。「しかし、やっぱ『穢』っていうのは合わないな。なんか、むしろ俺たちより純粋っていうか、きれいな感じがするよ。少なくとも、樹くんは」
「貶めないと、使役できないからだろ」
樹の頭を撫でてやりながら、晶は言った。
「子どもは穢狗と接触しちゃいけないという決まりと関係がありそうね……」考えぶかげに紫穂は言った。「穢狗については、教科書でも取り上げられていないでしょ。前から興味があったのよね」
「それは俺も思ってた」
きらきらと目を光らせて、崇が賛同した。「隠された歴史……ってなんかワクワクするよな。多分、こいつらは隠された存在なんだ。それを知ることで、きっと世界の秘密に近づける」
「おまえが中二病の歴史オタクだってこと忘れてたよ……」晶は顔を歪めた。「分かってるのか? 秘密に近づくってことは、それだけ危険も増すんだぞ」
「俺は中一だよ。中二病ならむしろ先取りだろ」
屈託なく彼は言い、樹の目を見つめた。「誰も知らないってことにワクワクするのは、普通じゃないか」
「それが、危険だってことも分かってるだろ……」
実際にうそりよだかが人を攫おうとする姿をみたことがある晶は、楽観的になれなかった。
「誰にも言わないよ」
崇は、真摯に言った。「それが、こいつも俺たちも守ることになるだろう」
「よく検討してみたいところだけど、それこそ場所を選ぶ話題ね……」
ちらりと、紫穂は周囲に目を走らせた。
そこはいつか晶が夜蟲に襲われた神社の境内だったが、広々とあたりは見渡せる上、紫穂に言わせると「盗聴器をつける場所もない」ということで樹との対面に選ばれたのである。
彼女は、安全を確認したらしい。二人を振り返ると、小声で言った。
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