僕は君が嫌いだ

「付き合ってください!」
たまたま通りかかった体育館裏で男の大きな声が聞こえた。
この場面に今年だけで何度出くわしただろう。
次に吐かれるセリフと言えば・・・
「ごめんなさい。」
同じクラスの八木真琴は詫びれもなくそういって、その場を立ち去る。
残された男はただ立ち尽くしていた。
八木真琴。同じクラスの美人で性格も良いと評判の女子。
地元で進学校の英治高校に入学して以来、告白された人数は3桁に上るとうわさがある。
端正な顔立ちで上品なみてくれをしている。しかし、付き合っているという噂は全く聞かなかった。
僕の耳にうわさが入ってこないだけかもしれないが・・・
そもそも僕は彼女が嫌いだ。美人なだけでちやほやされてきた彼女に僕は興味がなかった。
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