「本当にそれで良いのですね?」私が亡き母から授かった大事なものを奪おうとする義妹と、彼女を擁護する婚約者。(……どうなっても知りませんよ?)

「そろそろお前も、生涯をともにする相手が必要だろう」

そう言ってお父様に紹介された、シリル=アバーデン侯爵。

家同士の決めごとのため婚約までとんとん拍子に進み、私たちは結婚を見据えた同棲を始めることになった。

しかし屋敷へ行ってみると、そこには何と彼の妹マレリーアもいて。

「マレリーアはとても繊細な子で、僕が一緒にいてあげなければならないんだよ」。

理由を尋ねると、そんなことを言う婚約者。

ありえないと思いつつも、すぐに追い出すことはしなかった私。

すると義妹は段々と本性を現わし、ついには私が大事にしている、亡き母から譲り受けたある貴重なものまで「私の物だ」と言い始めて……

(……どうなっても知りませんよ?)
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