ネズミくんは物理的に愛されたい!

たなぱ

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捕虜系淫魔くんとの出会い

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話の分かる素晴らしき上司、ダルジュ様より特別休暇を貰ってる訳だし、早速淫魔を捕まえてエロスについて聞きに行こうと考えた僕達
王族の前だ!ってちゃんと服を着てダルジュ様に一応行ってきますと言いに第一王子の部屋へ向かった


そして、行ってこないでって止められている


「はっはははは!!!想像が斜め上過ぎて認めそうになってしまったぞ!待て待て待て、行って来るな!帰ってこい!気軽に戦争を起こしに行くな!運命とは知的な存在でさえも脳筋にしてしまうのか…くくくっ、勉強になるなぁ!」

「止めないで下さいっ!と、言いたいけど確かに部下が勝手にエロスを教えろ!こらぁ!って淫魔誘拐したら国際問題だー!!
でも、でも…淫魔に会わなければ僕の尻穴はこれ以上広がらないんです!!!
ちくしょうっ!どうしたらいいんだ!」

「やはり俺のペニスを半分に削げは…!!!「やめろー!!逸物を大事にして!!」」


ダルジュ様が脳筋なのに物凄く真っ当な事を仰るから…エレド様に抱っこされたまま、泣くしかなかった
おのれ、国際問題までもが僕とエレド様の交尾を邪魔するのかと悲しくなってしまう…
でも、確かに国王陛下が退けた魔族が住む国の住人を誘拐しに行くのは良くない…それはわかる…でも!!どうしてもエレド様と交尾したいんだ!!!

ぐずぐずと泣くおっさんを見て、そんな気持ちがダルジュ様に伝わってるんだろう…腹を抱えて爆笑しつつも、僕達2人をちゃんと心配してくれた
脳筋なのに本当に心広くって…良き上司に涙が出てくる…
なにかいい方法は無いかって一緒に考えてくれたこだ…いい人かよ…
そして、なんと地下牢に侵攻してきた魔国の戦士…戦士?だった淫魔の捕虜が一名まだ居るの事を思い出してくださった

他の捕虜は停戦合意の時に返したが、彼は何故か帰りたくないー!と捕虜である事を望み続け、現在も地下牢に住んでいるとか…別に魔族の国から返せとも言われていないため送り返すことも出来ずにずっと暇している捕虜
エロスについて聞くならその捕虜でいいんじゃないか?って流れるようにダルジュ様が面会の手筈を整えてくれる!!

僕の上司!手際がいいっ♡
ちょっと絶望してたから、一生付いていきます!ダルジュ様ー!!って叫びたくなるほど嬉しかった





…………………
……………
………



素晴しい上司、ダルジュ様にそのまま捕虜との面会許可を頂き、さっそく地下牢に向かう
…帰りたくないってあまりにも変わり者の捕虜、どんな人なのか気になった
事前情報あった方が?ってよくよく聞いたら、その淫魔を捕らえた戦士も、現在も見張っている牢番も…帰りたがらない捕虜の彼にかなり困っているらしい…
何が困ってるのかはよく分からないが、僕たちに必要なのは彼の知識だけだ
なんとかしてエロスについて聞き出す…!それさえ済めば地下牢なんて好き好んで行かないし!もう二度と会わないから大丈夫!

そんな気持ちで地下牢へ進むと、想像を絶する光景が広がっていた…




「そこの牢番さん!こんな可愛い美少年がいるんだよ!?もーー!!!早く!早くーーー!!ぼくを早く凌辱してくれないかな!?何のためにここに残ったと思ってんの!?辱められたいの!機械姦とか孕み袋扱いされたいの!わかる??淫魔の本能わかる!?魔族の国の国家機密でもなんでも教えてあげるって言ってるのに!何故ぼくを辱めてくれないの!
極太獣ちんぽで犯されたい~!!牢番さん突っ立ってて暇でしょ♡溜まってるでしょ♡天国見たくない??ねぇ、ねぇ~!!」

「………………………煩えぇぇぇぇーーー!!いい加減黙れ捕虜!くそっ、早く国に帰っていいと言ってるのになんで帰んねぇんだよ!
…はぁ…まったく…国王陛下様はなぁお優しいんだ、喧嘩売られて戦争に勝とうが敗戦国相手に捕らえたものを搾取とか慰み者にするとか、凌辱とか考えちゃいねぇんだよ!!!
王の中の王!!!そんな獅子の王に仕える俺たちが凌辱なんて、そんな事するわけねぇだろ!!!」

「ぶーー!!!ケチ!ケチーー!その極太ちんぽは飾りなの!?ぼくを捕まえたなら責任持って犯してよ!獣ちんぽでぐちゃぐちゃにされたい♡そのために!犯されるためにわざわざ捕まったぼくの願いをなんで聞いてくれないのー!!」


美少年といいつつ、どうみても僕より身長のデカい…どっちかって言うと美青年な見た目の…ピンクの角にピンクの羽が生えた淫魔と思われる存在が牢屋で全裸のままエッチなポーズを牢屋に披露している…
犯して犯してと、交尾を強請る雌のような格好をして牢番を誘う度、牢番にド正論を突きつけられて裸で牢屋の中を転がる淫魔…たぶんあれがダルジュ様の言っていた魔族の国に帰りたくない捕虜なんだろう
……………うん、なんか…すげぇ会話したくねぇ…




僕を抱きかかえて移動してくれるエレド様も嫌そうな顔をしているのがわかる…心なしか足取りも重い…

わかるよ、その気持ち…しかし、しかし…!僕たちが全身で愛し合う為にはこのド淫乱確定の淫魔捕虜に協力を仰ぐしか無い…物凄く嫌だけど…!

二人でしっかりと頷きあって、ゆっくりと淫魔のいる地下牢に近付く
すると、牢屋の男がこちらを向いて元特攻隊長のエレド様に気付いたのだろう、礼を取る
そしてこの地下牢には淫魔しかいない為、自分が監視しているこの淫魔に面会?!って察したのか、一瞬変な顔をされた…

けど、嫌な顔一つせず「かなり変態な捕虜ですのでご注意を…牢から出せば襲われますゆえ出さぬようにお願いします」と一言話し、その場を適度に離れてくれた

拷問とか考えてないのに何故牢に居るのかわかった気がする…でも、その危険な思考があるからこそ何か情報を知ってるのかもしれない

そう、思いながら牢屋の中を見る
すると、牢屋以外の人が来るのは珍しいのか「…誰か来たの?」と、声がし…全裸で床を転がっていた捕虜淫魔が起き上がったかと思うと、僕たち2人を見つめ…そして…ものすごい勢いで牢屋の鉄格子まで飛び出してきた
まるで昆虫でも見つけた少年みたいなキラキラした顔で…………



「え!?何々!?だれだれ??ぼくにご用?3P?3P希望の面会者さん!?うそー!まじ??うれしいー!!!
てかやばい!身長差でわかるよー!!ぼく真ん中じゃん!ちんぽもオスマンコもズコバコされられて掘られちゃうやつじゃないの!?きゃーーー♡♡♡♡絶対楽しいやつー!遂に夢を叶えてくれる的な!?!期待しちゃっていい!?」



鉄格子で身体をくねらせ、フル勃起状態で淫魔ははしゃぐ…………

やだ、もう帰りたい…………










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