ネズミくんは物理的に愛されたい!

たなぱ

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健全な淫紋を作ろう!

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愛し合うためには自ら動かなければ何も始まらない!善は急げ!!…と、淫紋作ると決めた瞬間僕とエレド様は第一王子の部屋に舞い戻っていた
そして、とりあえず休みを貰うことにしたのだ
勝手に休んではいけない、これぞ帝国になったが故の業務体制!


「ダルジュ様!!ご報告があります!僕は決めました…エレド様全身で愛し合いたい!奥深くまで愛して欲しいその夢を叶える為、健全な淫紋を作る研究に入ります…!
つきましては有給を全部消化し休みを頂きたく…!」

「………………え、有給?有給って何?そんなのあったか…?てか、健全な淫紋とはなんだ??んん?淫らな紋に健全とかあるのか??
……………まてまて、待て?護衛と影の仕事を休むように聞こえるが…私の護衛はどうする気だ!??急に戻ってきたと思えば一体、何を開発する気なんだ…!?」


ダルジュ様の至極真っ当な返事にしっかりと練ってきた作戦を伝える
これは僕たち夫婦の問題だけじゃない、種族差交尾は出来ないという、世界の常識を変えるために必要な事だって…しっかりと事実を伝えるのだ



「業務に関しては、そこは僕の旦那様が兼任します!大丈夫です!屋根裏での偵察もエレド様が筋肉で解決してくれます!大丈夫です!
…………ダルジュ様…実は…この淫紋開発計画ははドラレイド帝国の悲願だと言うことに気づいてしまったのです…!国が大きくなるにつれてきっと多くの出会いがある…運命を感じるかもしれない!そんな中、絶対に種族差で愛し合えない問題が出てくる…好きなのに交尾出来ないという悲しい悲劇を産まないよう、種族差でも愛し合い子を残せる可能性を秘めた神秘を研究したい…

考えても見てください、ダルジュ様がもしも小さくか弱い猫の獣人と番とかだったらどうします?ダルジュ様のとんでもない凶悪なペニスで交尾できると思いますか!?!思いませんよね!?だからこそ健全な淫紋の開発が急務なんです!!!」



僕はエレド様に抱き締められながらこの研究がいかに大切か説明した
物理的に穴にペニスが入らないだけじゃない、無理に入れようとすれば死ぬことだってある!それに発情期なんて欲求不満で正常じゃいられないかもしれない…!
そんな感じに、未来を考えてくださいと必死に伝えるとダルジュ様は少し涙ぐみ、「そこまで我が国の事を考えてくれているのか」ってたっぷり休みをくれた

素晴らしい上司にこちらも感動で泣きそうになりつつも、全力で研究してきますと、足早に退出し、早速淫紋作りに取り掛かる
時間的余裕は無い、だって僕が既に欲求不満で死にそうなのだから…!!!








こうして僕の研究は始まった
まず、始めたのは変態淫魔が見せてきた淫紋について深く知ること、どんな魔力が込められているのかを研究する
それと同時にエレド様の立派なペニスの最大サイズを計測し、僕の尻穴のサイズも計測する所から始め、どの程度尻穴が広がれば特大ペニスは入るのか?計算を行った
ついでに雄同士で恋仲になると尻穴を膣として使用する為、衛生面も気になる…その点も改良出来ないか考えつつ…


夜までエレド様はダルジュ様の護衛と偵察任務をこなし、僕は自室に籠もって淫魔族について調べたり、文献とにらめっこしつつ、淫紋について研究する
肉体強化、肉体をゴムの様に変化させる魔法は尻穴にも使えるのか?下手したらペニスを締め付けすぎてヤバいのでは?体格差でも快楽を得やすくする為にはどうすればいいか…必死に研究を進めたり…

夜、エレド様が帰宅したら軽くご飯を食べてから日中にわかった成果を早速自分に付与し、改善点をどんどん絞り出していく方式で行った
勿論、夜の研究中は僕もエレド様も互いに全裸だ
何故かって?特大馬ペニスに絶対に咥え込んでやるって強い意志の表れが全裸に繋がっているのだ!


既に物理的に僕の尻穴に入る最大サイズはわかっている…エレド様の指3本分!!変態にならず、普通に愛し合う為に身体を淫紋で強化し、尻穴をいかに広げていくか…課題は山積みだった






…………………
……………
………






「んっ………あっ、♡エレド様、今日の成果…っ、確認して欲しい…っ、発情、をトリガーに肉体強化をかけ、てみたんだ…んんっ……ぁ、はぅ♡」

僕はお腹に淫紋試作品を自ら描き、うつ伏せになって尻穴をエレド様に見せる
研究中に気付いた肉体強化を普通に掛けると、快楽を感じにくくなる問題も発生したため、エレド様を見てると発情するって部分を生かしてトリガー方式で全身に肉体強化の魔法を付与し、強化と快楽は紙一重みたいな…快楽がどの程度得られるか実験中だ


「ああ…わかった…確認する
……………チュウラルド…可愛いな♡今日も凄く頑張ってる…俺の方がかなり年下の筈なのに何故か背徳感が芽生えてしまうよ」

「ひんっ♡あっ……あぁ……♡そんなこと、言うなよ♡ドキドキするから…
んん、ゆっくりお尻可愛がって、くれ…♡メモしてく…からっ♡んんっ♡♡」



エレド様の長い指が僕の尻穴に触れ、ゆっくりと一本ずつ挿入し中をかき混ぜるように動かしてくれる状況を必死にメモしていく
ちゅぷ♡ちゅぷ♡って厭らしい音を立てて優しく弄ってくれるエレド様は優しい

前立腺を優しく捏ねられて軽くイきそうになるけどイけない…これはたぶん全身に付与した肉体強化が邪魔をしているんだ
しかし、発情をトリガーにする事で心拍数は増大し、触れられるだけで幸福感が物凄いのは良いこと…でも物足りない
指3本余裕で入ったけどなんか物足りない感じがする…!うーん…肉体強化は体内まで行うのは難しい、やっぱり物足りなく感じてしまうとか色々ある…!




研究はまだ始まったばかりだ!!!









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