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27:権に至る試験
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ほうぼうから研修生を受け入れ、合間にも世界を創造する日々を過ごし、そろそろ一千世界が見えたかな~と言う頃に、ついに三人目の神の資質を開花した子がわたしの元へやってきた。
目に掛かるほどの前髪と大きな丸い眼鏡が特徴の地味めな子。どこの枝だっけの『愛』と違ってこの子のことははっきりと覚えている。彼女は神薬にやたら詳しくて、貸し与えた世界の管理にもそれらを使っていた。
そのまま管理するよりも、ひと手間掛かるから決して効率はよくないが、ひと手間掛けた分安定していて、その時の研修生の中では断トツに永く世界を管理してみせた。
手法が珍しかったうえ、終焉を迎えるまで世界を管理できる研修生は本当に少ないから覚えていて当然か。
『環』と『愛』の時にも活躍した三姉さまのカリキュラムを引っ張りだす。三姉さまには感謝!
そして彼女の研修中、ついにわたしの創造世界の数が一千を超えた。感涙、だが落ち着け。まずは月狼を出して三姉さまのところへ送る。
「うわぁ綺麗な犬ですね」
「狼だけどね、ありがとう」
月狼の毛並みは月光のごとく白銀に光るので大変綺麗だけども。犬に比べて精悍な顔してると思うんだけどなあ。
「大変失礼いたしました……」
いいけどさ。
三姉さまから返事があったので今度は転移。先触れを出したのが良かったのか、三姉さまの表情は柔らかい。いや目が吊り上がった、何かしましたかわたし?
「その子は?」
「いまわたしが受け入れている素質を開花した子です」
「二人なら事前に言いなさい」
「そう言われれば、なんで連れて来たんですかね?」
「だーかーらーそれはわたくしの台詞であって、あなたが言っていい台詞じゃあないわよ!」
その後の流れは身に染みて知っているから、「ごめんなさい」と謝罪した。もちろん眼鏡ちゃんには帰って貰った。
「大体察しているけれど、何の用かしら」
察しているなら話を進めて欲しいが、言えばまた怒らせるので言わない。
あ、ダメだ読まれた。
三姉さまの目がみるみるうちに吊り上がり、お説教に移行した。前回よりは短いお説教で終わったのは、余計なことを言わなかったからだろう。
「三姉さま。第七位『権』の試験について教えてください」
「残念ながら試験内容は守秘義務があるから伝えることは出来ないわね。
神の昇格試験は、いまの階位の二ランク上が行うことになっているから第六位『能』が担当するわよ。あと試験に日程なんてないから、わたくしたちの場合は二姉さまに伝えたらきっとすぐに受けられるわよ」
「わかりましたありがとうございます。
ところで三姉さま、わたしは受かりますか?」
試験内容は話せないらしいが、この聞き方ならありでしょ。
「間違いなく受かるわ」
三姉さまガニッと珍しく目を細めた。
三姉さまの部屋からそのまま二姉さまの元へ移動する。試験資格を得たと伝えると「頑張ったじゃん~」と軽く言われ、そのまま別の部屋へ連れて行かれた。
そしていま、わたしは見知らぬ男神の前にいる。ちなみに二姉さまは帰っていった。
「初めましてだな。俺は第六位『公正』だ」
「こちらこそ初めまして。第八位『月』です。本日はよろしくお願いします」
「君が噂の『月』神か、あえて嬉しいよ」
「あはは」
二姉さまの紹介なので『公正』の大本は一姉さまで、きっと良い方の噂だとは思うが、面と向かってそう言われると困り果て愛想笑いしか出なかった。
「『権』の昇格試験の前にその意思を確認させてくれ。
今回の昇格試験に失敗した場合、追加で200の世界を創造するまで試験資格は失われるが、それでも試験を受けるか?」
「試験内容はなんでしょう」
「それは言えん」
やっぱり守秘義務らしい。
「今回の試験に失敗した場合、次の試験内容は変わりますか?」
「それも言えん」
くそう守秘義務め。やりおる。
「どうする。自信がないならやめておくか?」
「いえやります」
三姉さまが受かると言ってくれたのだ。やらいでか!
「これより第七位『権』昇格試験を始める。試験は二つ」
なにそれ聞いてない!?
「最初の試験は【機能】の創造だ。
君にはいまから二つの【機能】を創って貰う。まずは【権能】を使用せずリストにある【機能】を一つ創ってくれ」
「はい、質問です」
「なんだ?」
「最初の試験? で、二つの【機能】を創るそうですが、これで試験は終わりでしょうか」
「いや違うぞ」
「そうですか……」
ちょっと釈然としないがまあいい。【機能】の創造はわたしの得意とするところだ。まずは手渡されたリストを確認した。
【権能】なしで創れる【機能】は多くない。そのすべては単一属性であり、世界創生時点で存在しているものである。従って知的生命体が誕生しないと存在しえない、彼の【公正】などは除外される。
お茶を濁すじゃあなくて、安全を期するなら四大元素のひとつが無難だろうけど、正直どれも簡単で大差ない。ここは初心に帰ってみるかな。
わたしは昔を思い出しつつ【水】の【機能】を創り上げた。
「できました」
「これは【水】だな。よろしい。次は【権能】を使った【機能】を創ってくれ」
「数は一つで?」
「ああ」
試験は二つで【権能】の有無で一つずつか。なるほどね。なんとなく先が読めた気がした。手持ちの【権能】を誇示して性能がとがったものを創るよりは、【水】に合い、おまけに汎用性に富んだものを創るべきね。
「できました」
「……これは?」
「【月】の【機能】です」
「ほお流石だな『力』様の妹を名乗るだけあって勘がいいようだ。
では二つ目の試験に入ろうか。いま創った二つの【機能】と俺の創った【公正】の【機能】を使って世界を創造してくれ。四つの世界で得た【信仰】が5000を超えたら試験は合格だ」
先ほど創った二つで世界を創造することまでは予想していたが、まさか【公正】まで使わせるとは予想外だった。
それにしてもよりによって公正かー
公正とは概念だ。概念なので主語が変われば主張だって変わってしまう。Aから見たら公正でも、Bから見れば不公平なんて往々にして存在している。
だからこれを使えと言われるとちょっとね。もちろん使えないとは言わない。ただ創造主が見ている前でわたし流の使い方をするとものすごーく機嫌を損ねるに決まってる。
まあ世界四つで5000なんて平均すれば1250で良く、適当やっても合格は確実。機嫌を損ねない程度にやっとくかな。
「世界は四つ同時に?」
「それでも構わないしひとつずつでもいいぞ」
じゃあ四つ一気に行ってさっさと終わらせよう。
「ああそうだ、伝統だから一応伝えておくが、最高記録は世界一つと半分だそうだぞ」
「半分?」
「正確に言うと一つ目が3493で、二つ目が終焉を迎える前にクリアということだ」
ふぅん。俄然やる気出たぞ。
目に掛かるほどの前髪と大きな丸い眼鏡が特徴の地味めな子。どこの枝だっけの『愛』と違ってこの子のことははっきりと覚えている。彼女は神薬にやたら詳しくて、貸し与えた世界の管理にもそれらを使っていた。
そのまま管理するよりも、ひと手間掛かるから決して効率はよくないが、ひと手間掛けた分安定していて、その時の研修生の中では断トツに永く世界を管理してみせた。
手法が珍しかったうえ、終焉を迎えるまで世界を管理できる研修生は本当に少ないから覚えていて当然か。
『環』と『愛』の時にも活躍した三姉さまのカリキュラムを引っ張りだす。三姉さまには感謝!
そして彼女の研修中、ついにわたしの創造世界の数が一千を超えた。感涙、だが落ち着け。まずは月狼を出して三姉さまのところへ送る。
「うわぁ綺麗な犬ですね」
「狼だけどね、ありがとう」
月狼の毛並みは月光のごとく白銀に光るので大変綺麗だけども。犬に比べて精悍な顔してると思うんだけどなあ。
「大変失礼いたしました……」
いいけどさ。
三姉さまから返事があったので今度は転移。先触れを出したのが良かったのか、三姉さまの表情は柔らかい。いや目が吊り上がった、何かしましたかわたし?
「その子は?」
「いまわたしが受け入れている素質を開花した子です」
「二人なら事前に言いなさい」
「そう言われれば、なんで連れて来たんですかね?」
「だーかーらーそれはわたくしの台詞であって、あなたが言っていい台詞じゃあないわよ!」
その後の流れは身に染みて知っているから、「ごめんなさい」と謝罪した。もちろん眼鏡ちゃんには帰って貰った。
「大体察しているけれど、何の用かしら」
察しているなら話を進めて欲しいが、言えばまた怒らせるので言わない。
あ、ダメだ読まれた。
三姉さまの目がみるみるうちに吊り上がり、お説教に移行した。前回よりは短いお説教で終わったのは、余計なことを言わなかったからだろう。
「三姉さま。第七位『権』の試験について教えてください」
「残念ながら試験内容は守秘義務があるから伝えることは出来ないわね。
神の昇格試験は、いまの階位の二ランク上が行うことになっているから第六位『能』が担当するわよ。あと試験に日程なんてないから、わたくしたちの場合は二姉さまに伝えたらきっとすぐに受けられるわよ」
「わかりましたありがとうございます。
ところで三姉さま、わたしは受かりますか?」
試験内容は話せないらしいが、この聞き方ならありでしょ。
「間違いなく受かるわ」
三姉さまガニッと珍しく目を細めた。
三姉さまの部屋からそのまま二姉さまの元へ移動する。試験資格を得たと伝えると「頑張ったじゃん~」と軽く言われ、そのまま別の部屋へ連れて行かれた。
そしていま、わたしは見知らぬ男神の前にいる。ちなみに二姉さまは帰っていった。
「初めましてだな。俺は第六位『公正』だ」
「こちらこそ初めまして。第八位『月』です。本日はよろしくお願いします」
「君が噂の『月』神か、あえて嬉しいよ」
「あはは」
二姉さまの紹介なので『公正』の大本は一姉さまで、きっと良い方の噂だとは思うが、面と向かってそう言われると困り果て愛想笑いしか出なかった。
「『権』の昇格試験の前にその意思を確認させてくれ。
今回の昇格試験に失敗した場合、追加で200の世界を創造するまで試験資格は失われるが、それでも試験を受けるか?」
「試験内容はなんでしょう」
「それは言えん」
やっぱり守秘義務らしい。
「今回の試験に失敗した場合、次の試験内容は変わりますか?」
「それも言えん」
くそう守秘義務め。やりおる。
「どうする。自信がないならやめておくか?」
「いえやります」
三姉さまが受かると言ってくれたのだ。やらいでか!
「これより第七位『権』昇格試験を始める。試験は二つ」
なにそれ聞いてない!?
「最初の試験は【機能】の創造だ。
君にはいまから二つの【機能】を創って貰う。まずは【権能】を使用せずリストにある【機能】を一つ創ってくれ」
「はい、質問です」
「なんだ?」
「最初の試験? で、二つの【機能】を創るそうですが、これで試験は終わりでしょうか」
「いや違うぞ」
「そうですか……」
ちょっと釈然としないがまあいい。【機能】の創造はわたしの得意とするところだ。まずは手渡されたリストを確認した。
【権能】なしで創れる【機能】は多くない。そのすべては単一属性であり、世界創生時点で存在しているものである。従って知的生命体が誕生しないと存在しえない、彼の【公正】などは除外される。
お茶を濁すじゃあなくて、安全を期するなら四大元素のひとつが無難だろうけど、正直どれも簡単で大差ない。ここは初心に帰ってみるかな。
わたしは昔を思い出しつつ【水】の【機能】を創り上げた。
「できました」
「これは【水】だな。よろしい。次は【権能】を使った【機能】を創ってくれ」
「数は一つで?」
「ああ」
試験は二つで【権能】の有無で一つずつか。なるほどね。なんとなく先が読めた気がした。手持ちの【権能】を誇示して性能がとがったものを創るよりは、【水】に合い、おまけに汎用性に富んだものを創るべきね。
「できました」
「……これは?」
「【月】の【機能】です」
「ほお流石だな『力』様の妹を名乗るだけあって勘がいいようだ。
では二つ目の試験に入ろうか。いま創った二つの【機能】と俺の創った【公正】の【機能】を使って世界を創造してくれ。四つの世界で得た【信仰】が5000を超えたら試験は合格だ」
先ほど創った二つで世界を創造することまでは予想していたが、まさか【公正】まで使わせるとは予想外だった。
それにしてもよりによって公正かー
公正とは概念だ。概念なので主語が変われば主張だって変わってしまう。Aから見たら公正でも、Bから見れば不公平なんて往々にして存在している。
だからこれを使えと言われるとちょっとね。もちろん使えないとは言わない。ただ創造主が見ている前でわたし流の使い方をするとものすごーく機嫌を損ねるに決まってる。
まあ世界四つで5000なんて平均すれば1250で良く、適当やっても合格は確実。機嫌を損ねない程度にやっとくかな。
「世界は四つ同時に?」
「それでも構わないしひとつずつでもいいぞ」
じゃあ四つ一気に行ってさっさと終わらせよう。
「ああそうだ、伝統だから一応伝えておくが、最高記録は世界一つと半分だそうだぞ」
「半分?」
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