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37:月光の聖剣
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初心に帰って、わたしは二つの世界を創造した。使用した神力も、研修のときと同じ500にした。これは現実逃避ではなく気分転換です。
一つ目の世界には『聖』を振りまき、二つ目の世界には『闇』を設定する。この順番はとても大切。そもそも聖<闇なわたしだもの、少ない方は目一杯、多い方はそれに上手く合わせるのだ。
生命が生まれやがて陸に上がる。
様々な国が誕生しては合わさり、消えてを繰り返す。ある程度まとまってきたところで、神力1を消費して魔王を投入。
さあ人類よ、恐れ慄け!
「五姉さま楽しそうですね」
「ひゃぁ!? びっくしりた『環』か。急に来ないでよ」
この子の転移はなんでか解りにくい!
「ふふ、私と五姉さまの仲ですもの。挨拶なんて不要ですわ」
「その台詞を言っていいのは姉たるわたしだけで、妹のあんたに言う権利ないから」
「では改めて問いましょう。もちろん不要ですわよね?」
「先触れは必ず出しなさい。次勝手に入ってきたら三姉さまに言うわ」
「そんなことより五姉さま」
そ、そんなんことだって!?
まったく一体誰に似たんだか!
「なによ」
「そちらの世界、魔王が世界統一しそうになってますけどよろしいのですか?」
「え?」
それは『闇』を注入した二つ目の世界のお話だ。
『環』が来てからのログを確認すると、現れた魔王に恭順する国が多数現れて、想定とは逆の連合軍が結成されていた。魔王率いる連合軍は破竹の勢いでそれ以外の国を飲み込んでいき……
あっ、統一されちゃった。
「統一されましたね。何を目指しておられたのですか?」
タイミング見計らい『月光の聖剣』を渡す予定だったのだが、『環』が入ってきたことでタイミングを逃していた。せめて世界の刻を止めてから『環』をあしらっていたなら~と後悔先に立たず。
なお聖が強い一つ目の世界の抵抗は強固で、想定した通りの連合軍が立ち上がっていて魔王軍を抑えていた。
少々遅れたがわたしは予定通り『月光の聖剣』を降臨させた。すると勇者が立ち上がり魔王討伐の流れが生まれた。
連合軍が魔王軍の気を引いている間に、勇者が侵入し魔王と対峙。死闘の末に魔王は討伐された。
まさに王道。そうだ、これが見たかった!
どちらの世界でもね……
「うーんなんか面白味のない世界ですわね。私は最初の世界こそ五姉さまに相応しいと思います。あんな波乱に満ちた世界に生まれた民はきっと幸福だったでしょう」
感想がいちいち黒いんだが、なんでこの子邪神じゃないんだろう。
※
それからしばらく経ち。眷属たる枝たちが頑張ってくれたお陰で、ついに『主』に至るためのノルマを超えた。
二つ上の神が審査をするのは、実は『主』が最後だそうだ。
じゃあ『主』の後は、と言うとルールが変わる。
審査する人はいなくなり、個人戦ではなく団体戦になるようだ。量られる神力量はわたしとわたしの眷属を合わせたものだし、眷属らの階位も重要で『能』神が何名以上、『権』神が何名以上と細かな基準がようだ。
一姉さまの直系には『能』以上の神は、当時『力』神だった二姉さま一人しかいなかったので、直系ではない枝の方でそのボーダーを満たしていたということだろう。
それにしてもこの基準は、わたしにとって完全に向かい風を意味していた。
最短昇格記録を持つわたしはその階位にいる期間がとても短い。通常ならば眷属とともにゆっくり神力を蓄えていくなのに、膨大な元『主』の神力に感けてわたしだけがどんどん上がってしまった。
そのためうちは、積み重ねや歴史がとても浅いのだ。
何人かは『権』の階位から入ってくれているけれど、その上の『能』となると誰もいない。最初に入ってくれた『星』こそ、そろそろ『能』に上がりそうだけど、他はまだまだ。先はとても長そうだわ。
気を取り直し、『主』への昇格審査に向かう。
第五位『力』の昇格審査は第三位『座』が行うのだけど、一姉さまが勝ち抜けを決めた『座』の人数は現在四人。そのうち一人はあの『座』である。
ただ『智』の半数二人がわたしとあの人を会わせないようにしているので、きっと彼女は来ないだろう。
予想通り、知らない『座』だった。
「第三位『正義』だ。お前が噂の『月』か。
なんの問題もない合格だ。今後は第四位『主』を名乗るがいい」
審査はほぼ飾り、わたしは第四位『主』に昇格した。
『正義』は概念の神だ。名前に反して本質は闇寄りで、きっとわたしと話が合うタイプだと思う。なぜって、勝った方が正義なのは歴史の常。勝者は敗者を自由に貶めることができるのだ。これが正義の本性なのだから負の性質に決まってるじゃん。
「お近づきの印に【機能】の取引でもしませんか?」
「断る。期待しているようで悪いが、おれは〝法〟や〝秩序〟の方が強く、正の性質によっている。残念だったな」
「それなら心配無用です。わたしは聖属性も使えますよ」
「苦手だと聞いているが?」
言外に『座』に比べてと匂わせてきた。同じ階位ならそういう情報が流れていても不思議じゃあない。
「苦手、でしたね。いまは、まあ普通ですよ」
……『正義』は最後までつれない態度を崩さなかった。
昇格後は一姉さまのところへ。
今回の審査官について、『智』の諸兄らの半数以上三人が反対したらしい。三人か。『太陽《あにき》』と『冥府』だけだと思ったら『知恵』も反対したようだ。
警戒されてるなあ。
「勘違いしているようだから伝えておくわ。『知恵』は賛成したわよ」
そうなると消去法で、一姉さまが反対したことになってしまう。
「理由を聞いても?」
「あなたが想像するそれが成ったとき、あなたはもう私の妹ではなくなるわ。でも次を止めるつもりはないの。
あたなに深淵を覗く覚悟があるなら好きにしなさい」
妹ではなくなると言うことは独立を意味する言葉だ。『座』からは団体戦なのに、眷属が抜けてもよいという発言にはとても違和感を覚えた。
『智』の上に『熾』があり、そして『熾』神はいる。
たとえ噂で聞かなくとも、目撃情報がなくとも、この神界渦巻く強大な神力がその存在を肯定している。今いる神々すべてが力を合わせても、ギリギリ届くかどうかの強大さで、いっそ笑えるほどだ。
以前の一姉さまならそれに並ぶため、そしていずれは抜くためにどんなことだってしただろう。しかし今の一姉さまにそれはない。
自らの神力が減るようなこと、以前の一姉さまなら絶対に言わなかった。
深淵を覗く覚悟。
きっとこれが一姉さまが変わった理由だ。
いいわ覗いてやろうじゃない!
一つ目の世界には『聖』を振りまき、二つ目の世界には『闇』を設定する。この順番はとても大切。そもそも聖<闇なわたしだもの、少ない方は目一杯、多い方はそれに上手く合わせるのだ。
生命が生まれやがて陸に上がる。
様々な国が誕生しては合わさり、消えてを繰り返す。ある程度まとまってきたところで、神力1を消費して魔王を投入。
さあ人類よ、恐れ慄け!
「五姉さま楽しそうですね」
「ひゃぁ!? びっくしりた『環』か。急に来ないでよ」
この子の転移はなんでか解りにくい!
「ふふ、私と五姉さまの仲ですもの。挨拶なんて不要ですわ」
「その台詞を言っていいのは姉たるわたしだけで、妹のあんたに言う権利ないから」
「では改めて問いましょう。もちろん不要ですわよね?」
「先触れは必ず出しなさい。次勝手に入ってきたら三姉さまに言うわ」
「そんなことより五姉さま」
そ、そんなんことだって!?
まったく一体誰に似たんだか!
「なによ」
「そちらの世界、魔王が世界統一しそうになってますけどよろしいのですか?」
「え?」
それは『闇』を注入した二つ目の世界のお話だ。
『環』が来てからのログを確認すると、現れた魔王に恭順する国が多数現れて、想定とは逆の連合軍が結成されていた。魔王率いる連合軍は破竹の勢いでそれ以外の国を飲み込んでいき……
あっ、統一されちゃった。
「統一されましたね。何を目指しておられたのですか?」
タイミング見計らい『月光の聖剣』を渡す予定だったのだが、『環』が入ってきたことでタイミングを逃していた。せめて世界の刻を止めてから『環』をあしらっていたなら~と後悔先に立たず。
なお聖が強い一つ目の世界の抵抗は強固で、想定した通りの連合軍が立ち上がっていて魔王軍を抑えていた。
少々遅れたがわたしは予定通り『月光の聖剣』を降臨させた。すると勇者が立ち上がり魔王討伐の流れが生まれた。
連合軍が魔王軍の気を引いている間に、勇者が侵入し魔王と対峙。死闘の末に魔王は討伐された。
まさに王道。そうだ、これが見たかった!
どちらの世界でもね……
「うーんなんか面白味のない世界ですわね。私は最初の世界こそ五姉さまに相応しいと思います。あんな波乱に満ちた世界に生まれた民はきっと幸福だったでしょう」
感想がいちいち黒いんだが、なんでこの子邪神じゃないんだろう。
※
それからしばらく経ち。眷属たる枝たちが頑張ってくれたお陰で、ついに『主』に至るためのノルマを超えた。
二つ上の神が審査をするのは、実は『主』が最後だそうだ。
じゃあ『主』の後は、と言うとルールが変わる。
審査する人はいなくなり、個人戦ではなく団体戦になるようだ。量られる神力量はわたしとわたしの眷属を合わせたものだし、眷属らの階位も重要で『能』神が何名以上、『権』神が何名以上と細かな基準がようだ。
一姉さまの直系には『能』以上の神は、当時『力』神だった二姉さま一人しかいなかったので、直系ではない枝の方でそのボーダーを満たしていたということだろう。
それにしてもこの基準は、わたしにとって完全に向かい風を意味していた。
最短昇格記録を持つわたしはその階位にいる期間がとても短い。通常ならば眷属とともにゆっくり神力を蓄えていくなのに、膨大な元『主』の神力に感けてわたしだけがどんどん上がってしまった。
そのためうちは、積み重ねや歴史がとても浅いのだ。
何人かは『権』の階位から入ってくれているけれど、その上の『能』となると誰もいない。最初に入ってくれた『星』こそ、そろそろ『能』に上がりそうだけど、他はまだまだ。先はとても長そうだわ。
気を取り直し、『主』への昇格審査に向かう。
第五位『力』の昇格審査は第三位『座』が行うのだけど、一姉さまが勝ち抜けを決めた『座』の人数は現在四人。そのうち一人はあの『座』である。
ただ『智』の半数二人がわたしとあの人を会わせないようにしているので、きっと彼女は来ないだろう。
予想通り、知らない『座』だった。
「第三位『正義』だ。お前が噂の『月』か。
なんの問題もない合格だ。今後は第四位『主』を名乗るがいい」
審査はほぼ飾り、わたしは第四位『主』に昇格した。
『正義』は概念の神だ。名前に反して本質は闇寄りで、きっとわたしと話が合うタイプだと思う。なぜって、勝った方が正義なのは歴史の常。勝者は敗者を自由に貶めることができるのだ。これが正義の本性なのだから負の性質に決まってるじゃん。
「お近づきの印に【機能】の取引でもしませんか?」
「断る。期待しているようで悪いが、おれは〝法〟や〝秩序〟の方が強く、正の性質によっている。残念だったな」
「それなら心配無用です。わたしは聖属性も使えますよ」
「苦手だと聞いているが?」
言外に『座』に比べてと匂わせてきた。同じ階位ならそういう情報が流れていても不思議じゃあない。
「苦手、でしたね。いまは、まあ普通ですよ」
……『正義』は最後までつれない態度を崩さなかった。
昇格後は一姉さまのところへ。
今回の審査官について、『智』の諸兄らの半数以上三人が反対したらしい。三人か。『太陽《あにき》』と『冥府』だけだと思ったら『知恵』も反対したようだ。
警戒されてるなあ。
「勘違いしているようだから伝えておくわ。『知恵』は賛成したわよ」
そうなると消去法で、一姉さまが反対したことになってしまう。
「理由を聞いても?」
「あなたが想像するそれが成ったとき、あなたはもう私の妹ではなくなるわ。でも次を止めるつもりはないの。
あたなに深淵を覗く覚悟があるなら好きにしなさい」
妹ではなくなると言うことは独立を意味する言葉だ。『座』からは団体戦なのに、眷属が抜けてもよいという発言にはとても違和感を覚えた。
『智』の上に『熾』があり、そして『熾』神はいる。
たとえ噂で聞かなくとも、目撃情報がなくとも、この神界渦巻く強大な神力がその存在を肯定している。今いる神々すべてが力を合わせても、ギリギリ届くかどうかの強大さで、いっそ笑えるほどだ。
以前の一姉さまならそれに並ぶため、そしていずれは抜くためにどんなことだってしただろう。しかし今の一姉さまにそれはない。
自らの神力が減るようなこと、以前の一姉さまなら絶対に言わなかった。
深淵を覗く覚悟。
きっとこれが一姉さまが変わった理由だ。
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