42 / 44
42:強か
しおりを挟む
バザール当日。
会場に赴くと、入り口に統括の『秋』が立っていた。
「お仕事ご苦労様ですー」
ぺこりと一礼。脇を抜けようとしたら軽くブロックされた。その表情は必死だ。
どーした『秋』よ?
「ブースまでご案内します」
「いやいや忙しいでしょう。場所を教えてくれたら勝手に行きますよ」
「いえ! 大丈夫です。この日のために開けておきましたので!」
あ、そうですか。
統括自ら案内するとかVIP待遇過ぎません?
無下に断るのもアレかと、彼の後ろについていくことに決めた。
まず入り口を、……潜らず。ずぅっと左に迂回し、出店されている広場の端、要するに出店ブースの裏側を通り抜けていく。
通行途中に、何が売っているかざっと見ておきたかったのだがその目論見は消えた。まあさっき入り口でパンフを貰ったから後でチェックすることにしよう。
皆が背を向けているはずの裏手を歩いているのだが、どうしてか妙に視線をビシバシ感じる。さすがに気になり視線を向ければ露骨に視線を反らされ、タイミングを逃した者らは青褪め震えだした。
青褪めている時点で好意的な視線ではないらしい。
あれか。もしかして神力の抑え方が甘いのかも。よーし普段より気合を入れて抑えるぞー
何故か『秋』が冷や汗をかきながら振り返ってきたので、にっこり微笑んでおく。
ついに広場の一番奥に辿り着いた。
現在の位置は入り口から見て左奥の一角だ。ここがわたしのブースだろうか?
しかし『秋』の足は止まらない。
広場左奥から延びる細っそい遊歩道に入り、一分にも満たないほんの少しを歩いたら、ちょっと開けた場所が現れた。
まさか、ね?
しかしその開けた場所に、出品ブースを示すシートが4つ敷かれていたのだ。ついでに言うとすでに2つのブースは埋まっている。
「よおっ『月』さん。久しぶりだな」
「『月』ちゃん~ううぅ~もう!!」
苦笑を漏ら前者は顔見知りの『鍛冶』で、涙目&怒り顔と言う珍しい表情の後者は『豊穣』ちゃんだった。
「『月』神さまはあちらでお願いします」
そう言いつつ開いているブースの片方を指す『秋』。
おおぅ立地悪っ!
案内なしでここまで来る人は絶対に居ないだろう。まさかなーと先ほど貰ったばかりのパンフを確認すると、ちゃんとここも書いてある。ちなみにそのパンフによると最後の四人目は〝第九位『愛』〟らしい。第九位『無』において神性は早い者勝ち、ひとりで愛を発現させたうちの『愛』はまだ昇格していないので彼女に違いない。
『鍛冶』と『豊穣』、そして『愛』って知り合いばっかりじゃん。
「これはどう言うことかな。申し込みが遅かったからじゃあないよね?」
それなら体よく知り合い四人が集まるわけがない。
「いえその……」
『秋』がチラチラと『豊穣』ちゃんに視線を送っている。
そりゃああの子の胸部装甲は男性の目を引くだろうけれども! いまは流石に失礼じゃないかなぁ?
「『月』ちゃんの所為に決まってるじゃん!」
ええっ『豊穣』ちゃんが何故かこっちにキレたぞ。
「ど、どういうこと」
「いーい。バザールって伝手の少ない下神のための催しなんだよ? そこに第四位『主』が参加したらどーなると思う!?」
「凄い伝手が出来るかもーと思うよ」
「ふうん。ねえ今の『月』ちゃんの神力っていくつ?」
「えーっと1300万くらい……です」
あーだんだん分かってきたぞ……
「じゃあ質問するね。『月』ちゃんが『無』の頃にそれと出会ったらどう思う」
いまの神力は当時の一姉さまとほぼ同じはず。当時のわたしは……
「恐れ慄きます……」
「出店場所に一人だと可哀そうだからって、巻き込まれたあたしたちに何か言うことない?」
「ごめんなさい。以後気を付けます」
「ちなみに値段は普通なんだよね?」
「うんそれは大丈夫。前と変わらず『無』や『大』でも買えるようにしてるよ」
「じゃあいい。今回は許す」
普段温厚な人ほど怒ると怖いというのは本当だと思った。
大物なのか開始ギリギリにも拘らず、おっとり足でやってきた『愛』はバザールの開催挨拶中に準備を終えた。
「ギリギリじゃん。気を付けなよ」
「月先生知っていますか? 偉い人の挨拶は無駄に長いと相場が決まってるんですよ。ボクはその無駄を有効活用したんです」
そう言って『愛』はえっへんと薄い胸をはった。
言い訳のレベルが四姉さまみたいだな。どうしてこんな子に育ったんだろう?
さてバザールだが。
客は来る。しかし彼らは遊歩道から出てくることはなく、青褪めつつUターンを繰り返している。
侵入率は脅威の〇%で、待機時間の最長は二.三秒とすこぶる短い。
「ねえ『月』ちゃん? あたしが売り子やるから消えてくれないかなー」
酷い……
ちなみに『秋』もずっとここに居て、わたしが出歩こうとすると、別の管理者を呼び、これに用事を言いつけてくれと懇願していた。
お花を摘む用事は流石に変われません。
バザール開始から早二時間。ついに一人目の客がやってきた。
「ご・ね・え・さ・まー!!! 『環』が来ましたわ!」
前言撤回。これは客じゃない。
だってわたしに抱き着くためにブースに入り込もうとしてんだもん。
「関係者以外ブースに入らないよーに。
ほら出た出た。そんで何しに来たの?」
「あら私がバザールに参加したらおかしいですか?」
「おかしくはないけど……」
「こほん。
店主、棚のそこからここまで、全部買いますわ」
青空天井のバザールだから棚なんてないが、ブースの端から端までと言う意味と取れば理解できる。
要するに全部くれだ。
「お一人一種につき一品まででお願いします」
「えー! 横暴です! 『環』は全部欲しいんですー!」
「あっなるほど。
ねえ月先生、ボクに一つずつ売ってください」
「いいよ、毎度~」
「『環』さん。いま買った月先生の【機能】を譲りますから、ボクの【機能】を買っていきませんか」
「もちろん全種類買いますわ!」
「ちょ転売は……」
「チッチ。月先生違います。これは転売ではありません。
だってボクは月先生の機能で代金は頂いていませんからね」
強かと言うべきだろうか、確かにそうだけども。
初めて売れた~と『愛』が嬉しそうなので、注意しにくい。だってこんな僻地なブースに押し込まれたのも、そもそもわたしの所為だしなぁ。
会場に赴くと、入り口に統括の『秋』が立っていた。
「お仕事ご苦労様ですー」
ぺこりと一礼。脇を抜けようとしたら軽くブロックされた。その表情は必死だ。
どーした『秋』よ?
「ブースまでご案内します」
「いやいや忙しいでしょう。場所を教えてくれたら勝手に行きますよ」
「いえ! 大丈夫です。この日のために開けておきましたので!」
あ、そうですか。
統括自ら案内するとかVIP待遇過ぎません?
無下に断るのもアレかと、彼の後ろについていくことに決めた。
まず入り口を、……潜らず。ずぅっと左に迂回し、出店されている広場の端、要するに出店ブースの裏側を通り抜けていく。
通行途中に、何が売っているかざっと見ておきたかったのだがその目論見は消えた。まあさっき入り口でパンフを貰ったから後でチェックすることにしよう。
皆が背を向けているはずの裏手を歩いているのだが、どうしてか妙に視線をビシバシ感じる。さすがに気になり視線を向ければ露骨に視線を反らされ、タイミングを逃した者らは青褪め震えだした。
青褪めている時点で好意的な視線ではないらしい。
あれか。もしかして神力の抑え方が甘いのかも。よーし普段より気合を入れて抑えるぞー
何故か『秋』が冷や汗をかきながら振り返ってきたので、にっこり微笑んでおく。
ついに広場の一番奥に辿り着いた。
現在の位置は入り口から見て左奥の一角だ。ここがわたしのブースだろうか?
しかし『秋』の足は止まらない。
広場左奥から延びる細っそい遊歩道に入り、一分にも満たないほんの少しを歩いたら、ちょっと開けた場所が現れた。
まさか、ね?
しかしその開けた場所に、出品ブースを示すシートが4つ敷かれていたのだ。ついでに言うとすでに2つのブースは埋まっている。
「よおっ『月』さん。久しぶりだな」
「『月』ちゃん~ううぅ~もう!!」
苦笑を漏ら前者は顔見知りの『鍛冶』で、涙目&怒り顔と言う珍しい表情の後者は『豊穣』ちゃんだった。
「『月』神さまはあちらでお願いします」
そう言いつつ開いているブースの片方を指す『秋』。
おおぅ立地悪っ!
案内なしでここまで来る人は絶対に居ないだろう。まさかなーと先ほど貰ったばかりのパンフを確認すると、ちゃんとここも書いてある。ちなみにそのパンフによると最後の四人目は〝第九位『愛』〟らしい。第九位『無』において神性は早い者勝ち、ひとりで愛を発現させたうちの『愛』はまだ昇格していないので彼女に違いない。
『鍛冶』と『豊穣』、そして『愛』って知り合いばっかりじゃん。
「これはどう言うことかな。申し込みが遅かったからじゃあないよね?」
それなら体よく知り合い四人が集まるわけがない。
「いえその……」
『秋』がチラチラと『豊穣』ちゃんに視線を送っている。
そりゃああの子の胸部装甲は男性の目を引くだろうけれども! いまは流石に失礼じゃないかなぁ?
「『月』ちゃんの所為に決まってるじゃん!」
ええっ『豊穣』ちゃんが何故かこっちにキレたぞ。
「ど、どういうこと」
「いーい。バザールって伝手の少ない下神のための催しなんだよ? そこに第四位『主』が参加したらどーなると思う!?」
「凄い伝手が出来るかもーと思うよ」
「ふうん。ねえ今の『月』ちゃんの神力っていくつ?」
「えーっと1300万くらい……です」
あーだんだん分かってきたぞ……
「じゃあ質問するね。『月』ちゃんが『無』の頃にそれと出会ったらどう思う」
いまの神力は当時の一姉さまとほぼ同じはず。当時のわたしは……
「恐れ慄きます……」
「出店場所に一人だと可哀そうだからって、巻き込まれたあたしたちに何か言うことない?」
「ごめんなさい。以後気を付けます」
「ちなみに値段は普通なんだよね?」
「うんそれは大丈夫。前と変わらず『無』や『大』でも買えるようにしてるよ」
「じゃあいい。今回は許す」
普段温厚な人ほど怒ると怖いというのは本当だと思った。
大物なのか開始ギリギリにも拘らず、おっとり足でやってきた『愛』はバザールの開催挨拶中に準備を終えた。
「ギリギリじゃん。気を付けなよ」
「月先生知っていますか? 偉い人の挨拶は無駄に長いと相場が決まってるんですよ。ボクはその無駄を有効活用したんです」
そう言って『愛』はえっへんと薄い胸をはった。
言い訳のレベルが四姉さまみたいだな。どうしてこんな子に育ったんだろう?
さてバザールだが。
客は来る。しかし彼らは遊歩道から出てくることはなく、青褪めつつUターンを繰り返している。
侵入率は脅威の〇%で、待機時間の最長は二.三秒とすこぶる短い。
「ねえ『月』ちゃん? あたしが売り子やるから消えてくれないかなー」
酷い……
ちなみに『秋』もずっとここに居て、わたしが出歩こうとすると、別の管理者を呼び、これに用事を言いつけてくれと懇願していた。
お花を摘む用事は流石に変われません。
バザール開始から早二時間。ついに一人目の客がやってきた。
「ご・ね・え・さ・まー!!! 『環』が来ましたわ!」
前言撤回。これは客じゃない。
だってわたしに抱き着くためにブースに入り込もうとしてんだもん。
「関係者以外ブースに入らないよーに。
ほら出た出た。そんで何しに来たの?」
「あら私がバザールに参加したらおかしいですか?」
「おかしくはないけど……」
「こほん。
店主、棚のそこからここまで、全部買いますわ」
青空天井のバザールだから棚なんてないが、ブースの端から端までと言う意味と取れば理解できる。
要するに全部くれだ。
「お一人一種につき一品まででお願いします」
「えー! 横暴です! 『環』は全部欲しいんですー!」
「あっなるほど。
ねえ月先生、ボクに一つずつ売ってください」
「いいよ、毎度~」
「『環』さん。いま買った月先生の【機能】を譲りますから、ボクの【機能】を買っていきませんか」
「もちろん全種類買いますわ!」
「ちょ転売は……」
「チッチ。月先生違います。これは転売ではありません。
だってボクは月先生の機能で代金は頂いていませんからね」
強かと言うべきだろうか、確かにそうだけども。
初めて売れた~と『愛』が嬉しそうなので、注意しにくい。だってこんな僻地なブースに押し込まれたのも、そもそもわたしの所為だしなぁ。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
唯一平民の悪役令嬢は吸血鬼な従者がお気に入りなのである。
彩世幻夜
ファンタジー
※ 2019年ファンタジー小説大賞 148 位! 読者の皆様、ありがとうございました!
裕福な商家の生まれながら身分は平民の悪役令嬢に転生したアンリが、ユニークスキル「クリエイト」を駆使してシナリオ改変に挑む、恋と冒険から始まる成り上がりの物語。
※2019年10月23日 完結
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】いせてつ 〜TS転生令嬢レティシアの異世界鉄道開拓記〜
O.T.I
ファンタジー
レティシア=モーリスは転生者である。
しかし、前世の鉄道オタク(乗り鉄)の記憶を持っているのに、この世界には鉄道が無いと絶望していた。
…無いんだったら私が作る!
そう決意する彼女は如何にして異世界に鉄道を普及させるのか、その半生を綴る。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる