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43:司るということ
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同じ手口でわたしの【機能】全種を五つ手に入れた『環』はホクホク顔を見せている。ちなみに五つの内訳はわたし以外のこの場のメンバー+自分の分+『秋』だ。『環』のやつ、恐れ多くも『能』神から脅し取ったのだ。
いやあ末恐ろしい妹だね。末っ子だけに。
「ねえ『環』、わたしのブースの売り子やらない?」
「むむむっ五姉さまのお店の番ですか、とても魅力的なお誘いですわね」
「報酬は、そうだな。そこにある【機能】を一つずつでどう?」
売れ残った【機能】全部と言いかけたが、そうするとこの子は品を売らずに客を追い返すに決まってる。
「私が売り子をやっている間、五姉さまはどちらにいらっしゃるのです?」
「少し離れたところで待ってる」
本当は完全に離れる方が良いのだけど、それをすると『環』はきっとここを去るだろうし、この辺が折衷案だよねー
「……わかりました。五姉さまたってのお願いです。お受けいたしましょう」
「じゃあお願いね」
「はい! 『環』にお任せください!」
『秋』はブースが何とか見えるくらいの場所にテーブルを準備してくれた。紅茶とジャム、そしてお茶菓子付き。
ちなみに同席はしていない。
最初に勧めて座らせたら『環』から邪念のようなものが飛んできたから。放っておけば彼女は〝重力〟持ちなので念はやがて物理に変わるだろう。
わたしが離れると四つっきりの区画だけどバザールらしさが見えるようになった。
遠目にそれを見ていると
「羨ましいのですか?」
「まあそうだね。わたしはあのくらいの時期がとても短かったからさ」
「滅多に起きないことだと聞きましたよ」
「わたしもそう思ってたよ」
「今はそう思っていないと?」
「あれ、そういう風に聞こえた。勘違いさせちゃったかな。ごめんね」
嘘だ、いまは違うと確信している。
だけど彼にそれを伝える必要なんてない。
バザールの残り時間もあと二時間ほどとなった。見ていないけれど、完売しているブースもいくつか出ていることだろう。
立地もスタートも悪かったが『愛』のブースもあと二つ売れたら完売らしいしね。
うちを含めて三人は完売には程遠く、ここから完売はまず不可能だ。
品数多すぎたかな~と反省していると、『愛』のブースに表情を険しくした女神が怒鳴り込んできた。
「『秋』神、揉め事のようですよ」
「ええもちろん見ていましたが、すこし静観させてください。事情を知りたい」
この距離だ、止めに入るのはすぐにできる。
それよりも揉め事の理由を知っておきたい気持ちはよく分かる。
……のだけど。
「ダメですね。悪いけどわたしが行きます」
「ついていきます、いえ。ついて行かせてください」
血相を変えて乗り込んできた女神。それに遅れてのんびりやってきたのは、最近知り合ったばかりの第四位『処女』だった。
『処女』はわたしが現れると舌打ちを漏らした。対して乗り込んできた女神は真っ赤から真っ青に変わる。
「久しぶり、うちの『愛』に何か不手際でもあった?」
「お久しぶりね。その子、わたくしの眷属『誠実』に不良品の【機能】を売りつけたのよ。どういう頭の構造をしてるのかと思ったけれど、貴女を見て納得したわ」
「あっそ。納得したなら帰りなよ」
「っ!?
ねえ、貴女。〝愛〟をなんだと思ってるの」
『愛』は第四位『主』に睨まれて委縮している。
緊張を解すためというか、わたしは『愛』の肩に手を置いて、彼女に対抗すべく神力を送った。すると血の気を失っていた『愛』の顔に赤みが差した。
「ボクにとって愛は自由で永遠です」
「で、でも! そ、その相手が複数いるなんて不純だわ!
そんなの〝誠実〟じゃあない!」
あーこの子『誠実』だっけ。なんだか事情が分かったような気がするなぁ。
うちの『愛』は、浮気こそ死だが、本気なら何人でもOKと言う極端な世界観を持っている。無機質もOKほどぶっ飛んではいないが、普通として語れば〝ただ一人を永遠に愛す〟の方だろう。
『愛』が売った【機能】には当然〝愛〟の権能が使われているのだけど、彼女の世界観のまま、多数OKだったのだと思う。
それが『誠実』には許せなかったと……
ついでに『処女』も……
「ふふふっ寄り親が売女だから、汚らわしいハーレムのような思想を持つのですわ。貴女の眷属の店だと知っていたなら、最初から足は運ばなかったと言うのに」
「ボクはともかく、月先生まで馬鹿にしないでください!」
「よく言ったわ『愛』! さすがは私の妹弟子ですの!
『処女』神、あなたは今日から私の敵ですわ!」
「『権』にさえなっていない下神が吠えるな!」
『処女』の圧が増した。『環』は一瞬耐えたが、すぐに膝を屈する。
「はいそこまで。『処女』やり過ぎ」
こちらも圧を高めて相殺して消してやった。難なく消された『処女』は悔しそうに顔をしかめ、『誠実』の方はわたしを見て震え始めた。寄り親が簡単に負けるとこ見たんだからこれは仕方ないだろう。
「あろうことかこのわたくし、第四位『処女』に喧嘩を売ったのよ!
態度を改めさせるのは当然だわ!」
「あーもう。処女処女煩いなぁ。
そもそもさ、豊穣や欲望、それから安産なんて神以外、女神だったら大体処女に決まってんじゃん。それを偉そうに権能なんかにして、恥ずかしくないの?」
左の方で『豊穣』ちゃんが『あたしは違う~』と首を振っている。風評被害みたいになっちゃったね、ごめんね。
「な、なにを馬鹿なことをっ!?
司るものと結果的に処女では意味合いが違いますのよ? だってわたくしは権能を持っているのですもの」
おおぅめっちゃ動揺してんだけど、煽ったこっちがびっくりだよ。
権能ねぇ……
えーと〝処女〟の権能は【純愛・貞節】だったっけ? 幸い〝純愛〟ならば『愛』が持っている。
当人には劣ると言うから創ろうとも思わなかったけれど、眷属の権能は自由に使えるってのは以前三姉さまから聞いている。
今回が初体験、失敗したら恥ずかしいから基礎も基礎のやつ。そしてうちの『愛』なら絶対に創らないだろう、〝ただ一人を愛したものに加護を与える〟だけの【機能】を創ってやった。
「ほらこれでいーい? 諍いの原因はこれで解決ね」
「は? え? それは……」
「〝純愛〟の権能だけど。あれぇ~もしかして存在意義見失っちゃった?」
煽り口調で言ってやったら、ほんとうに『処女』の姿が揺らぎ始めた。
えっなんで!?
いやあ末恐ろしい妹だね。末っ子だけに。
「ねえ『環』、わたしのブースの売り子やらない?」
「むむむっ五姉さまのお店の番ですか、とても魅力的なお誘いですわね」
「報酬は、そうだな。そこにある【機能】を一つずつでどう?」
売れ残った【機能】全部と言いかけたが、そうするとこの子は品を売らずに客を追い返すに決まってる。
「私が売り子をやっている間、五姉さまはどちらにいらっしゃるのです?」
「少し離れたところで待ってる」
本当は完全に離れる方が良いのだけど、それをすると『環』はきっとここを去るだろうし、この辺が折衷案だよねー
「……わかりました。五姉さまたってのお願いです。お受けいたしましょう」
「じゃあお願いね」
「はい! 『環』にお任せください!」
『秋』はブースが何とか見えるくらいの場所にテーブルを準備してくれた。紅茶とジャム、そしてお茶菓子付き。
ちなみに同席はしていない。
最初に勧めて座らせたら『環』から邪念のようなものが飛んできたから。放っておけば彼女は〝重力〟持ちなので念はやがて物理に変わるだろう。
わたしが離れると四つっきりの区画だけどバザールらしさが見えるようになった。
遠目にそれを見ていると
「羨ましいのですか?」
「まあそうだね。わたしはあのくらいの時期がとても短かったからさ」
「滅多に起きないことだと聞きましたよ」
「わたしもそう思ってたよ」
「今はそう思っていないと?」
「あれ、そういう風に聞こえた。勘違いさせちゃったかな。ごめんね」
嘘だ、いまは違うと確信している。
だけど彼にそれを伝える必要なんてない。
バザールの残り時間もあと二時間ほどとなった。見ていないけれど、完売しているブースもいくつか出ていることだろう。
立地もスタートも悪かったが『愛』のブースもあと二つ売れたら完売らしいしね。
うちを含めて三人は完売には程遠く、ここから完売はまず不可能だ。
品数多すぎたかな~と反省していると、『愛』のブースに表情を険しくした女神が怒鳴り込んできた。
「『秋』神、揉め事のようですよ」
「ええもちろん見ていましたが、すこし静観させてください。事情を知りたい」
この距離だ、止めに入るのはすぐにできる。
それよりも揉め事の理由を知っておきたい気持ちはよく分かる。
……のだけど。
「ダメですね。悪いけどわたしが行きます」
「ついていきます、いえ。ついて行かせてください」
血相を変えて乗り込んできた女神。それに遅れてのんびりやってきたのは、最近知り合ったばかりの第四位『処女』だった。
『処女』はわたしが現れると舌打ちを漏らした。対して乗り込んできた女神は真っ赤から真っ青に変わる。
「久しぶり、うちの『愛』に何か不手際でもあった?」
「お久しぶりね。その子、わたくしの眷属『誠実』に不良品の【機能】を売りつけたのよ。どういう頭の構造をしてるのかと思ったけれど、貴女を見て納得したわ」
「あっそ。納得したなら帰りなよ」
「っ!?
ねえ、貴女。〝愛〟をなんだと思ってるの」
『愛』は第四位『主』に睨まれて委縮している。
緊張を解すためというか、わたしは『愛』の肩に手を置いて、彼女に対抗すべく神力を送った。すると血の気を失っていた『愛』の顔に赤みが差した。
「ボクにとって愛は自由で永遠です」
「で、でも! そ、その相手が複数いるなんて不純だわ!
そんなの〝誠実〟じゃあない!」
あーこの子『誠実』だっけ。なんだか事情が分かったような気がするなぁ。
うちの『愛』は、浮気こそ死だが、本気なら何人でもOKと言う極端な世界観を持っている。無機質もOKほどぶっ飛んではいないが、普通として語れば〝ただ一人を永遠に愛す〟の方だろう。
『愛』が売った【機能】には当然〝愛〟の権能が使われているのだけど、彼女の世界観のまま、多数OKだったのだと思う。
それが『誠実』には許せなかったと……
ついでに『処女』も……
「ふふふっ寄り親が売女だから、汚らわしいハーレムのような思想を持つのですわ。貴女の眷属の店だと知っていたなら、最初から足は運ばなかったと言うのに」
「ボクはともかく、月先生まで馬鹿にしないでください!」
「よく言ったわ『愛』! さすがは私の妹弟子ですの!
『処女』神、あなたは今日から私の敵ですわ!」
「『権』にさえなっていない下神が吠えるな!」
『処女』の圧が増した。『環』は一瞬耐えたが、すぐに膝を屈する。
「はいそこまで。『処女』やり過ぎ」
こちらも圧を高めて相殺して消してやった。難なく消された『処女』は悔しそうに顔をしかめ、『誠実』の方はわたしを見て震え始めた。寄り親が簡単に負けるとこ見たんだからこれは仕方ないだろう。
「あろうことかこのわたくし、第四位『処女』に喧嘩を売ったのよ!
態度を改めさせるのは当然だわ!」
「あーもう。処女処女煩いなぁ。
そもそもさ、豊穣や欲望、それから安産なんて神以外、女神だったら大体処女に決まってんじゃん。それを偉そうに権能なんかにして、恥ずかしくないの?」
左の方で『豊穣』ちゃんが『あたしは違う~』と首を振っている。風評被害みたいになっちゃったね、ごめんね。
「な、なにを馬鹿なことをっ!?
司るものと結果的に処女では意味合いが違いますのよ? だってわたくしは権能を持っているのですもの」
おおぅめっちゃ動揺してんだけど、煽ったこっちがびっくりだよ。
権能ねぇ……
えーと〝処女〟の権能は【純愛・貞節】だったっけ? 幸い〝純愛〟ならば『愛』が持っている。
当人には劣ると言うから創ろうとも思わなかったけれど、眷属の権能は自由に使えるってのは以前三姉さまから聞いている。
今回が初体験、失敗したら恥ずかしいから基礎も基礎のやつ。そしてうちの『愛』なら絶対に創らないだろう、〝ただ一人を愛したものに加護を与える〟だけの【機能】を創ってやった。
「ほらこれでいーい? 諍いの原因はこれで解決ね」
「は? え? それは……」
「〝純愛〟の権能だけど。あれぇ~もしかして存在意義見失っちゃった?」
煽り口調で言ってやったら、ほんとうに『処女』の姿が揺らぎ始めた。
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