雨の橋守

あなたは「雨」が好きですか?

祖父の幼馴染が営む骨董屋の従業員として働く晴一。
晴一には秘密がある。

彼は代々家の裏にある小さな石橋を守る役目を負っている。
その橋はとても小さく、古く、粗末なもので人は利用しない。
利用するのは橋の向こうの世界から来る『雨の名を持つ妖たち』

彼らは時に人々に恵みをもたらすが、時に厄災をももたらす。

故に妖から人の世界を守る為、橋守として雨と対峙してきた。
雨を見、話すことができる以外、普通の人と変わらない晴一だが、そんな彼を手助けするのは彼に仕える『刀』、名を魁という。

有事の時は見事な日本刀に姿を変えるが、普段は人の姿をし、顔かたちを変えてのコスプレを楽しむ晴一の唯一の家族だった。

晴一の秘密を知っているのは祖父の幼馴染たちだけ。
彼が密かに想いを寄せるのは呉服屋の孫娘、柚菜。
でも彼女は秘密を知らず、晴一もまた秘密があるせいで告白どころか普通の人と接することにも臆病だった。

これはそんな晴一の成長物語。

※ 「宿雨」の本来の読みは「しゅくう」です。「やどりめ」は作者が勝手につけました。
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