俺のスパダリはギャップがすごい 〜いつも爽やかスパダリが豹変すると… 〜

葉月

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俺のスパダリはギャップがすごい ー立花蓮sideー

蓮の気持ち ⑦

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「でも、こうやって蓮が自分の気持ちをぶつけてくれるの、俺は凄く嬉しいよ」
真司が優しく蓮を見つめる。
「今だけだよ…絶対、そのうち重いってなっていく…」

ずっとこんなままの俺だと…

俯いたままだが、表情は一変、悲しそうな顔になる。

「ならない」
「なる」
「ならない」
「なる」
蓮は深刻な顔をしていたが、少し黙っていた真司が楽しそうに声を出して笑った。
「なんでまた笑うんだよ」
あまりに真司が笑うので、蓮が拗ねたように真司を見た。
「だって、俺がいってるセリフって、どちらかと言えばイケメンの蓮が言うのがしっくりくるセリフじゃないか?」
「?」
「お互い、重たくなる。ならないって言い合いして…」
「それは…」
「俺は見た目も、仕事も平凡で、蓮はなんでも完璧じゃないか。どちらかと言えば、そういう心配をするのは俺の方だと思うよ」
「‼︎そんな事…」

そんな事ない‼︎

蓮は言いかけた時、
「あるよ。蓮は俺から離れていくのか?」
「‼︎絶対にない」

あるはずないじゃないか‼︎
そんな事あるなら、こんなに悩まないし悲しくも辛くもない。
真司から離れるなんて…
そんな事あるわけないじゃないか‼︎

「よかった。じゃあ、大丈夫。俺は蓮から離れる気はないからな」
悪戯っぽく真司が笑い、蓮を強く抱きしめた。
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