ふしぎな国で血みどろの君と出会った

「バッドエンド? 君は今から始まるんだよ?」

 白藍の清楚な服、カスタード色に染まった髪、全てを見透かすように澄んだ瞳。そして口角を歪ませて囁いた少女は、死にゆく少年に名を明かさない。彼女は親切のつもりで少年に二度の生涯を与えたのだ。
 しかし少年の行き着いた先は、思い描いた『不可思議な国』とは似て非なる世界だった。その証拠に、外套を血で赤黒く汚し傷んだ布切れを首に巻いた異様な風貌の少女が目の前に立っている。
 その姿に圧倒されながらも恐る恐る名前を尋ねた。すると彼女は冷たくこもった声で答えた。

「赤ずきん。そう呼ばれている」

※ 本編は3話からとなっております!
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