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暗雲たちこめる王国と公国
証拠
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「………そして、そのまさかだよ。」
「奴のせいで、余と兄は、互いに疑心暗鬼に陥ってたのか。」
「……俺が幽鬼に堕ちたのは、奴の奸計だったのか。」
「うそ、よね?……まさかあの人が?」
思い思いの言葉が、この場にて吐かれる。
メタルバトラーは、一つの謀が閃いた。
「……なぁ、このままやられっぱなしだと、シャクだから一つ返してやろうか。」
メタルバトラーは、一つ献策をする。
「……成る程な。余興としては、なかなか面白い話だ。余も少しは楽しめる。」
「フン。貴様の話が真実なら、この俺も面白く無い。乗ってやる。」
「でも、シン?証拠は?」
すると、神ちゃんコールが掛かってきた。
『証拠なら、彼の者の本棚、上から2番目の左から3冊目の本。中は空洞で密書が入っている。彼が居ないうちに接収する事を薦める。今は家で寝ているうちに。』
これが
(神ちゃんの愛ある過保護)
の効果の一つ。
ある程度の情報の提供等が、備わったスキル……らしい。
その情報を少し有耶無耶にした様に提示する。
そして、この場の皆で、奴の書斎をあさり、シンが発見した様にする。
「……成る程。ここまでとはな。王族に対し、見事な裏切りよな。」
サイの顔に怒りの表情が浮かぶ。
サラも文面を読み、驚愕の色を隠せない。
「幸運なのか、奴がマヌケなのかは解らんが、証拠が出てきたのは確かだな。奴の几帳面さが仇となった訳だ。」
クォーロストも謀られた怒りを滲ませる。
「とりあえず、早馬を出し、軍勢を引き揚げさせよう。当然、偽の情報で。」
一同は頭をコクリと縦に動かした。
「すると適任者はロベルタか。早速、手配するとしようか。」
「奴のせいで、余と兄は、互いに疑心暗鬼に陥ってたのか。」
「……俺が幽鬼に堕ちたのは、奴の奸計だったのか。」
「うそ、よね?……まさかあの人が?」
思い思いの言葉が、この場にて吐かれる。
メタルバトラーは、一つの謀が閃いた。
「……なぁ、このままやられっぱなしだと、シャクだから一つ返してやろうか。」
メタルバトラーは、一つ献策をする。
「……成る程な。余興としては、なかなか面白い話だ。余も少しは楽しめる。」
「フン。貴様の話が真実なら、この俺も面白く無い。乗ってやる。」
「でも、シン?証拠は?」
すると、神ちゃんコールが掛かってきた。
『証拠なら、彼の者の本棚、上から2番目の左から3冊目の本。中は空洞で密書が入っている。彼が居ないうちに接収する事を薦める。今は家で寝ているうちに。』
これが
(神ちゃんの愛ある過保護)
の効果の一つ。
ある程度の情報の提供等が、備わったスキル……らしい。
その情報を少し有耶無耶にした様に提示する。
そして、この場の皆で、奴の書斎をあさり、シンが発見した様にする。
「……成る程。ここまでとはな。王族に対し、見事な裏切りよな。」
サイの顔に怒りの表情が浮かぶ。
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「幸運なのか、奴がマヌケなのかは解らんが、証拠が出てきたのは確かだな。奴の几帳面さが仇となった訳だ。」
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「とりあえず、早馬を出し、軍勢を引き揚げさせよう。当然、偽の情報で。」
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「すると適任者はロベルタか。早速、手配するとしようか。」
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