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一時の平和な日常
平穏?
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シンは皇都に戻り、対策室のベランダにて兵士達の訓練風景を見ながら、ぼへぇっとしていた。
そして、何故かシンの傍らにマッパー・ダーカーが居た。
何故に斯様な蒸さ苦しい奴が居るのか。
シンはウンザリした様子で、何度も「何故、ここに居るんだ?」と問い掛けても、
「神の思し召しである。」
としか答えない。
街に繰り出そうにも、必ず付いて来る為、変質者が常に纏わり付いて来ると言う、かなり迷惑なオマケである。
その仏頂面と無愛想は、アーノルドンと良い勝負である。
神の思し召し…………だと?
どうしてコウナッタ?
かみ、カミ、神?
「おーまーえーかー!」
すると、アーシュライトが実体化して顕現する。
『テヘペロ』
この幼神、いや妖神めっ!
すると、マッパーがアーシュライトに向かい片膝を付き、一礼をする。
「これは、闘神アーシュライト様。お告げのとおりで御座いました。シン様はアーシュライト様の後継者として相応しき…………」
えっ?
今、なんとおっしゃりましたか?
『うむうむ、シンの強さは、これからも伸びるぞ?何せ、我の夫となるべき者だからな!』
ハイ?ハイハイ?
何かトンでも発言があったぞ?
神様からの口から。
そこに、バーーーン!!
と勢い有り余る、否、破壊力溢れんばかりの開け方で、乱入する者が現れた。
「な、なな、シン!その幼女と、けけ、結婚!?」
「は、犯罪ッス!鬼畜ッス
!外道ッス!!」
サラとリーチェである。
その表情は、まるで俺を犯罪者として見る目に酷似していた。
いや、だから違うんだってば。
『ほほう?我の子孫に、その従者か?よーく聴け!我こそは、闘神アーシュリー・アーシュライトであるぞ!汝等の始祖である!』
やはり無い無念を反らして、声高らかに宣言する。
「知りません!始祖だか神だか知りませんが、シンは渡しません!」
「そーッスよ!シン様はアタイのご主人様ッス!」
バチバチ!
3人?の視線がぶつかり合い火花を散らす。
「……えーっと、みんな仲良くね?」
俺の言葉にウンウンと頷くマッパー。
格好は犯罪チックだが、いい奴……
『……ほぉ~?マッパーよ、汝は我と敵対する気か?』
ギロリと睨まれ、マッパーは
「我々は神の御心のままに!」
マッパー、あっさりと裏切ったーーっ!?
そして、何故かシンの傍らにマッパー・ダーカーが居た。
何故に斯様な蒸さ苦しい奴が居るのか。
シンはウンザリした様子で、何度も「何故、ここに居るんだ?」と問い掛けても、
「神の思し召しである。」
としか答えない。
街に繰り出そうにも、必ず付いて来る為、変質者が常に纏わり付いて来ると言う、かなり迷惑なオマケである。
その仏頂面と無愛想は、アーノルドンと良い勝負である。
神の思し召し…………だと?
どうしてコウナッタ?
かみ、カミ、神?
「おーまーえーかー!」
すると、アーシュライトが実体化して顕現する。
『テヘペロ』
この幼神、いや妖神めっ!
すると、マッパーがアーシュライトに向かい片膝を付き、一礼をする。
「これは、闘神アーシュライト様。お告げのとおりで御座いました。シン様はアーシュライト様の後継者として相応しき…………」
えっ?
今、なんとおっしゃりましたか?
『うむうむ、シンの強さは、これからも伸びるぞ?何せ、我の夫となるべき者だからな!』
ハイ?ハイハイ?
何かトンでも発言があったぞ?
神様からの口から。
そこに、バーーーン!!
と勢い有り余る、否、破壊力溢れんばかりの開け方で、乱入する者が現れた。
「な、なな、シン!その幼女と、けけ、結婚!?」
「は、犯罪ッス!鬼畜ッス
!外道ッス!!」
サラとリーチェである。
その表情は、まるで俺を犯罪者として見る目に酷似していた。
いや、だから違うんだってば。
『ほほう?我の子孫に、その従者か?よーく聴け!我こそは、闘神アーシュリー・アーシュライトであるぞ!汝等の始祖である!』
やはり無い無念を反らして、声高らかに宣言する。
「知りません!始祖だか神だか知りませんが、シンは渡しません!」
「そーッスよ!シン様はアタイのご主人様ッス!」
バチバチ!
3人?の視線がぶつかり合い火花を散らす。
「……えーっと、みんな仲良くね?」
俺の言葉にウンウンと頷くマッパー。
格好は犯罪チックだが、いい奴……
『……ほぉ~?マッパーよ、汝は我と敵対する気か?』
ギロリと睨まれ、マッパーは
「我々は神の御心のままに!」
マッパー、あっさりと裏切ったーーっ!?
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