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序章
創世と、はじまり。
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遥か太古、世界は無であった。
何も無い空間に、突如、顕現せし、漆黒の龍。
龍は、星々を産み出す。
されど、星は語りかけず。
龍は孤独であった。
故に一つの星に舞い降り、空を創り、海
を創り、大地を創った。
自然を創り、動物を創った。
されど、万物は語りかけず。
最後には、人類を創造した。
優しき龍は、知識を授け、知恵を授け、言葉と文明と文化を与えた。
優しき永い時間が続くと、思われた。
龍は恋をした。
ある人間の若者に。
若者は、龍に優しくした。
まるで、友人?
いや、恋人のように。
番(つがい)の約束までして。
だが、若者は、別な人間に惹かれて、龍をおいて消えた。
龍は泣いた。
自分は裏切られて捨てられたのだ、と。
その悲しみの淵にいる、龍の中に黒い霧が入り込む。
その瞬間、龍は雄叫びをあげた。
怒りが湧いたのだ。
龍は空を駆けた。
かつて愛した、若者の気配をたどり、ある街へ辿り着く。
若者は龍の姿を見るなり畏れた。
逃げようとした瞬間、龍は炎を吐き、若者だけではなく、街の全てを焼いた。
『全てを破壊しろ』
黒い声が龍の心を掻き乱し惑わす。
しかし、そこに泣きながら歩く幼い男の子が。
匂いから、あやつの親族か?
いっそ焼いてやろうか?
食ってやろうか?
憎い!
憎い!
憎悪が龍の胸中を巡る。
その時
『とおーさーん!かあーさーん!みんなー‼️どこー‼️』
泣きじゃくってた。
しかし、少年は、倒れた。
無理もないこのこと灼熱地獄の炎の中を長い時間を彷徨っていたのだ。
何故、何故、なぜなんだろうか?
龍はこの子見て、涙が溢れてきた。
その瞬間、龍の体から黒い霧が出ていき霧散した。
この子が愛おしい。
そして、龍は燃え盛る街を見て、激しく後悔をした。
何という事をしてしまったのか?
この子の故郷を、家族を、知人を、思い出すら全てを焼き払ってしまったのだ。
せめて、この子が幸せに暮らせる、そんな場所へ。
龍は奇跡を使い、自らを気を失っている少年の内部に封印。少年の身体が光、宙に浮かぶ。
そして、別の街へと飛んでいった。
何も無い空間に、突如、顕現せし、漆黒の龍。
龍は、星々を産み出す。
されど、星は語りかけず。
龍は孤独であった。
故に一つの星に舞い降り、空を創り、海
を創り、大地を創った。
自然を創り、動物を創った。
されど、万物は語りかけず。
最後には、人類を創造した。
優しき龍は、知識を授け、知恵を授け、言葉と文明と文化を与えた。
優しき永い時間が続くと、思われた。
龍は恋をした。
ある人間の若者に。
若者は、龍に優しくした。
まるで、友人?
いや、恋人のように。
番(つがい)の約束までして。
だが、若者は、別な人間に惹かれて、龍をおいて消えた。
龍は泣いた。
自分は裏切られて捨てられたのだ、と。
その悲しみの淵にいる、龍の中に黒い霧が入り込む。
その瞬間、龍は雄叫びをあげた。
怒りが湧いたのだ。
龍は空を駆けた。
かつて愛した、若者の気配をたどり、ある街へ辿り着く。
若者は龍の姿を見るなり畏れた。
逃げようとした瞬間、龍は炎を吐き、若者だけではなく、街の全てを焼いた。
『全てを破壊しろ』
黒い声が龍の心を掻き乱し惑わす。
しかし、そこに泣きながら歩く幼い男の子が。
匂いから、あやつの親族か?
いっそ焼いてやろうか?
食ってやろうか?
憎い!
憎い!
憎悪が龍の胸中を巡る。
その時
『とおーさーん!かあーさーん!みんなー‼️どこー‼️』
泣きじゃくってた。
しかし、少年は、倒れた。
無理もないこのこと灼熱地獄の炎の中を長い時間を彷徨っていたのだ。
何故、何故、なぜなんだろうか?
龍はこの子見て、涙が溢れてきた。
その瞬間、龍の体から黒い霧が出ていき霧散した。
この子が愛おしい。
そして、龍は燃え盛る街を見て、激しく後悔をした。
何という事をしてしまったのか?
この子の故郷を、家族を、知人を、思い出すら全てを焼き払ってしまったのだ。
せめて、この子が幸せに暮らせる、そんな場所へ。
龍は奇跡を使い、自らを気を失っている少年の内部に封印。少年の身体が光、宙に浮かぶ。
そして、別の街へと飛んでいった。
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