265 / 272
閑話集 四季折々
晩秋の初恋(史上最強の××)3
しおりを挟む
フランシスが駆けつけた先では、衝撃的なシーンが繰り広げられていた。
王妃の筆頭補佐官であるイアル・ランバートが、マリーを後ろから羽交い締めにし、彼女から肘鉄を食らいながら、待ってくれ、行かないでくれ、話を聞いてくれ、俺が悪かったのなら謝る、と口説いていたのだ。
彼は確か、妻帯者であるはずである。それにそろそろ四十に近いはずだ。それが、自分の子供のような娘に手を出しているとは、騎士としても、男としても、到底許せる行為ではなかった。
そんなことよりも、なにより、彼女に無理強いをしている、その姿を見ただけで、彼は頭に血が上っていた。
「離せ!」
フランシスは突進した。ランバート補佐官の腕を取り、彼女から引き離そうとした。――が。
ふっとランバート補佐官が見えなくなったと思ったら、ふわっと体が浮き上がり、青い秋の空が見え、そして、背中から硬いものにぶつかる感触が襲ってきた。
何が起こったのかもよくわからなかった。腕を捻りあげられて取られたまま鳩尾に踵を捩じ込まれ、思わずうめき声が漏れる。
「何者だ」
鋭い殺気に全身を刺される。彼の背中に、どっと冷や汗がわきだした。
「お待ちください! 申し訳ありません! 哨戒中に女性の悲鳴を聞いて駆けつけました。それは新入りで、事情をよく知らないのです。どうかお許しを」
「なんだ、エルの部下か」
力強く腕を引っ張られ、起き上がらされた。まだ泡を食って頭の芯がどことなくぼんやりしており、自分の力というよりは、補佐官の力で、真っ直ぐに立つ形にされる。フランシスは背も高くがっしりした身体つきにしっかりと筋肉をつけており、体重は重いはずだった。それをこともなげに扱う膂力に、彼は驚いた。
「私の監督不行き届きです。申し訳ありません」
声のした方を見れば、副隊長が頭を下げている。
でも、この男が彼女に不埒な真似をしていたからだろう!? 何を頭を下げる理由がある!?
フランシスはいきり立って、目つきを鋭くした。
のだが。
「いや。私もつい、妻がいたものだから、警戒してしまった」
「えっ!?」
妻!?
「ランバート王妃筆頭補佐官殿と、その奥方マリー殿だ」
副隊長もフランシスに言い聞かせるように繰り返した。
言われてみれば、確かに補佐官は彼女を背に庇っていた。どうやら彼の方こそ、暴漢か何かと思われたらしい。
その背から、ひょこっと彼女の顔が現れた。やはりあどけなく可愛いらしい顔をしている。
「あら、あなた、この間はお世話になりました」
フランシスに惜しげなく向けられた、にっこりとした表情は、やはりどう見ても十七、八の少女にしか見えない。
だが、補佐官の奥方といえば、王の御子たちの乳母でもある。確か、王妃とは幼馴染で同い年のはずだった。
そして、王妃陛下は、御歳三十五であらせられる。
「えええっ!?」
嘘だ。この人が三十五歳なんて、嘘に決まっている!
「なんだ、これと知り合いなのか」
補佐官から、冷やりとした殺気が流れてきた。フランシスは本能的に身をすくめた。穏やかそうな容貌をしているが、さっきの身のこなしといい、膂力といい、この殺気といい、ただ者ではない。
というより、いつでも王妃に影のように付き従って戦場を駆け巡った武勇伝は有名で、それが嘘でもなんでもないことを、フランシスは身を持って感じたのだった。
しかし、そんな補佐官に向かって、彼女はつんけんと言い放った。
「あなたには関係ありません」
「俺たちは夫婦だ。関係なくないだろう」
「誰が夫婦ですか。私たち離婚しました。ええ、今度こそきれいさっぱり、縁を切りましたとも!」
「マリー!」
補佐官は慌てた顔で、彼女の両腕をしっかりと捕まえた。その手を、彼女は難なくはずす。
「俺が悪かった。謝る。だから、機嫌をなおしてくれ」
補佐官は、またもや彼女を捕まえようとして振り払われながら、懇願した。
「じゃあ、何が悪かったか、何を謝っているのか教えてちょうだい」
「それは」
補佐官は言葉につまった。心当たりがありすぎるのか、なさすぎるのか、手堅く切れ者と噂の彼が、たじたじだった。
「そんなデリカシーの欠けた男は嫌い! 離してちょうだい!」
「マリー、教えてくれ、俺の何が悪かった。必ず反省して直すから、頼むから教えてくれ」
「しつこい男なんて、サイテーよ!」
スカートの裾がひらめき、補佐官の向こう脛に蹴りが入る。
あれは痛い。涙が出るほど痛い。
案の定、補佐官は心持ち身を屈め、苦しそうな声を出した。
「マリー、愛してる。離婚なんて言わないでくれ」
「私が愛してるのはソランです! 次は子供たち! あんたなんか、下から数えて何番目だから!」
「マリー!」
補佐官が悲痛に叫ぶのを、フランシスは唖然として見ていた。
その腕をエルドシーラが掴み、元のコースへと引っ張っていく。
彼は怒鳴り声と叫び声が聞こえるたびに振り返りたい衝動を抑え、おとなしく先輩に従ったのだった。
「いや、なんだ、その、そういうわけだ」
夫婦喧嘩の声が聞こえなくなった所で、ぼそりとエルドシーラが言った。
「……はい」
フランシスも、呆然としながら、ぽつりと答えた。
それ以外、答えようがなかった。
なぜなら。
あの強烈な肘鉄。鋭い蹴り。話しながら補佐官の手を振り払う、流れるような組み手の攻防。それらはどれも、彼女の噂を裏付けるものだった。
マリー・ランバート。王妃命の、史上最強と称えられる乳母殿。
第一王子を狙った刺客三人を、ものの数秒で始末したと言われている女性だ。
しかも、『王妃の花園』の中心人物でもある。
補佐官相手に一歩も引かない、いや、むしろ完全に尻に敷いている姿に、フランシスは圧倒されてしまっていた。
とても彼の手に負えるような女性とは思えなかった。
「あー、どうだ、業務が終わったら、飲みに行くか。奢るぞ」
「……はい。ありがとうございます」
フランシスは、なんだか急に秋風が身と心に沁みて、魂の抜けた顔で、高い空を見上げたのだった。
こうして彼の初恋は、終わりを告げたのだった。
王妃の筆頭補佐官であるイアル・ランバートが、マリーを後ろから羽交い締めにし、彼女から肘鉄を食らいながら、待ってくれ、行かないでくれ、話を聞いてくれ、俺が悪かったのなら謝る、と口説いていたのだ。
彼は確か、妻帯者であるはずである。それにそろそろ四十に近いはずだ。それが、自分の子供のような娘に手を出しているとは、騎士としても、男としても、到底許せる行為ではなかった。
そんなことよりも、なにより、彼女に無理強いをしている、その姿を見ただけで、彼は頭に血が上っていた。
「離せ!」
フランシスは突進した。ランバート補佐官の腕を取り、彼女から引き離そうとした。――が。
ふっとランバート補佐官が見えなくなったと思ったら、ふわっと体が浮き上がり、青い秋の空が見え、そして、背中から硬いものにぶつかる感触が襲ってきた。
何が起こったのかもよくわからなかった。腕を捻りあげられて取られたまま鳩尾に踵を捩じ込まれ、思わずうめき声が漏れる。
「何者だ」
鋭い殺気に全身を刺される。彼の背中に、どっと冷や汗がわきだした。
「お待ちください! 申し訳ありません! 哨戒中に女性の悲鳴を聞いて駆けつけました。それは新入りで、事情をよく知らないのです。どうかお許しを」
「なんだ、エルの部下か」
力強く腕を引っ張られ、起き上がらされた。まだ泡を食って頭の芯がどことなくぼんやりしており、自分の力というよりは、補佐官の力で、真っ直ぐに立つ形にされる。フランシスは背も高くがっしりした身体つきにしっかりと筋肉をつけており、体重は重いはずだった。それをこともなげに扱う膂力に、彼は驚いた。
「私の監督不行き届きです。申し訳ありません」
声のした方を見れば、副隊長が頭を下げている。
でも、この男が彼女に不埒な真似をしていたからだろう!? 何を頭を下げる理由がある!?
フランシスはいきり立って、目つきを鋭くした。
のだが。
「いや。私もつい、妻がいたものだから、警戒してしまった」
「えっ!?」
妻!?
「ランバート王妃筆頭補佐官殿と、その奥方マリー殿だ」
副隊長もフランシスに言い聞かせるように繰り返した。
言われてみれば、確かに補佐官は彼女を背に庇っていた。どうやら彼の方こそ、暴漢か何かと思われたらしい。
その背から、ひょこっと彼女の顔が現れた。やはりあどけなく可愛いらしい顔をしている。
「あら、あなた、この間はお世話になりました」
フランシスに惜しげなく向けられた、にっこりとした表情は、やはりどう見ても十七、八の少女にしか見えない。
だが、補佐官の奥方といえば、王の御子たちの乳母でもある。確か、王妃とは幼馴染で同い年のはずだった。
そして、王妃陛下は、御歳三十五であらせられる。
「えええっ!?」
嘘だ。この人が三十五歳なんて、嘘に決まっている!
「なんだ、これと知り合いなのか」
補佐官から、冷やりとした殺気が流れてきた。フランシスは本能的に身をすくめた。穏やかそうな容貌をしているが、さっきの身のこなしといい、膂力といい、この殺気といい、ただ者ではない。
というより、いつでも王妃に影のように付き従って戦場を駆け巡った武勇伝は有名で、それが嘘でもなんでもないことを、フランシスは身を持って感じたのだった。
しかし、そんな補佐官に向かって、彼女はつんけんと言い放った。
「あなたには関係ありません」
「俺たちは夫婦だ。関係なくないだろう」
「誰が夫婦ですか。私たち離婚しました。ええ、今度こそきれいさっぱり、縁を切りましたとも!」
「マリー!」
補佐官は慌てた顔で、彼女の両腕をしっかりと捕まえた。その手を、彼女は難なくはずす。
「俺が悪かった。謝る。だから、機嫌をなおしてくれ」
補佐官は、またもや彼女を捕まえようとして振り払われながら、懇願した。
「じゃあ、何が悪かったか、何を謝っているのか教えてちょうだい」
「それは」
補佐官は言葉につまった。心当たりがありすぎるのか、なさすぎるのか、手堅く切れ者と噂の彼が、たじたじだった。
「そんなデリカシーの欠けた男は嫌い! 離してちょうだい!」
「マリー、教えてくれ、俺の何が悪かった。必ず反省して直すから、頼むから教えてくれ」
「しつこい男なんて、サイテーよ!」
スカートの裾がひらめき、補佐官の向こう脛に蹴りが入る。
あれは痛い。涙が出るほど痛い。
案の定、補佐官は心持ち身を屈め、苦しそうな声を出した。
「マリー、愛してる。離婚なんて言わないでくれ」
「私が愛してるのはソランです! 次は子供たち! あんたなんか、下から数えて何番目だから!」
「マリー!」
補佐官が悲痛に叫ぶのを、フランシスは唖然として見ていた。
その腕をエルドシーラが掴み、元のコースへと引っ張っていく。
彼は怒鳴り声と叫び声が聞こえるたびに振り返りたい衝動を抑え、おとなしく先輩に従ったのだった。
「いや、なんだ、その、そういうわけだ」
夫婦喧嘩の声が聞こえなくなった所で、ぼそりとエルドシーラが言った。
「……はい」
フランシスも、呆然としながら、ぽつりと答えた。
それ以外、答えようがなかった。
なぜなら。
あの強烈な肘鉄。鋭い蹴り。話しながら補佐官の手を振り払う、流れるような組み手の攻防。それらはどれも、彼女の噂を裏付けるものだった。
マリー・ランバート。王妃命の、史上最強と称えられる乳母殿。
第一王子を狙った刺客三人を、ものの数秒で始末したと言われている女性だ。
しかも、『王妃の花園』の中心人物でもある。
補佐官相手に一歩も引かない、いや、むしろ完全に尻に敷いている姿に、フランシスは圧倒されてしまっていた。
とても彼の手に負えるような女性とは思えなかった。
「あー、どうだ、業務が終わったら、飲みに行くか。奢るぞ」
「……はい。ありがとうございます」
フランシスは、なんだか急に秋風が身と心に沁みて、魂の抜けた顔で、高い空を見上げたのだった。
こうして彼の初恋は、終わりを告げたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる