俺たちの関係に名前はない~複数に犯されるのが好きな1人のネコと3人のタチの恋模様

はむはむ

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第2章 回想編(トウマ視点)

第15話 2日目

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※エロなし

ユウキは、僕たちの中で精神的には一番タフなのかもしれない
失恋という痛手は負ったものの、オトコとして避けられない性的欲求を発散することで
逞しく失恋を乗り切ろうとしているようにも思えた

別荘に到着して、濃い1日が終わり
さすがにその日はそれぞれの寝室でゆっくり眠った

2日目の朝は、僕が作った朝食からのスタート
昨日持ち込まれた食材の中にあった食パンは、この避暑地にある有名店のものらしい
首都圏でもなかなかお目にかかれないような美味しさで
烏骨鶏の卵で作ったスクランブルエッグとともに、全員で舌鼓をうった

あんな衝撃的なことがあって、僕たちの関係はどうなるんだろうと
バスルームの一件までは心配していたけど
その後の、実に晴れ晴れとしたユウキの態度に
僕たちはまるで何もなかったかのようにビリヤードをしたり、卓球をしたりと
別荘の中で楽しく過ごした

夕方になり、風が涼しくなってきたころシゲルが窓を閉めた

「楽しいとあっという間だね」

カーテンをスッと引くと、横に座っていたユウキが僕の腕にそっと手を乗せた

「ねぇ、準備してきてもいい?」

僕を見る目は、さっきまでとは打って変わり、昨日の乱れまくったあの時の目になっていた

――――一瞬にして、この淫乱っぷり……

ユウキのことばかり言えない
この犯されることを恋焦がれるような紅潮した頬とトロリとした目を見て
僕の体も一瞬にして熱くなった

「今日は、準備も僕がしようか」

逆にユウキの腕を掴み、覗き込むように聞くと
目を大きく見開き、少し目を逸らしてから小さくうなづく

「じゃあ、一緒にバスルーム行こう
準備して、今日はベッドで二人に見られながらたくさん犯してあげる
それでいいな、二人とも」

「いいぜ」

即答したのはヨシユキで―――

――――僕はその時気付かなかったんだ
シゲルの変化に
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