初恋超特急!  ~逃げた姉を姉の婚約者と追いかけますが、この人がずっと好きでした~

婚約破棄を望む姉シルヴィアが、首を縦に振らない父に手紙を残して消えた。

「家名に泥を塗るわけにはいかん。内々に始末しなくては」
「では秘密探偵を雇うのですね!?」

悪いけど、私はちょっとウキウキしちゃう。
あの内気でおっとりした姉がこんな強硬手段に打って出るなんて、本当にびっくり。

「いいや。こんな恥を他人に晒すわけにはいかんのだ」
「じゃあどうするのよ」
「お前が連れ戻しなさい」

え、なんて?

「お前ならできる。頼む、ペトラ」

というわけで、私は逃げた姉を探して旅に出た。
そして、寝台列車で彼と遭遇してしまったのだ。

姉の婚約者ヘルマン伯爵ベルノルト・ゲディケ──私の、初恋の人。

「令嬢の一人旅とは感心しないな。お供しよう」
「え……あ、ありがとう……」

どうしよう。
どうすればいいの……!?
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